大河ドラマ「西郷どん」遂に完結 鈴木亮平・西田敏行・渡辺謙が最終回に向けてコメント「すごくあたたかく明るい回になっています」
2018.12.16 05:00
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2018年大河ドラマ『西郷(せご)どん』(NHK総合 毎週日曜よる8時~)が、16日に最終回(60分拡大)を迎える。この度、主演で西郷隆盛役の鈴木亮平、語り/西郷菊次郎役の西田敏行、島津斉彬役の渡辺謙からコメントが到着した。
2018年1月7日から始まった「西郷どん」は、12月16日の第47回「敬天愛人」を持って完結する。
政府軍総攻撃の前日、大久保は、降伏すれば西郷の命を助けると指令を出すが、西郷は拒否。城山から最後の戦いに向う。
そして、糸(黒木華)は夫・西郷の真意を息子たちに語り始める。
最終回は、僕が演じた感想としては、すごくあたたかく明るい回になっています。鹿児島の城山で、西郷さんそして最後のラストサムライたちが、この国にどういう思いを託して散っていったのか。そして、彼らの死を通して、皆さんがそれぞれの人生をどのように生きていくのかについても考えさせられる回になっていますので、是非ご覧いただきたいと思います。そして「西郷どん」がみなさんの心の中にこれからも生き続けていただけたら嬉しいです。
大河ドラマを経験した役者さんは「1年は長かった、大変だった」とみなさんおっしゃいますが、大河ドラマで主役を演じる役者さんは特に大変だったと思います。ただ、僕の経験上、この達成感は他の現場では味わえない達成感ですので、亮平くんはその達成感を胸に秘めながら、次のステップを踏むための準備をされていると思います。亮平くんのもっている素晴らしいポテンシャルをどんどん発揮して、次なるステップ、また大きなステージを踏んでいただきたいと思います。亮平くん、私も役者仲間ですので、亮平くんのそのときのお仕事に加えていただけるよう、役をひとつくださいね(笑)。
いよいよ最終回を迎えますが、この1年間、長きにわたってみなさんにずっとご覧頂いた西郷隆盛、大久保利通、そして、糸さん、愛加那さん、みなさんとのお別れの時がやってきました。その思いをかみしめながら、「西郷どん」最終回をご覧いただき、ゆっくりと楽しんでください。そして、別れを惜しんでください。ついでに、語りの私にも ちょっぴり「お疲れさま」みたいなことを言っていただけたら嬉しいです。
「西郷どん」はクランクアップした後も、ほぼオンエアで見ていました。鈴木が「今、いい感じで迷ってるな」「今、壁に当たっているんだろうな」というところが垣間見えましたし、それこそが大河ドラマだと思います。「悩め、悩め」と親戚のような感覚で見ていました。ただ、鈴木にとっては、本当に充実したいい1年だったと思います。彼が積み重ねてきた努力と、キャスト・スタッフを引っ張っていくエネルギーで約1年3か月を乗り越えたので、「よくやった!」というよりは、少し口幅ったい言い方ですが「俺の目に狂いはなかった」ということですね。
鈴木の顔つきが回を重ねていくにしたがって変わっていきましたが、それは大河の主役をやる上での使命です。齢を重ね、経験を重ね、表情、目の奥、心の奥にあるものの変化に、視聴者のみなさんは心を奪われるわけですから。それはよくやったと思います。斉彬としては、ですよ(笑)。これから先、思い悩むことが良い意味で増えていくと思いますが、それは経験した者しか味わえないので、十分苦しんで、十分悩んで、これから先も頑張っていってほしいです。
「西郷どん」は歴史ドラマですから、結末は歴史をご存じの方は分かっていらっしゃると思いますが、そこに西郷がどう向き合っていったのか、また、俳優・鈴木亮平が西郷隆盛にどう向き合っていったのか、それを楽しみにご覧いただきたいと思います。
(modelpress編集部)
第47回「敬天愛人」あらすじ
西郷(鈴木)は残った兵士とともに包囲網を突破し、薩摩の城山に到達する。一方、大久保(瑛太)は内国勧業博覧会の準備にまい進していた。その頃、従道(錦戸亮)は、片足を失い政府軍に投降した菊次郎(今井悠貴)を西郷家に連れて帰る。政府軍総攻撃の前日、大久保は、降伏すれば西郷の命を助けると指令を出すが、西郷は拒否。城山から最後の戦いに向う。
そして、糸(黒木華)は夫・西郷の真意を息子たちに語り始める。
鈴木亮平コメント
