(後列左から)AYAKA、MAYUKA、MIIHI、RIO、NINA(前列左から)MAYA、MAKO、RIKU、RIMA、J.Y. Park(C)Sony Music Entertainment (Japan)Inc./JYP Entertainment.

“NiziUの弟分”誕生へ「Nizi Project」シーズン2始動発表 2023年3月にグローバル・ボーイズグループデビュー<オーディション概要/J.Y. Parkコメント全文>

2021.07.13 04:00

ガールズグループ・NiziUを輩出したソニーミュージックと韓流ムーブメントを牽引している韓国を代表する総合エンターテインメント会社・JYP Entertainmentの合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」。12日に日韓を中継で結んだ記者会見が行われ、第2弾となるグローバル・ボーイズグループを創出する「Nizi Project Season 2」の始動が発表された。


「Nizi Project Season 2」始動発表

NiziU/(上段左から)MIIHI、RIO、RIKU(中段左から)MAYUKA、MAKO、AYAKA(下段左から)NINA、RIMA、MAYA(提供写真)
NiziU/(上段左から)MIIHI、RIO、RIKU(中段左から)MAYUKA、MAKO、AYAKA(下段左から)NINA、RIMA、MAYA(提供写真)
NiziUは、「Nizi Project」より応募者1万人の中から選び抜かれたMAKO、RIO、MAYA、RIKU、AYAKA、MAYUKA、RIMA、MIIHI、NINAの9人によるグローバル・ガールズグループ。

2020年6月30日にデジタルミニアルバム「Make you happy」を日韓同時リリースし、プレデビュー。12月2日に、1stシングル「Step and a step」で正式デビュー。「2020ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート語30に「NiziU」が選出、デビュー前に「第71回 NHK紅白歌合戦」への初出場が決定するなど、“社会現象”を巻き起こした。

「Nizi Project Season 2」(提供写真)
「Nizi Project Season 2」(提供写真)
そして第2弾となる「Nizi Project Season 2」では、グローバル・ボーイズグループを創出へ。記者会見には、JYP EntertainmentのCCO・J.Y. ParkNiziU、ソニーミュージックエンタテイメントの代表取締役社長CEO・村松俊亮氏が登壇し、「Nizi Project Season 2」の始動を発表した。

「Nizi Project Season 2」応募資格は?

J.Y. Park(C)JYP Entertainment.
J.Y. Park(C)JYP Entertainment.
「Nizi Project Season 2」の応募資格は、2023年3月に中学校卒業予定からオーディション締切時点において満22歳までの男性。国籍不問(※少しでも日本語でコミュニケーションが取れる)、特定の芸能事務所やレコード会社、音楽出版社などに所属がないなど。

エントリー部門は、ボーカル、ダンス、作詞・作曲、モデル、ラップの5部門。参加申込期間は7月13日より10月29日まで。J.Y. Parkが直接日本の8都市、韓国・ソウル、アメリカ・ロサンゼルス、ニューヨークの合計11ヶ所に出向き、東京合宿に参加するメンバーを選出する(※コロナ禍の状況によりスケジュール変更の可能性あり)。

「Nizi Project Season 2」Niziペンダント(提供写真)
「Nizi Project Season 2」Niziペンダント(提供写真)
「Nizi Project Season 2」Niziペンダント(提供写真)
「Nizi Project Season 2」Niziペンダント(提供写真)
評価方法は「Nizi Project Season 1」と同じく、ペンダント方式。男子バージョンに合うようにアップグレード。「Nizi Project Season 2」により発掘、育成、選抜されたメンバーは、2022年12月に最終デビューメンバー発表、2023年3月にメジャーデビューする予定。


J.Y. Park「Nizi Project Season 2」で来日

J.Y. Park(C)JYP Entertainment.
J.Y. Park(C)JYP Entertainment.
J.Y. Parkは「2年前の皆さんの前で初めて発表した時が思い浮かびますね。本当にいろいろ心配しました。果たして優れた人材に出会えるか、K-POPのシステムが日本でうまくいくか、人々に気に入ってもらえるだろうか、また応援してもらえるだろうか。でも想像もできない多くの声援をおくってくれて本当に驚きましたし、今でも信じられません」とオーディション始動時の不安を明かし、想像以上の反響に驚きと感謝。

