(上段左上から時計回りに)松岡昌宏、岸優太、東山紀之、西畑大吾(下段左から)遠藤憲一、和久井映見、知念侑李(C)ABCテレビ

King & Prince岸優太&なにわ男子・西畑大吾、兄弟役で東山紀之主演「必殺仕事人」初参戦

2021.11.06 05:00

東山紀之主演のスペシャルドラマ『必殺仕事人』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が、15年目の節目となる2022年新春に新作を放送することが決定。King & Prince岸優太なにわ男子/関西ジャニーズJr.の西畑大吾が、兄弟役で初参戦することがわかった。


東山紀之主演で復活し15年目に突入 “必殺”がさらなる高みへ

東山をはじめ、松岡昌宏、知念侑李、和久井映見、遠藤憲一ら仕事人たちが、世にはびこる悪をスカッと成敗する痛快エンターテインメント時代劇が、さらにパワーアップして登場。

1972年に『必殺仕掛人』としてスタートして50年目、2007年に東山紀之主演の“必殺シリーズ”として復活して以来、15年目に突入する2022年――長きに渡って多くの人々から愛されてきた伝統の時代劇『必殺仕事人』が、節目となる年にさらなる高みを目指す。

2022年も仕事人が悪を斬る テーマは「SNSの怖さ」

毎回世相を反映した問題を描き出すことで話題の必殺シリーズだが、今回は『SNSの怖さ』をテーマに、根も葉もないうわさが生む悲劇や、無自覚に人を傷つけてしまうことの恐ろしさを描く。

そんな今作には、神出鬼没のアーティスト・バンクシーならぬ『晩来(ばんくる)』が登場。この人物は、人々が寝静まった夜中に現れ、世にはびこる悪事を落書きに残して去って行くことから『晩来』と呼ばれるようになった正体不明の絵師。日々の暮らしに不満を募らせている人々が、この落書きを大絶賛し始めたことで、晩来は一躍時の人となる。

すると、同心・渡辺小五郎(東山)ら権力者に手出しできない奉行所の面々に失望し、晩来の活躍に影響を受けた若者たちが『世直し組』を結成。晩来が絵で暴露した悪事を自らの手で一掃するべく立ち上がる。しかし、人々を喜ばせていた世直し組の正義が少しずつ暴走し始め、事態は思わぬ方向に…!?

正体不明の人物が人々を狂信させていくさま、その一方で一夜にしてまつり上げられた人物が一瞬で叩き落される恐怖、そして根も葉もないうわさを信じた人々が無自覚に人を傷つけて追い込んでいくという、SNSが情報を席巻する現代にも通じる悲劇を“必殺シリーズ”らしく風刺を利かせて描く。

2022年も仕事人たちが悪を斬る――!“必殺シリーズ”ならではの世界観と、重厚な映像美で描き出される仕事人たちの活躍に期待だ。

岸優太&西畑大吾が兄弟役で初参戦 東山紀之と夢の共演

おなじみのレギュラー陣の活躍に加え、毎回登場する豪華ゲストも“必殺シリーズ”のみどころの一つ。今回は、バラエティー番組などでも大活躍中の岸と、11月12日に『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビューを果たすなにわ男子の西畑が、兄弟役で初参戦。ジャニーズ最年長の東山と、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けている20代の若手2人が、世代を超えて、ドラマで初共演することになった。「藤田まことさんからバトンを受け継いで15年、僕も若い2人を迎える立場になりました。一緒に新しい風を吹かせていきたい!」と語る大先輩・東山の胸を借り、岸と西畑が必殺ワールドに飛び込む。

岸が演じるのは、小五郎の下で働く正義感の強い岡っ引き・亥吉。権力に屈する奉行所の面々に失望した亥吉は、西畑演じる卓越した才能をもつ絵師・才三とともに、『晩来』として、世に隠れた悪事を暴き始める。しかし、亥吉と才三の“世直し”が次第にエスカレートしていき…!?

「長く愛されているドラマなので、自分と大吾が入ることでまた新しい風を吹かせたいと思っています」(岸)、「歴史ある“必殺シリーズ”に参加できて光栄です。そして、いつか岸くんと一緒にお芝居をしたいと思っていたのですごくうれしいです」(西畑)と語る2人は、どんな演技を見せてくれるのか?15年目という節目の年に放送される『必殺仕事人』に注目だ。(modelpress編集部)

主な登場人物

・渡辺小五郎(わたなべ・しょうごろう)……東山紀之
裏で仕事人を務める本町奉行所の見廻り同心。渡辺家の婿養子。剣は立つがその力量を発揮することはなく…奉行所の仲間や家庭では、うだつの上がらない“残念な男”扱いされている。与力の増村倫太郎から岡っ引きの亥吉をあてがわれる。のちに、まっすぐすぎる正義感から『世直し組』を率いることになった亥吉に「好きにしな」と言い放つが、その本心は…?