長い撮影期間の中で、本当にその人間を生きることができる作品は、大河ドラマ以外にはないと思います。特に西南戦争のシーンでは「これ、神様が見て許してくれるのかな」と思うくらい壮絶でしたが、一人の人生をここまで時間をかけて追体験できたことは貴重な体験でしたし、とても幸せな時間でした。そして、人が生きること、何十年もかけて人生を全うすることはすごいことだと、改めて感じました。「この人間の人生を本当に生きている」という感覚を大切にしながら、これからのすべての作品に向き合っていきたいです。「西郷どん」をさらに超えるものを今後作っていきたいと思いましたし、「西郷どん」がこれからのひとつの指針になりました。最終回は、僕が演じた感想としては、すごくあたたかく明るい回になっています。鹿児島の城山で、西郷さんそして最後のラストサムライたちが、この国にどういう思いを託して散っていったのか。そして、彼らの死を通して、皆さんがそれぞれの人生をどのように生きていくのかについても考えさせられる回になっていますので、是非ご覧いただきたいと思います。そして「西郷どん」がみなさんの心の中にこれからも生き続けていただけたら嬉しいです。
西田敏行コメント
大河ドラマは長くずっと続いている番組ですので、作品ごとにさまざまな進化をしていきますが、今回の「西郷どん」では、その進化が顕著に表れたのではないかと思います。平成最後の年に作られた大河ドラマが明治維新の物語でしたが、西郷隆盛や大久保利通はこれまで何度もドラマ化されている中、「西郷どん」は今の時代の解釈と思いで作られた、新しい視点の西郷さんと大久保さんだったと思います。大河ドラマを経験した役者さんは「1年は長かった、大変だった」とみなさんおっしゃいますが、大河ドラマで主役を演じる役者さんは特に大変だったと思います。ただ、僕の経験上、この達成感は他の現場では味わえない達成感ですので、亮平くんはその達成感を胸に秘めながら、次のステップを踏むための準備をされていると思います。亮平くんのもっている素晴らしいポテンシャルをどんどん発揮して、次なるステップ、また大きなステージを踏んでいただきたいと思います。亮平くん、私も役者仲間ですので、亮平くんのそのときのお仕事に加えていただけるよう、役をひとつくださいね(笑)。
いよいよ最終回を迎えますが、この1年間、長きにわたってみなさんにずっとご覧頂いた西郷隆盛、大久保利通、そして、糸さん、愛加那さん、みなさんとのお別れの時がやってきました。その思いをかみしめながら、「西郷どん」最終回をご覧いただき、ゆっくりと楽しんでください。そして、別れを惜しんでください。ついでに、語りの私にも ちょっぴり「お疲れさま」みたいなことを言っていただけたら嬉しいです。
渡辺謙コメント
大河ドラマは撮影期間が長いので、役とずっと向き合い続けるという意味では、他に類を見ないドラマです。そして幕末モノは、青春群像劇ですし、中堅から若手の俳優たちが汗と涙にまみれて、泥の中を駆け回っていくようなドラマです。私自身も鈴木との芝居の中で、エネルギーをもらいましたし、鈴木以外の多くの俳優さんたちと体ごとぶつかるような形で、今回の大河に参加させてもらいました。大河ドラマは久々でしたが、良い経験をしました。「西郷どん」はクランクアップした後も、ほぼオンエアで見ていました。鈴木が「今、いい感じで迷ってるな」「今、壁に当たっているんだろうな」というところが垣間見えましたし、それこそが大河ドラマだと思います。「悩め、悩め」と親戚のような感覚で見ていました。ただ、鈴木にとっては、本当に充実したいい1年だったと思います。彼が積み重ねてきた努力と、キャスト・スタッフを引っ張っていくエネルギーで約1年3か月を乗り越えたので、「よくやった!」というよりは、少し口幅ったい言い方ですが「俺の目に狂いはなかった」ということですね。
鈴木の顔つきが回を重ねていくにしたがって変わっていきましたが、それは大河の主役をやる上での使命です。齢を重ね、経験を重ね、表情、目の奥、心の奥にあるものの変化に、視聴者のみなさんは心を奪われるわけですから。それはよくやったと思います。斉彬としては、ですよ(笑)。これから先、思い悩むことが良い意味で増えていくと思いますが、それは経験した者しか味わえないので、十分苦しんで、十分悩んで、これから先も頑張っていってほしいです。
「西郷どん」は歴史ドラマですから、結末は歴史をご存じの方は分かっていらっしゃると思いますが、そこに西郷がどう向き合っていったのか、また、俳優・鈴木亮平が西郷隆盛にどう向き合っていったのか、それを楽しみにご覧いただきたいと思います。
(modelpress編集部)
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