これまで新型コロナウイルスの影響で日本に訪れることができていないことから、「特に僕はNizi Projectが始まってから一度も日本に行けていないので、さらに実感が湧きません」としたが、「新しい人材に会いに、日本に向かいます」と今回の「Nizi Project Season 2」のために日本にも訪れることを明かした。(modelpress編集部)

「Nizi Project Season 2」オーディション応募概要

「Nizi Project Season 2」(提供写真)
「Nizi Project Season 2」(提供写真)
【応募資格】
・2023年3月中学校卒業予定の男性~各地オーディション締切時点において満22歳までの男性
・国籍不問 ※少しでも日本語でコミュニケーションが取れる人
・1次審査以降の審査に参加できる人
・審査過程において、テレビ・WEB・その他メディアにて出演が可能な人
・メンバー候補生に選ばれた人は日本・韓国にて育成合宿があるため、参加可能な人
・特定の芸能事務所やレコード会社、音楽出版社などに所属がない人

【応募方法】
・「Nizi Project Season 2」オフィシャルサイトの応募フォームからエントリー※10月29日(金)17:00締切
・オーディション1次審査会場での当日参加も可
・エントリー部門は「ボーカル部門」「ダンス部門」「モデル部門」「ラップ部門」「作詞・作曲部門」の計5部門

【オーディション日程・会場(予定)】
※コロナ禍の状況によりスケジュール変更の可能性あり

札幌、仙台、東京、名古屋、神戸、広島、福岡、沖縄、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウル(日本国内8都市、LA・NY、韓国はソウルを含む計11ヶ所)

11月14日(日)宮城/仙台 PIT
11月18日(木)東京/サンシャインシティ文化会館ビル展示ホールD
11月19日(金)東京/サンシャインシティ文化会館ビル展示ホールD
11月20日(土)東京/サンシャインシティ文化会館ビル展示ホールD
11月21日(日)東京/サンシャインシティ文化会館ビル展示ホールD
11月22日(月)東京/サンシャインシティ文化会館ビル展示ホールD
11月23日(火・祝)北海道/SBM 札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校
11月26日(金)兵庫/神戸国際展示場2号館・コンベンションホール
11月27日(土)兵庫/神戸国際展示場2号館・コンベンションホール
11月28日(日)兵庫/神戸国際展示場2号館・コンベンションホール
12月4日(土)愛知/名古屋国際会議場1号館・イベントホール
12月5日(日)沖縄/沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
12月11日(土)福岡/福岡ファッションビルFFBホール
12月12日(日)広島/上野学園ホール

アメリカ/ロサンゼルス Coming Soon
アメリカ/ニューヨーク Coming Soon
韓国/ソウル Coming Soon

「Nizi Project Season 2」により発掘、育成、選抜されたメンバーは、2022年12月に最終デビューメンバー発表、2023年3月にメジャーデビューする予定。

J.Y. Park質疑応答全文

J.Y. Park(C)JYP Entertainment.
J.Y. Park(C)JYP Entertainment.
J.Y. Park:まず今日来てくださったメディア関係者の皆さまに心から感謝しています。

― 今まで数々のボーイズグループを輩出きてきましたが、売れるグループに1番必要なものはなんだと考えていますか?

J.Y. Park:ボーイズグループにもガールズグループにも必要なことに違いはないと思います。いかに自らを表現できるかが大切だと考えています。今は“1人メディア”の時代が到来していて、会社のプロデューサーがイメージを作ったり、加工するというのが難しく不可能になりました。なので、自分自身がいかに自分らしさ、自分の姿をナチュラルに表現できるのかが重要な時代だと考えています。なので、それはボーイズグループにとっても、ガールズグループにとっても同じ大事な価値だと考えています。

― 今回のSeason 2では、どのような力をもった人に参加して欲しいですか?

