アンジュルムの新メンバー、為永幸音、松本わかな、川名凜(左から)にインタビュー

アンジュルム・川名凜&為永幸音&松本わかな、見えてきた新メンバーの素顔「実はポンコツキャラなのは…」

2021.06.18 07:00
アンジュルムの新メンバー、為永幸音、松本わかな、川名凜(左から)にインタビュー

6月23日(水)にトリプルA面シングル「はっきりしようぜ/泳げないMermaid/愛されルート A or B?」をリリースするハロー!プロジェクト(ハロプロ)の10人組ユニット・アンジュルム。昨年(2020年)11月に加入した川名凜、為永幸音、松本わかなにとってはこれがデビューシングルになる。

約4000人のオーディション応募者から選ばれた川名、松本と、ハロプロ研修生からの昇格となった為永の3人。スキルグループがそろうハロプロの中でも抜きん出たパフォーマンスを披露するアンジュルムは今、人気面でもモーニング娘。に迫る勢いを見せ、彼女たち新メンバーにも大きな期待が寄せられている。

12月の日本武道館公演でのステージデビューから半年あまり。現在17歳の川名と為永、グループ最年少13歳の松本はここまでどんな景色を見てきたのか。前後編のロングインタビューで、踏み出した半年間にあった感動や不安、アンジュルムへの印象、シングル初参加の気持ちなどを聞いた。

アンジュルムの一員になった、忘れられない日本武道館のステージ

――アンジュルムに加入して約半年。ここまでの活動で印象に残っていることはありますか?

為永:やっぱり日本武道館でのお披露目コンサートです。360度、周りをぐるっと客席に囲まれたステージで、その光景も思い出なんですが、あっちにこっちにと変わる場位置を覚えるのがすごく大変で。私たち新メンバーは3曲だけの出演で必死だったのに、先輩方は一日であっという間に覚えていくのが衝撃過ぎました。

松本:「学級委員長」が特に苦戦して…。

為永:「学級委員長」は新メンバー3人で歌った曲なんですけど、前日まで何度練習してもリズム、音程がそろわなくて。それでも本番でなんとか1つの音色を出せたときは、ほっとした気持ちと、「私たちが新メンバーです」と言える自信を持てた瞬間だったと思います。

――川名さん、「うんうん」とうなずいていますね。

川名:本当にそうだなって。私はステージに立つという経験はなく加入したので、場位置もそうだし、カメラがどこにあって、どこを見ればいいのかも全然分からなくて焦ることばかりでした。今はだいぶ慣れましたけど、お披露目のときの緊張感は今も覚えています。

松本:私も2人と同じで武道館のことが一番の思い出です。もっと頑張らないとダメだと痛感しましたけど、初めてのステージが武道館という貴重な経験をさせていただけたのは本当にうれしかったです。

――加入前と加入後で、アンジュルムへの印象は変わりましたか?

為永:これ、3人とも同じ感想だと思うんですけど、アンジュルムって本当に裏表がないグループなんですよ。外から見ていたときのイメージ通り、楽屋でもワイワイガヤガヤしていて楽しいグループです。

――誰が一番うるさい…ではなく、にぎやかですか?

3人:竹内(朱莉)さん! 

――タケちゃん、リーダーなのに(笑)。

為永:あと上國料(萌衣)さんも。2人が入る前の楽屋は意外と静かなんですけど、入った途端、ぶわっとにぎやかに変わります。ムードメーカーというか、グループの一番中心にいる感じです。

川名:やり取りも面白くて、見ていても楽しくなる2人です(笑)。

川名凜が明かす、為永幸音のポンコツ感

――3人それぞれの印象はどうですか。初対面のころから変わってきた部分はありますか?

川名:(為永)幸音ちゃんは、最初は真面目でしっかり者というイメージだったんですけど、最近は少し天然、どこか抜けているというか、ちょっとずついろんなことがおかしくて、ポンコツ部分が見えてきたなって思います。真面目とポンコツが逆転。むしろポンコツが勝っている感じになってきましたね(笑)。

松本:でもそういう(川名)凜ちゃんも、最初は凛としているイメージだったんですけど、意外におふざけが好きで、カエルが好きっていう面白い部分だったり、ちょっと独特なセンスを持っていたり。今は不思議な子だなっていうイメージです。

為永:凜ちゃんはストイックというか、芯が強くて負けず嫌いなところがあるんだなって。何も考えていないわけじゃなくて、けっこう考えているんだっていうのが最近分かってきました。

――軽くディスってますね(笑)。

為永:最初はぽわっとした印象だったんですよ(笑)。

――松本さんへの印象はどうですか?

