夜のひと笑い、イタズラ動画に「パクり」疑惑 トータルテンボス藤田が「ネタの無断借用被害」を訴える

「これはもう確定」とパクリを確信

トータルテンボスは、世界進出を掲げたYouTubeチャンネル「トータルテンボスのSUSHI★BOYS」（同45万人）で、2017年から数々のイタズラ動画を配信。基本的にボケ担当の大村朋宏が仕掛け人となり、ツッコミの藤田憲右がターゲットとなります。

騒動の発端になったのは、6日に公開された「【マジギレ】Fujiyama、とあるYouTuberに物申す‼︎【SUSHI★BOYSの企画#226】」と題する動画。藤田が知り合いから「SUSHI★BOYSってドッキリの元ネタある？」と尋ねられたことがきっかけで、自分たちと同じような企画をやっているYouTuberの存在が発覚したのだそうです。

スタッフと共にネタを考案している大村によると、「俺たちはアイデアが浮かんだら同じことをやっている人がいないかまず見る」「（動画のアイデアは）ほぼオリジナル」とのこと。もし同じような企画になってしまった場合は、オリジナリティを加えたうえで、その相手の名前を出して「失礼のないようにしている」とのことです。

となると、相手が真似ている可能性が高くなります。藤田はそのYouTuberが「夜のひと笑い」であることを明かし、動画の一覧をチェックしてみると「これはもう確定だろ」とパクりを直感するような動画があったと告白しました。

問題の動画は、夜のひと笑いが2020年10月に投稿した「携帯無くしたと思ったらフランスパンの中に隠されてるドッキリ」。このネタは、2017年に「SUSHI★BOYS」で公開された「まさか!?ケータイ フランスパン【今日のいたずら#6】」で使われています。

芸人なら「ネタをパクるのは大罪」

ただ、この動画に関しては夜のひと笑いがコメント欄で「すしボーイズさんの動画です！！めちゃくちゃ面白いです」と元ネタを表記し、動画へのリンクも掲載していました。

これに藤田は「（SUSHI★BOYSの）表記が間違ってる」とツッコミを入れつつ、他にもネタが酷似している動画が大量にあると指摘。「絵の具を塗ったバスタオルで顔を拭かせる」「カレーうどんの麺を靴ひもにする」「リップの中身とノリを取り換える」「歯磨き粉の中身を白い絵の具にする」などの動画が該当し、それらは偶然似たとは思えない要素がある上に「SUSHI★BOYS」への言及がなかったとのことです。

藤田は「動画のコメントで『才能がすごい』とか『お笑いのセンスが最高すぎる』とかあって…」と憤り、まるで夜のひと笑いが独自に考えたアイデアであるかのように視聴者から認識されていることを憂いました。

大村は「本家と分家みたいなもの」「リスペクトしてくれてるんでしょ」と余裕を見せようとしますが、動画の再生数は夜のひと笑いの圧勝。藤田は「SUSHI★BOYSが夜のひと笑いをパクっている」と誤解される可能性が生じると訴え、YouTuberの世界に対して「倫理観とかないの？」「芸人の中だとネタをパクるって大罪」とこぼしました。

「元ネタへの言及」を求める大人の対応

それでも、大村は大人の態度を崩さずに「共存共栄しませんか。『SUSHI★BOYSさんから拝借しました』とひと言あれば全然問題ないので」と、呼びかけています。

ただ、藤田は気持ちが収まらないようで、イタズラを考えて大変な準備もしている大村やスタッフの苦労を思うと「（簡単にパクられるのは）悲しい」とのこと。登録者数も再生数も下回っている自分たちからネタをパクるのは「いじめだぜ」とも訴えました。

最後に大村は「これを見たウチのチャンネルの視聴者があちらに攻撃…みたいなのはいらない」「（夜のひと笑いと）仲良くしたいくらい」と、冷静な反応をファンに求めています。