J.Y. Park:アイドルやスターになる人材を見ていると、彼らは技術者ではないという風に思うんです。歌やダンスが上手な人々じゃないと考えています。それよりも内面をいかにナチュラルに表現できるのかというのがやはり大事だと思うんですけど、その自分自身の内面や中身というのは、歌やダンスにも表れますし、自分自身が作っている歌詞やラップを通じても表現されますし、または日頃の何気ない冗談だったり、自分の特技などにも表現されることだと思います。なので、実際に自分自身、そのアーティスト1人1人にある魅力がいかにナチュラルに表現されるのか、その姿がやはり大事なことだと考えています。

― J.Y. Parkさんは今の日本のボーイズグループシーンをどう思っていますか?気になるグループは?

J.Y. Park:私が日本の音楽を好きになったのは、そして聴きだしたのは、80年代からでした。その当時から日本の音楽を聴きだしているんですけど、僕が特に大好きな日本のアーティストは、桑田佳祐さんや、サザンオールスターズ、そしてTUBE、安全地帯、チェッカーズ、久保田利伸さん、こういったアーティストの方々の音楽が好きで聴いていました。なので、特定の歌手・特定のアーティストというよりも、ソウルやR&Bに基盤をもった、ルーツがある音楽を、東洋的にうまくミックスして調和させた感性をもっている、そんな音楽が好きなんですけど、そういった歌手やアーティストの方が、日本には80年代に多くいた気がします。私と日本のアーティスト、音楽の関係というのは、そのようにスタートしました。最初は一ファンとして始まりましたが、現在の日本の音楽シーンを見ていますと、ソウルやR&Bテイストよりも、よりポップスが盛んに作られていると思います。なので、私たちJYPが、よりアーバンなテイストの音楽、またソウルやR&Bに基盤を置いた音楽をこれからもお届けしていきたいと思っています。現在好きなアーティストは、個人的には最近EXILEさんの音楽を良く聴いています。

(左から)NINA、MAYA、MAYUKA、MIIHI、MAKO、RIMA、RIKU、RIO、AYAKA、J.Y. Park(C)Sony Music Entertainment (Japan)Inc./JYP Entertainment.
(左から)NINA、MAYA、MAYUKA、MIIHI、MAKO、RIMA、RIKU、RIO、AYAKA、J.Y. Park(C)Sony Music Entertainment (Japan)Inc./JYP Entertainment.
― Season 1の中で見つけたこと、発見したこと、学んだことはなんでしたか?そしてそれがSeason 2に活かせることがありましたら教えてください。

J.Y. Park:最も驚かせられたことは、日本に優秀な優れた人材がたくさんいたということでした。それ以上にオーディションの成功に重要なことはないと思います。どれも重要なことですけど、やはり優れた人材というのがオーディションにとって最も重要だと思うんです。そのような意味でとても優れた人材がいて、このオーディションに参加してくれたということにまずは驚いています。また、さらに日本の皆さんに大きな声援をいただいたので、それが私にとっての自信に繋がり、Season 2に向かっていけるのだと思っています。

― エントリー部門に作詞・作曲を入れた狙いは?これを入れたことによって、NiziUのようにダンス&ボーカルユニットだけではない可能性がある?

J.Y. Park:今ご質問いただいた記者の方のお考えが正確に一致していると思いました。今全世界にも、日本にも多くのボーイズグループが存在しています。従来のボーイズグループのカラーだけでは、多くのボーイズグループの中で新たにそのポジションを占めていくというのは難しいことだと思います。ですので、新しいカラーを打ち出していくことが、今後ボーイズグループに求められる有利な面になっていくのではないかと思っています。それはまさに自分自身の考えや、自分たちの価値観を、自分の言葉で書いて、そして曲を作っていくということです。そのような新しい才能を発見できたら良いなという期待を込めて、今回この作詞・作曲部門を取り入れています。もし今回新たな才能が発掘されるのであれば、それはプロデューサーにとってものすごく大きな力になることです。新しい時代のボーイズグループを形作るのは、自分の言葉を持った歌手たち、その価値が求められることだと思いますので、自分の価値観、自分の考えを歌詞や曲で表現していける、そのようなアーティストが今回見つかれば、そのような願いを込めて今回この部門を設けました。

