「令和の虎」にひろゆき参戦 予定時刻に現れず「30回、40回電話した」

ひろゆき出演「特別編」が公開

『令和の虎』はYouTubeにて配信されているビジネス系リアリティ番組。
人気テレビ番組『マネーの虎』（日本テレビ系）よろしく、“虎”と呼ばれる5人の投資家が、“虎の子”であるゲストがおこなう事業計画のプレゼンテーションをもとに事業への出資をおこなうか否かを決定するという番組で、2022年1月までに220名の虎の子が登場しています。

そんな令和の虎公式YouTubeチャンネルにて今月10日、電子掲示板サイト「2ちゃんねる」開設者のひろゆきこと西村博之がゲストとして出演する“Tiger Funding特別編”をプレミア公開。
“論破王”の異名も持つひろゆきが、45分にわたる配信で志願者と熱い議論を繰り広げました。

“畳敷きのパチンコ店”実現めぐり議論白熱

通算224人目の虎の子としてこの日の特別編に出演したのは、職業“スロプロ”の「いこいP」氏。
老年男性をターゲットに、畳敷きの店内にレトロなパチンコ台やスロット台を設置した「健康パチンコゲームセンター」を開業するための資金として、番組に対して1400万円の投資を求めました。

前半ではビジネスモデルへの疑問を投げかけるひろゆきと、それに答える志願者との一対一の議論が白熱。「儲かるんだったらすでにやってるところがあると思うんですけど」「いこいPさんがやるとなんでお客さんがいっぱい来ると思うの？」といった“ひろゆき節”も炸裂し、番組中盤でMCの岩井が他の出演者に話題を振るまでは、ひろゆきの独壇場といった展開が続きます。
続く後半部分では、前半の議論を通じて全貌が明らかとなった志願者のビジネスモデルを、4人の虎たちがそれぞれの視点で批評する形となりました。

最終的にひろゆきは、志願者のプランが「趣味っていうのが強い」「利益を上げるのを目的としていない」との見方を示すと、「半分くらいのサイズのお店で（中略）金額を800万円くらいに抑えて」「他人のお金をあてにしないで作った方がいいんじゃないか」と結論。
他の虎からも志願者の熱量は高く評価される一方で、準備不足や志願者本人の経歴、マインドなどが懸念点となり、投資実現には至りませんでした。

舞台裏が明らかに

この配信翌日の11日には、岩井と3人の社長が撮影の舞台裏を赤裸々に振り返る「虎の楽屋トーク」が公開されています。

虎として出演した林尚弘は、「（ひろゆきが）めちゃくちゃ論破したらどうしようと思ったけど、めちゃくちゃ優しかったし」「論破するだけじゃなく対案も示してましたよね」と、事前の心配とは裏腹につつがなく終わった配信にホッとした様子。
クラブ「Nanae」でオーナーママを務める「唐沢菜々江」（登録者数14万人）も、林と同じような不安を抱えていたことを告白しつつ、撮影中に見せた人柄の良さに「素敵な方だなってすごく思いました」と振り返っています。

寝てるかも？慌てたスタッフが鬼電

MCの岩井も、改めてひろゆきの話を聞く中で「失礼ながら、本当に頭がいいなと思いましたね」と感心する様子を見せた一方で、「（撮影が）スタートするまでは大変でしたね…」と切り出すと、こんなエピソードも公開。

ひろゆきさんの前の配信が伸びて、実はちょっと時間が遅れたんですね。
（それを担当スタッフが）寝てらっしゃると思って、30回、40回電話したらしいんですよ。

その上にアクセスがうまくいかなかったんです。もうウチのスタッフに、この辺まで言葉が出かかってて…「お前ちゃんとやれや！」って。
でもいかん、いかんと思って…。

ひろゆきは遅刻魔としても知られるだけに、スタッフもやきもきしたようです。