北村匠海、中川大志に無茶ぶり 完全リモートサウンドドラマで脚本挑戦<嘘とマーガレット/もう一度逢えたら必ず>
2020.06.18 12:32
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俳優でダンスロックバンド・DISH//の北村匠海、俳優の中川大志ら、スターダストに所属する映画監督・役者らが、脚本をリレー形式でつないでいく企画「リレー空想映画」。この度完成した『嘘とマーガレット』『もう一度逢えたら必ず』が完全リモートでサウンドドラマ化、デジタルコンテンツとして発表された。
北村匠海&中川大志嘘とマーガレット」
第1弾の『嘘とマーガレット』脚本リレーに参加したのは、北村と中川。北村は実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日公開)、中川は『坂道のアポロン』(2018年)で三木孝浩監督作品に出演しているつながりもあり、「この企画にきっと興味をもってもらえるのでは」と思った監督が声かけ。2人は小学生のレッスン生時代から交流があることも功を奏し、快諾した。そして、北村・中川・三木・中島良の4人のチームを結成。自分たち自身もとことん楽しむことを目的としている同企画では、リレーの順番やタイトルを決めるにもユニークな手法を取り入れられた。
脚本で一番悩むのは最初と最後ということで、1番に三木、4番に中島を配置。残り2番と3番は、電子あみだくじを使って決定。三木、北村、中川、中島の順番となった。
タイトルはSNSの投票システムを使い、これから書くストーリーのタイトル候補3つを挙げ、投票数が一番多いタイトルに決定。1日1話更新、500文字程度、リレー2周して完成を目指し、一切の打ち合わせもなくリレーを開始。
自分の番が来たらその日に脚本の続きをアップしないといけないというプレッシャーのなか、次の人にバトンを渡す際に無茶ぶりをするなど、それぞれが楽しんでいる様子がうかがえる。
北村匠海、中川大志に無茶ぶり
北村は脚本の中に新キャラクター「アヤミ」を登場させてすぐに中川へバトンを渡す。必然的に中川は「アヤミ」のことを書くこととなった。中川が担当の日になかなか脚本がアップされない様子が気になり聞いてみると「1000文字ぐらいになった…笑」と、告白。最終話を書くにあたり、2つの終わり方を思いついた中島は、フォロワーの皆さんへアンケートを実施。「爽やかなハッピーエンド」「切ないハッピーエンド」のうち「切ないハッピーエンド」が多数となり、その意見を取り入れてストーリーをしめくくった。
サウンドドラマのキャストは、リク役を北村、シュウヘイ役を中川が担当。そしてアヤミ役は田辺桃子、ミサキ・ナギサ役は高橋春織が1人2役にチャレンジ。ナレーションには、の川津武大が抜擢された。
三木は本作でサウンドドラマの監督は初挑戦となる。収録は完全リモートで、和気あいあいとした雰囲気で行われ、三木の編集により完成された。
なお、第2弾『もう一度逢えたら必ず』には、葵わかな・中村ゆりか・清原翔・三木・中島が参加する。
リレー空想映画「嘘とマーガレット/もう一度逢えたら必ず」
SNSで公開しながらリレー形式でつないでいく脚本を読んで、それぞれの脳内に再生される空想映画を楽しんでほしいという同企画。「ステイホームの時間を少しでも楽しんでもらいたい、そして自分たちも楽しめるコンテンツを作りたい」という考えのもと、新作映画の公開や撮影が次々と延期・中止するなか「何か新しいことにチャレンジしよう」とスタートした。1つの脚本をリレーで書いていくことで、それぞれの解釈や好みが加わり、思いもよらない方向へストーリーが展開。視聴者や脚本を書いている筆者もその過程を楽しむことができる。リモート座談会も収録される。
なお、ステイホームにより生まれた企画という想いから、デジタルコンテンツの収益の一部が、公益社団法人日本医師会へ寄付される。(modelpress編集部)
北村匠海コメント
サウンドドラマという形で芝居をするのは初めてでした。リモートで実際距離は遠いものの、三木監督の下、心の距離は近く作品をみんなで作れたかなと思います。自分たちの関わった脚本だし、とっても愛着がある物語です。ふんわりマーガレットのように優しく包んでくれるものになっていると思います。
中川大志コメント
初めて現場から長い期間離れ、家で多くの時間を過ごしていた時に、こんな時だからこそ何か発信できないかと声をかけてもらったプロジェクトでした。頭を抱えながらストーリーを繋いでいった経験は、表現者として沢山の学びもあり、めちゃくちゃ楽しかったです!
この時代を過ごした記憶と共に、この作品が残っていったら嬉しいです。
葵わかなコメント
自分に物語を作っていくことが出来るのかどうか、始まる時は不安の方が大きかったのですが、いざ始まってみると本当に楽しかったです!みんなで物語を作っていくのが、自分にはない世界を見せてもらえるようで、ワクワクしたし、どう書いたら自分の思う情景を伝えることができるんだろう、と言葉について考える時間もたくさん持てました。サウンドドラマでキャラクターとしても参加させていただけると聞いた時はとても嬉しかったです!収録しながら、今まで以上に作品やキャラクターに愛着が沸いていくのがわかりました。全てリモートで行った新しい形のエンターテイメントが、どんな形で皆さんに受け取っていただけるのか、とても楽しみです。
中村ゆりかコメント
撮影がストップし、自粛生活をしている中「リレー空想映画」という新しい企画に参加できてとても嬉しかったです。リレーがあっという間に終わってしまい、まだ書きたいなと思うほど本当に楽しみながら行うことができました。画面越しで声の収録をした際に離れているので声の距離感が掴めなかったり、回想と現在のテンションの変化が難しかったです。今回初めてなのですが、三木監督の優しい丁寧な演出にとても助けられました。
完全リモートでのサウンドドラマを是非、皆さんにも楽しんで頂けたら嬉しいです。
清原翔コメント
今まで文章を書くということが苦手で逃げていたので、この企画を頂いてどうしようかすごく迷いましたが、意外にも好評価を頂けました(笑)。リレー形式ならではの、ストーリーが自分の考えの範疇から超えていくのがすごく面白かったですし、参加させて頂けて本当に良かったです。三木孝浩コメント
世界規模で大変な状況が続く中、出来ることが限られた状況下で、少しでも皆さんにエンタテイメントをお届けできないかと、始まったこの『リレー空想映画』。でもひょっとしたら創った僕たちが一番楽しんでたかもしれません(笑)。想像は力になります。未来を暗いイメージで埋めるのではなく、明るくワクワクするような空想をすることで明日がちょっとでも楽しみになってくれたら嬉しいです。
中島良コメント
これまで物語を作るときは、結末からの逆算で作ってきました。しかし、リレー形式で作っていくということで、他の皆さんがどんな続きを描くのか、毎日ドキドキしながら取り組みました。そしてリレーに参加されたキャストの皆さんがサウンドドラマにも出演されたことで、より物語の面白さが表現されていると思います。
ネットで読んでくださった方々の応援によって作られた部分も大きいと思います。ありがとうございました。ぜひお楽しみください。
「嘘とマーガレット」あらすじ
彼氏にフラれたばかりのくるみが、会社の先輩・つきに付き合ってもらい居酒屋でヤケ酒を呑んでいる。つきも元彼に心残りがある様子だが何も言わない。ある日くるみが遅刻した罰として、今度はくるみがつきに付き合って特急列車である場所へ向かう。そこは視界いっぱいに広がる海と砂浜がある場所。彼女たちの気持ちが徐々に癒されていき―。
【Not Sponsored 記事】
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