こちらが持っているイメージや、こちらが持っているアイディア・企画を彼らに被せていくのではなく、僕たちが選んだ人材がもっている本当のカラーだったり、魅力というのを引き出して、それをグループのカラーにしていきたいという気持ちがあるんです。

― Season 2が始まるということで、J.Y. Parkさんにとっても新しい生活が始まると思うので、新しい生活の前への意気込みと、このプロジェクトを成功させるためにやっていることを教えてください。

J.Y. Park:まずは、最も生活面において楽しみにしているのは、日本の8都市を周りながら、その土地の美味しい食べ物を食べられると思うと、今からワクワクしているんです。反対に最も心配しているのは、1ヶ月半近く家を離れていなければいけないので、生まれたばかりの1歳、2歳の娘たちに会えなくなることが心配です。

このプログラムを開幕して進めていくことにおいて、最も僕が力を注いで頑張っていくべきことは、何よりも日本語の勉強だと思います。でも、どんなことよりもどんな人材がここで現れるのかということ以上に重要なことはないと考えています。未だに毎朝起きてしているルーティンは、日本の単語帳に日本語を書いて勉強することです。

― ボーイズグループを作ることはいつ頃から計画していましたか?ボーイズグループならではの楽しみは?

J.Y. Park:当初Nizi Projectを発足させる時には、もしSeason 1が成功したらボーイズグループも作りたい、そしてSeason 2に繋げたいということは、最初の頃から話が出ていました。そしてその心の準備をしていました。幸いSeason 1が皆さんの大きな愛をいただいたので、この計画が実現できることになってとても嬉しく思います。ボーイズグループに求められることにおいては、僕たちにとっては次の新たなグループを誕生させるということなので、やはり成長した姿をお見せしたいと思っています。そのためにも作詞・作曲部門を応募に入れているということもありますので、新しいカラー、新しい才能のグループが生まれることを期待しています。

― 今回誕生するグループのコンセプトやイメージはありますか?

J.Y. Park:グループのカラーにつきましては、先程も申し上げましたように、なるべく最初に決めておくのではなく、決まったメンバーからそのカラーに合わせてプロデュースしていきたいと考えています。また今の段階ではどのようなメンバーが集まるかわからないので、集まった、そこで選ばれば人材に合わせたもので作っていきたいのですが、それがまさに次世代の新しいグループに繋がっていく形になりうると考えています。できる限り、自分の個性をもった最終メンバーを選んで、あとはプロデューサーの企画に当てはめていくのではなく、それ以上にそのメンバー自身がいきいきとした自分らしい魅力をもっている人材をなるべく選んでいきたいと考えているんです。

(左から)NINA、MAYA、MAYUKA、MIIHI、MAKO、RIMA、RIKU、RIO、AYAKA、J.Y. Park(C)Sony Music Entertainment (Japan)Inc./JYP Entertainment.
(左から)NINA、MAYA、MAYUKA、MIIHI、MAKO、RIMA、RIKU、RIO、AYAKA、J.Y. Park(C)Sony Music Entertainment (Japan)Inc./JYP Entertainment.
― 日本以外にもソウルとアメリカでもオーディションが行われますが、デビュー後の活動の場は?

J.Y. ParkNiziUのようにJYPのすべてのアーティストのように、まずはデビューして直後の2~3年のうちは、その基盤をおいているローカルな地域において、ファンとのコミュニケーションをとって触れ合い、ファン層をしっかりと築いていくことが大切だと思います。そのような意味で、NiziUもデビュー後は自分たちの基盤である日本を重点的に活動を行ってきました。今回のボーイズグループでも、日本での活動をまずはしっかりと行っていきながら、ファンの皆さんとしっかり関係を築いた後に、本格的に世界進出を計画できたらと考えています。

J.Y. Park:皆さんSeason 1を通して、僕に、そしてNiziUに身に余る声援をおくってくださって心から感謝しています。Season 2も皆さんの期待に応えられるように最善を尽くします、楽しみにしていてください!

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