コムドットやまと、毎日投稿終了に至った理由「辞めちゃうなと思った」炎上騒動も振り返る＜「聖域」講演会レポート＞

やまと、初エッセイ「聖域」

やまと自身が本業の動画投稿をしながらも、合間を縫ってすべて書き下ろした同作。「YouTubeで日本を獲る」という大きな夢を叶える過程にいるやまとが、同じく何かを成し遂げたい人、あるいは道筋を見つけたい人、そのための自信を手に入れたい人…悩みながら生きるすべての人に向けて、自身の経験から得た生の言葉をつづっている。

今回の講演会は「やりたいことの見つけ方　”好きなことで生きていく”とは？」をテーマに開催。終盤ではリアル参加者との質疑応答コーナーも設けられた。

やまと、夢を叶える・持つために必要なこと

「夢」をテーマに執筆したという同作について語る場面では、夢を持つことが正義ではないとしつつも、夢を持ったほうが楽しいと語り「この本では見つけ方や叶え方について書かせていただきました」と回想。

そして、夢を持つためには「外に出ろ」「自分を知れ」というキーワードが重要だと語ったやまと。「外に出ろ」に関しては同じコーヒーショップで2年間働いたゆうまや、同じコンビニで8年間働いていたというあむぎりを「継続力はすごい」と称えつつ、「続けることで違和感や物足りなさを覚えたら外に出てみる、変えてみることが大事」と環境に変化をもたらすことも重要と説いた。

一方「自分を知れ」の部分に関しては「今は職業選択の自由がある時代で自由に好きなことができてしまう時代なので自己分析が必要」と他者とは異なる自分にしかない感覚を知る必要性を語り「僕が起業を目指したのはこの2つをやったからでこの2つを突き詰めるのがどれだけ重要なんじゃないかなと思います」と自身を例として示した。

また「僕たちコムドットを見てもらえばわかると思うんですけど」と切り出し、夢を叶えていく工程で大変なことはたくさんあると明かしつつ「夢を叶えるために必要なことはわかっているので、夢に向かって淡々と走っている」とただ目標を見据えてそれに向けてやるべきことをやっているだけと話した。

コムドット、週6投稿へシフトした理由「辞めちゃうなと思った」

また、努力の量とベクトルが重要であるというテーマでは、コムドットのYouTube活動においてベクトルに変化があったことを告白。2022年に入り週6回の投稿とした理由について「誰かが嫌気が差して辞めちゃうなと思った」とメンバーを考慮してのことだと打ち明けた。

ベクトルの変更＝変化があると批判の声もあがるというが「僕たちが見ているのは日本を獲ること、そのためのベクトル変更」と夢を叶えるための一手にすぎないと堂々と語っていた。

また、迷ったときには「心躍る方へ」とアドバイス。「毎日YouTubeやっていても疲れない。自分がやりたいことがあって、そこに向かって突き進んでいるときってありえないぐらい体力がみなぎってくる」と語り「せっかくだったらワクワクする方を選んだほうが良い」と夢を叶えるうえでの助言を行った。

やまと、炎上騒動から300万人突破を振り返る

講演会の最後には、夢を叶えていくうえでは失敗を恐れないで欲しい、と背中を押し「結局失敗したことって全部経験に変換できるんですよ」「経験も大事だし、失敗も大事」と持論を展開。

その例として、コムドットの炎上騒動を振り返り「僕たちがしてきた炎上も僕たちの不徳の致すところなんですけど、あんなの大したことない、関係ないっしょって突っぱねたりする人間だったら終わっていたと思う」と自ら反省し、自身の気持ちに正直に生きたからこそ、300万人登録者数を突破することもできたと胸を張った。

そして、「1番言いたい重要なことは自分の心の声を聞いてまっすぐに生きること」と語ったやまと。「聖域」に入ってくる＝夢をけなすような人物には「自分の気持ちに正直に跳ね返してやったら良いと思います」と力強く観客に語りかけた。

また講演会を振り返る場面では「かっこいいなっていうのを思ってしまって…。あまりにもビジュアルが良いと。やまと、この大観衆を前にしてもこのビジュアルかと」と冗談交じりに自らべた褒め。「横顔がすごいんですよ」とモニターに横顔を映すと拍手が巻き起こり、笑みを浮かべていた。（modelpress編集部）