吉川愛(C)フジテレビ

吉川愛、月9「シャーロック」出演 “前世殺人”犯した女子高生役に

2019.11.04 22:00

女優の吉川愛が、11日放送のフジテレビ系月9ドラマ「シャーロック」(毎週月曜よる9:00~)第6話にゲスト出演することがわかった。

同作は、アーサー・コナン・ドイルの世界一有名なミステリー小説「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。名探偵・シャーロックと医師・ワトソンが難事件を解決していく古典ミステリーの傑作を、現代の東京を舞台に映像化し、原作上“シャーロック・ホームズ”にあたる誉獅子雄をディーン、“ジョン・ワトソン”にあたる若宮潤一を岩田剛典が演じる。

吉川愛「シャーロック」ゲスト出演

吉川愛(C)フジテレビ
吉川愛(C)フジテレビ
同話で吉川が演じるのは、17歳の女子高生・高遠綾香。塾帰りに男性から襲われそうになったことがきっかけで、PTSDから不眠症になってしまう。そんなある日、突然“前世”で殺人を犯したと衝撃的な告白をし、“前世殺人”の重要参考人として注目される、という役どころ。

様々なものを抱える女子高生を演じる吉川は「素の声でやりたい役だったので声は素で、性格はその時思った感情を出したいと思っています」と演技のポイントを明かした。

また、主演のディーンの印象については「難しいセリフが多くて、ドイツ語だったり、英語だったり、本当に大変な役だなと感じました。ディーンさんのすごさを肌で感じてとても勉強になりました」と感心しきり。「私の役は“前世で人を殺した”と言っていますが、本当はどんな女の子で、どんなものを抱えているのか。じっくり見てほしいです」と呼びかけた。

和田正人、大学病院の准教授役でゲスト出演

和田正人(C)フジテレビ
和田正人(C)フジテレビ
また、同じくゲストとして、和田正人の出演も決定。和田は、大学病院の精神神経科准教授・宇井宗司を演じる。学生時代から研究にすべてを注ぎ、伊藤洋三郎演じる教授・平田初雄の退官後、その研究を引き継ぎ、現在は吉川演じる綾香の治療にあたっている、という人物。

自身の役柄に関し、和田は「彼はきっと、打たれ弱く、傷付きやすい人間なのだろう」と評し、「他人の言動に敏感に反応し、いちいち心に傷を負っていく。そんな弱さがあるからこそ、手に入れられた成果もある。そんな誰もが思い当たるような、人間らしさを表現できればと思います」とアピールした。

プロデューサー・太田大、吉川愛&和田正人に期待大

和田正人(C)フジテレビ
和田正人(C)フジテレビ
同ドラマのプロデューサー・太田大氏は、和田について「これまでの出演作を拝見するに、実直さと鋭さという、二面性ある魅力をお持ちの役者さんでいらっしゃり、是非ともご一緒させていただきたいと思っていた」とし、「非常にエキセントリックながらも人間臭い研究者役をご用意することができ、ご出演が叶いうれしい限りです」と、今回の出演に喜びを隠せない様子。

また、吉川を「ふんわりとした雰囲気を持ちつつ、憑依型のお芝居をなさる、お若いながらもとても芸達者な女優さんでいらっしゃいます」と評価。「今回の、“前世で殺人を犯した”という衝撃的な告白をするという難しい女子高生役に説得力を吹き込んでくださることを期待しています」とコメントを寄せた。(modelpress編集部)

吉川愛コメント

― 台本を読んだ感想

最初難しい話なのかなと思って読み始めたのですが、とても面白くてスラスラ読んでしまう作品だなと思いました。読んでいてドキドキしていました。

― 高遠綾香を演じるにあたって

綾香は17歳でいろいろなものを抱えてる女の子です。私は演技をする時声が上がりやすいのですが、素の声でやりたい役だったので声は素で、性格はその時思った感情を出したいと思っています。

― 撮影現場の雰囲気について

撮影現場の雰囲気は、真剣な時とみんなでワイワイする時と空気感がシーンによってガラッと変わる現場だなと感じました。

― ディーン演じる“シャーロック”について

難しいセリフが多くて、ドイツ語だったり、英語だったり、本当に大変な役だなと感じました。ディーンさんのすごさを肌で感じてとても勉強になりました。

― 視聴者へのメッセージ

私の役は“前世で人を殺した”と言っていますが、本当はどんな女の子で、どんなものを抱えているのか。じっくり見てほしいです。

和田正人コメント

― 台本を読んだ感想

シャーロックである主役の獅子雄に始まり、ワトソンである若宮、江藤やクミコ、作品を彩る登場人物が、実に個性的で魅力的に描かれているなと思いました。

私が演じる宇井宗司という役に関しても同意です。どのキャラクターにも必ず、人間らしさが潜んでいます。そうした部分を大切に、そして滑稽に演じられたらと思います。

― 宇井宗司を演じるにあたって

何かに没頭し、その道を突き詰めていく研究者という人物を、どのように表現するか。脚本を読んだ印象だと彼はきっと、打たれ弱く、傷付きやすい人間なのだろうと。

他人の言動に敏感に反応し、いちいち心に傷を負っていく。そんな弱さがあるからこそ、手に入れられた成果もある。そんな誰もが思い当たるような、人間らしさを表現できればと思います。

― 撮影現場の雰囲気について

幅広い年齢層の作り手さんが混じり合い、フレッシュなアイデアと、経験豊富な実績で、作品づくりという未知なる答えを、共に追い求めていく空気感が、まさにシャーロックとワトソンの関係性のように思いました。

― ディーン演じる“シャーロック”について

撮影現場でも度々、監督と綿密な打ち合わせをしている姿を拝見しました。シーンを作る上での緻密さやこだわり、何かを探求している姿が、まさにシャーロック。対面する時にあまり目を合わせたくないというプレッシャーを感じます。

― 視聴者へのメッセージ

犯人が誰なのか。視聴者の皆さまにとって、それはとても大切な要素だと思いますが、「シャーロック」に関しては犯人探しは二の次。作品のだいご味は何と言っても、彼の謎解きのセンスだと思います。

視聴者の皆さまが早い段階で犯人を解き明かしたとしても、それ以上に、シャーロックである獅子雄の脳内を解き明かしたいという興味の方に心ひかれてていくドラマだと思います。最後までどうぞお見逃しなく。
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