・経師屋の涼次(きょうじやのりょうじ)……松岡昌宏
掛け軸や襖絵の修復を手がける経師屋の絵師が表稼業の仕事人。食通の道楽者。得物は絵筆に仕込んだ長い錐。弟分のリュウをいつもどこかで気にかけている。表の仕事で旧知の絵師・才三と偶然再会する。自分に憧れる才三のことを弟のように可愛がるが、謎の絵師『晩来』の手筋に才三の影を感じ取り…?

・リュウ……知念侑李
かつては寺の小坊主だった風来坊。仕事人稼業に葛藤を抱き苦悩していたが、次第に本領を発揮するように。剪定ばさみを変形させた得物で悪を成敗する。働き口に困っていたところ、陣八郎に誘われてそば屋の屋台を手伝うことになる。

・花御殿のお菊(はなごてんのおきく)……和久井映見
常磐津の師匠。情報屋として仕事人への依頼を取り仕切っている。『晩来』に影響を受けて出現した『世直し組』の行動がエスカレートしていく様子を目の当たりにして一抹の不安を感じる。

・瓦屋の陣八郎(かわらやのじんぱちろう)……遠藤憲一
表の顔は瓦屋。夫婦の仕事人として裏稼業を行なっていたが、妻を亡くして、小五郎たちの仲間に加わった。勝手気ままな日々を送る風来坊で、博打好きの女好き。足を怪我して瓦屋ができなくなったため、リュウを誘ってそば屋の屋台を始める。客の辰巳芸者・美代に恋をしてしまうのだが…!?

・住之江彦左衛門(すみのえ・ひこざえもん)……松尾諭
本町奉行所の見廻り同心で小五郎の相棒。勘定奉行の圧力で満足な捜査ができないことが悔しい。

・増村倫太郎(ますむら・りんたろう)……生瀬勝久
本町奉行所の与力で小五郎の上司。岡っ引きの亥吉が勘定奉行の息子・岸田藤十郎をしょっ引いてきたことを知り、あわてて無罪放免にする。

・綾小路てん(あやのこうじ・てん)……キムラ緑子
亡くなった小五郎の義母・こうの妹でふくの叔母。現在は渡辺家で一緒に暮らしている。江戸の町で話題の絵師『晩来』に興味津々。

・渡辺ふく(わたなべ・ふく)……中越典子
小五郎の妻。夫に尽くす良妻。母を亡くした悲しみを乗り越え、明るく小五郎を支えている。てんと同様、江戸の町で話題の絵師『晩来』に興味津々で…?

<ゲスト>

・亥吉(いのきち)……岸優太
岡っ引き。絵師・才三の兄。小五郎の下で熱心に働く正義漢だが、町で捕らえた岸田藤十郎が、お上の圧力で無罪放免されたと知って失望し、弟の才三とともに『晩来』として隠れた悪事を暴き始める。

・才三(さいぞう)……西畑大吾
絵師。岡っ引きの亥吉の弟。口下手で引っ込み思案な性格ながら、卓越した絵の才能をもつ。昔から知り合いの涼次にあこがれを超えた感情を持っている。兄の亥吉に誘われて『晩来』として悪事を告発する絵を描くことに…。

あらすじ

本町奉行所では、やる気のない見廻り同心・渡辺小五郎(東山紀之)を見かねた上司の増村倫太郎(生瀬勝久)が、正義感の強い亥吉(岸優太)を岡っ引きとして採用する。その仕事ぶりを絶賛する増村だが、亥吉が町娘に悪さをしようとした男・岸田藤十郎を連行して来た途端、顔色を変えて大慌て。なんとこの藤十郎は勘定奉行・岸田重右衛門の息子で、奉行所で手出しできる人物ではなかったのだ…。後日、悠々と町を歩く藤十郎の姿を目撃した亥吉は、文句を言いに奉行所に乗り込むが、相手にされず憤慨する。

そんなある日、一晩で世の悪事を暴いた絵を描いて去っていく謎の絵師が出現。次々と悪事が明らかになり、大喜びした人々から、『晩来(ばんくる)』と呼ばれることになったこの絵師は、江戸の町で一躍時の人となる。すると、晩来に影響を受けた若者たちが『世直し組』を結成、亥吉に取り仕切ってほしいと頼みに来る。

実はこの晩来は、奉行所が権力に屈するのを不満に思う亥吉が、絵師の弟・才三(西畑大吾)とともに正義を実現するために企てた“世直し”の手段。亥吉は才三の存在を隠したまま、世直し組の頭になる決意を固める。さらに、奉行所を見限った亥吉は、岡っ引きを辞めて世直し組の活動にのめり込んでいく――。

亥吉と才三、そして2人の幼なじみの芸者・美代に目をかけ、幼い頃から世話をしてきた団子屋の夫婦、たねと吉蔵は、世直し組の成敗がエスカレートしていくことを危惧するのだが…?