川名:(松本)わかなちゃんは最年少なのに精神年齢は一番高くて、物知りだし、難しい言葉も知っていたりして、とにかくしっかりしているというイメージです。それは最初から全然変わらないですね。

為永:でも、何となく自分の素を出していない気もするんですよ。昔からアンジュルムの雰囲気が好きだったと言っていて、だとしたらにぎやかなのが好きなんじゃないのかなって。今はすごく静かにしていますけど、本当はもっとはっちゃけたいタイプなんじゃないのかなって感じています。

――松本さん、かしこまってます?

松本:やっぱり年の近いメンバーがいなくて、一番近い橋迫(鈴)さんも2歳上なので、どうしても少しかしこまっちゃう部分はあります。自分の素を出せていないと言えば、それはあると思います。

――中学生で2歳違いと言ったら下級生と上級生ですからね。ところで、雰囲気的には為永さんが2人を引っ張っている感じなんですか?

為永:そんなことはないですが、こういう取材の場は今のところ私が一番慣れているので、何か振られたとき、最初に答えるべきなのは自分かなとは思っています。そういうこと以外では3人で助け合っている感じです。

他グループとの交流も楽しかった冬・春のハロコン

――アンジュルム単独ツアーはまだですが、先日までハロー!プロジェクトコンサート(ハロコン)に出演していました。終えてみての感想はどうですか?

為永:個人的にはまずアンジュルムの中で活動したいというのはあったんですが、ハロコンは他のグループのメンバーとパフォーマンスできる貴重な場だし、毎公演、毎公演、成長できた実感があります。覚えることだらけで大変でしたけど、乗り越えた達成感もあって、今はすごく充実した気持ちです。

川名:冬のハロコン「STEP BY STEP」は6チームに分かれての少人数制だった分、歌割りが多く頂けて、だからこそ欠けちゃいけないという責任感も強く芽生えた場だと感じています。

――ハロコンを通して仲良くなった他のグループのメンバーはいますか?

為永:私はモーニング娘。’21の北川莉央さん。ハロプロメンバーとしてデビューしたのは莉央ちゃんが先なんですけど、ハロプロ研修生には私が先に入っていて。だからお互いを先輩だと思って、“さん”付けで呼び合っていたんですよ。でも今はそれを止めようと話して、「莉央ちゃん」「幸音ちゃん」って呼べる仲になりました。それはすごくうれしいですね。

川名:私は春のハロコンの「花鳥風月」では月チームに入っていて、けっこう全員とお話できて仲良くなれた気がします。

松本:私はBEYOOOOONDSの西田汐里さん。「STEP BY STEP」のときも同じチームで、7月から始まる夏のハロコンもなんですよ。最初はそれほど話す感じではなかったんですけど、公演を重ねているうちに仲が深まって、千秋楽では舞台袖で「一緒に頑張ろうね!」って言葉を掛け合いながらステージに出て行ったり。いろんなお話をできるようになりました。

――ハロコンの他にもイベントがいくつかありましたが、印象に残っていることはありますか?

為永:ファンの方とのお話会(オンライン個別お話会)が楽しかったです。ブログにコメントを頂いてはいましたけど、直接それぞれの方とお話をする機会は初めてで、改めて「加入おめでとう」「(研修生から)昇格おめでとう」とか、お祝いの言葉をたくさん頂けて、すごく幸せな時間でした。

川名:私もお話会ですね。直接言葉を掛けていただけたのもうれしかったし、ファンの方に感謝の気持ちを伝えられたのも良かったなって思います。

松本:私もお話会。それと、3人でのファンクラブイベントも。パフォーマンスだけでなく、ゲームもして。普段のコンサートとは違う距離感でファンの方の顔が見えたし、3人だけのときの一面も見せられて、とても楽しい時間でした。次は橋迫さんも入った4人でのイベントがあるので、それもすごく楽しみです。

――では、これから先やってみたいことは?

3人:アンジュルムの単独ツアーです!

松本:早くアンジュルムとしてツアーを回りたいし、それをやり切ったときが、本当の意味で自分たちがアンジュルムの一員になったと思える瞬間だと思うんです。

為永:そうだよね。ハロコンを頑張って、アンジュルムのツアーでは今よりもっと成長した3人のパフォーマンスを見せたいです。

【インタビュー後編「アンジュルム新曲エピソード・川名凜&為永幸音&松本わかな『ギャップにも注目してほしい』へ続く】

◆取材・文:鈴木康道

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