工藤美桜 撮影/荻原大志

特撮美女・工藤美桜が語るグラビア挑戦「恥ずかしさのあまり、Tシャツに手をかけてから動けなく」

2021.11.25 17:10
提供:ENTAME next

『仮面ライダーゴースト』『魔進戦隊キラメイジャー』、そして『TOKYO MER~走る緊急救命室~』と近年目覚ましい活躍を見せている工藤美桜。現在、女優・モデル・グラビアの“三刀流”で活躍する彼女が、11月25日に初の写真集『KIMINOMIO』を発売する。芸能活動12年目、そして本格的なグラビアデビューから約1年半の集大成的な作品となった今作について、そして彼女の女優人生を育んだ大切な「ニチアサ」という存在についての想いを存分に語ってもらった。(前中後編の前編)

──芸能活動12年目での初の写真集、発売おめでとうございます! こうして自分の名前を冠した作品が発売されることへの、今の率直な感想をお伺いできますか?

工藤 簡単に言ってしまうと、すごい、メチャメチャ、とても嬉しい(笑)。小学4年生の頃にキッズモデルとしてスタートして以来、ずっと「いつか自分の写真集を出したい」と思ってきたんですよ。『魔進戦隊キラメイジャー』のチームのみんなが写真集を相次いで発売していく中で私だけ出せていなくて……。「みんなスゴイなあ!」と嬉しく思う一方、悔しい気持ちもあったんです。なので、こうして長年の夢が今叶うのは本当に何度も言いますが嬉しいという言葉しかなくて。でもそれは自分の力だけでなく、周りの方の支えや応援があってのもので、すごく感謝しています。

──撮影はいかがでしたか?

工藤 いやぁ~、今思い出してもすごく楽しい撮影でした! 今作は昨年4月のグラビアデビューからお世話になっている『週刊ヤングジャンプ』(集英社)のスタッフの方々との撮影だったので、普段の撮影で見せている以上の素の表情……“本当の工藤美桜”を引き出していただけた気がします。みなさんが好きでいてくれている私の部分と、今まで見せたことがない姿がどちらも出せた、これまでのグラビア活動の集大成的な仕上がりになっているんじゃないでしょうか。

──その集大成的な部分は特にどのあたりに出たのでしょうか?

工藤 女性のグラビアや写真集は「恋人目線」で見て欲しいという作品が多いイメージがあるんですけど、私はグラビアでは「幼なじみ感」を出したいと常に思っていて。恋人では近すぎ、友だちでは遠い気がしているので、そのちょうどいい間の距離ってなんだろう?と考えたときに、幼なじみってすごく良いなと思ったんですよ。それに『魔進戦隊キラメイジャー』で大治小夜さんという「エモい」ことが好きな役を1年に渡って演じてきたので、「幼なじみ感」とその「エモい」の2つを入れながら、読んでいて心が温かくなる、でもどことなく切なさも感じる作品を目指しました。でも意識しすぎると硬くなっちゃうし、切なさを出したいとは思いつつ、意識しすぎずゆる~く気持ちが赴くままに撮っていただきましたね。

──一番お気に入りのショットや撮影の瞬間はありますか?

工藤 ロケ地が沖縄県の宮古島、尾道、愛媛県の道後温泉とたくさんの場所に行ってきました。中でも愛媛県の下灘から船に乗って向かった興居島という島での撮影はすごく印象的でした。ここでは背中が大きく開いたワンピースを着て、夕陽の中、浜辺を動きながら撮影していただいて。最後は花火を持っての撮影もあったりと、すごくここでの撮影はドラマティックで“エモい”場面になったと思います。あとは……ん~……全部が思い出です(笑)。一番心に残っていることとなると、なぜか撮影以外のことになっちゃって……。

──アハハ。その撮影外の話も伺っていいですか?

工藤 ご飯のとき、デザートにブドウが2粒ほどついていたんですね。私ちょうどその時期ブドウにメチャクチャはまっていて、どうしてももっと食べたい!と思ってしまって……(笑)。みなさん結構手を付けていなかったので「食べたいなぁ~」と念じながら見つめていたら「いいよ」と、みなさん快くくれて。最終的には一房分ぐらい食べていて「ブドウ喰いオバケ」とからかわれました(笑)。

──微笑ましいお話ですね(笑)。さて、この1年半の間で漫画誌から週刊誌など、工藤さんのグラビアを見かけない日はないと言ってもいいほどの活躍ぶりでした。20歳を超えて本格的に始めたグラビアでこうして認められている現状、どういうお気持ちですか?

工藤 これまでも「やりませんか?」というお声をいただくことはあったのですが、私はグラビアでよく見る丸みを帯びた女性らしい体型ではなく割と骨骨しい体型なので、自信がなくて断っていたんです。素敵だと思われないんじゃないか、見た方があまり良い気分がしないのでは……と思ってしまって(苦笑)。でも20歳を迎えて、何か新しいことに挑戦しようとなったときにもう一度お声がけいただいて。これはもしかしたら新しい私に会えるかも、と挑戦する決心がつきました。

──最初、抵抗はありませんでしたか?

工藤 もちろん恥ずかしかったですね。最初はTシャツと短パンから、徐々に脱いで水着になっていこう!という感じで撮影が始まったんですよ。だけど恥ずかしさのあまり、Tシャツに手をかけてから動けなくなってしまって。最終的にはもう「ヤー!!」って言いながら脱ぎましたけど(笑)。それでもしばらくの間は恥ずかしさをごまかすために、色々と工夫しながらの撮影が続いていましたね。

──その恥ずかしさは、どのタイミングで薄れていきました?

工藤 大きなきっかけというよりは徐々にですね。綺麗に撮っていただけるとやっぱり嬉しいですし、ポーズや体形など撮影のたびに足りない部分も見つけられるので、それを次に改善しくことで自分の成長に繋がっていくのも嬉しくて。みなさんからは「表情が良かったよ」という声をたくさんいただけましたし、何より体型を褒めていただけたんです。「脚が綺麗」だったり、個人的に意外だったのはお尻を褒めていたことにびっくり! 自分の知らない魅力に気づけましたし、その声に背中を押してもらえた気がして、自信を持ってグラビアのお仕事に臨めるようになったんです。今では、普段出せない私らしさを一番ストレートに出せる、大好きなお仕事です。

>>【中編】工藤美桜、変身願望を叶えてくれた『仮面ライダーゴースト』との運命的出会い、は

(取材・文/田口俊輔)▽工藤美桜(くどう・みお)1999年10月8日生まれ、東京都出身。2015年に『仮面ライダーゴースト』深海カノン役でテレビドラマ初出演を果たし、2020年には『魔進戦隊キラメイジャー』大治小夜 / キラメイピンク役で出演し“特撮に愛された美女”として話題を呼んだ。Twitter:@p_miokudoInstagram:mmio_kudo

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