一方、弟のようにかわいがっている絵師・才三と組んで仕事をすることになった経師屋の涼次(松岡昌宏)は、世間を騒がせている晩来の絵のタッチが気に掛かっていた…。また、そばの屋台を開いた瓦屋の陣八郎(遠藤憲一)は、手伝ってくれることになったリュウ(知念侑李)とともに悪戦苦闘。唯一の常連客で、ほのかに思いを寄せる美代の助言に従い、人が大勢集まる晩来の絵のそばに店を出すことにするのだが…!?

そんな中、花御殿のお菊(和久井映見)に呼び出され、アジトに集合した小五郎ら仕事人たちは、権力を振りかざして息子・藤十郎の悪事をもみ消す重右衛門に、隠された一面があることを知る…。

権力に屈するしかない世の常、根も葉もないうわさが人々を扇動する恐怖、そして暴走する正義――。仕事人たちが“真の世直し”のため、悪党たちに立ち向かう!

東山紀之(渡辺小五郎・役)コメント

今年で15年目なんですが…当時は優太が10歳、大吾は9歳なんですね(笑)。一つの役でこれだけ長く続く作品に出られるというのは、とてもありがたいことです。僕が初めて“必殺”に出演させていただいた年齢が、藤田まことさんが“必殺”を始められた時と同じなので、バトンを受け継がせていただいたのかなという思いもあります。今回は僕が逆の立場になって、優太と大吾を迎えるということなので、彼らにはこの撮影所でいろいろと経験してほしいですし、いたるところに残っている先輩たちの息吹のようなものを感じることも大事だと思います。

前々回の西田敏行さん、前回の市村正親さんに続くゲストが優太と大吾…いい意味で新しい世代が出てきてくれたなと思っています。若い彼らがどういう表現をしてくれるかが、とても楽しみですね。優太には事前に“場所や人が変わればお芝居も変わる”という話をしました。石原興監督が、現場でどんどんセリフなどを変えていく方なので、臨機応変に対応できるように、あまりガチガチにしないで監督の言うことを聞いていたら間違いがない。臨機応変さは必要とされますが、彼らがこの撮影所で鍛えられるのはいいことだと思います。今回は、若い2人と一緒に新しい風を吹かせていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

岸優太(亥吉・役)コメント

今回お話をいただいたあとに、東山さんに連絡させていただきました。その際に「リラックスして伸び伸びとやってくれればいい。とにかく楽しんで!」とおっしゃってくださったのが印象的でした。そのおかげでいい意味で肩の力を抜いてやらせていただくことができました。東山さんには“ジャニーさんソウル”を引き継いでいるからこそのむちゃブリ感などがあり…随所にその息吹は感じました(笑)。東山さんは、すべてを知り尽くしていらっしゃるからか、ナチュラルにかっこいい所作を取り入れていらっしゃるんですよね。

東山さんが袖から小銭を取り出す所作を「すごくかっこいい!」と思いながら見ていました。あと、“らりるれろ”が巻き舌になる江戸弁が初めてだったのでとても難しかったです。ナチュラルに聞こえるように意識しましたが…大変でした。

そして大吾とは兄弟役で、僕からしたら最悪ですよ(笑)!大吾は演技派なので、僕は正直怖くて仕方なかったです。だから「しっかり勉強させていただこう!」という思いで撮影に臨ませていただきました。撮影の合間には家の話や、オフの時は何をしているのかなど、たくさん話せて楽しかったですね。

長く愛されているドラマなので、自分と大吾が入ることでまた新しい風を吹かせたいと思っています。老若男女全ての方々に楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひ見ていただきたいです。

西畑大吾(才三・役)コメント

東山さんとはお話したこともほとんどなく、今回初めて共演させていただくということで緊張していました。でも、最初にお話してくださった内容が税金のことだったんです(笑)。緊張が解けて、ありがたかったです。松岡さんともお会いすることがあまりなかったんですが、ある日僕たちのところに来てくださったんです。風のように現れて、風のように去って行かれたんですけど、わざわざ来てくださったと聞いて、その男気に惚れました。才三が涼次にあこがれているのと同じで、西畑大吾的にもポッとなりました(笑)。

そして、実はいつか岸くんと一緒にお芝居をしたいと思っていたので、それが早く叶ってすごく光栄です。いざご一緒したら、すごく優しくて、僕も本当の弟気分で演じさせていただきました。

今回の撮影では、15年の厚みをすごく感じました。カメラワークが独特なんですよ。寄ったり引いたりを1台のカメラで、しかも1カットで撮影したりもするので、「今はどこを撮ってるんやろう?」と思ったりしていたんですけど、東山さんのシーンを拝見した時、どのタイミングでカメラが寄ってくるのかもわかってらっしゃるんだなと感じました。カメラが寄った時の顔が本当に素敵で、これが“あうんの呼吸”なんだなと感動しました。

今回、歴史ある“必殺シリーズ”に参加できて本当に光栄です。風刺的な部分もあって、皆さんに楽しんでいただける内容になっていると思いますので、ぜひご覧ください。
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