(左から)長澤まさみ、東出昌大、江口洋介(C)フジテレビ

長澤まさみ主演月9、初回ゲスト発表<コンフィデンスマンJP>

2018.04.02 15:00

女優の長澤まさみが主演を務める新フジテレビ系月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(4月9日スタート 毎週月曜よる9時~※初回は30分拡大)の第1話ゲストが発表された。

古沢良太最新脚本作の同作は、信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる物語。

江口洋介(C)フジテレビ
江口洋介(C)フジテレビ

初回ゲストに江口洋介

30分拡大スペシャルとなる第1話のゲストは、俳優の江口洋介。彼が演じるのは、私利私欲にまみれた悪徳公益財団「あかぼし」の会長・赤星栄介。表向きは慈善団体の高潔な紳士を装いながら、裏ではヤクザの黒幕として暗躍し、“日本のゴッドファーザー”とまで呼ばれる男。江口は、『東京ラブ・シネマ』(2003年4月クール)以来、15年ぶりの“月9ドラマ”出演となる。

『コンフィデンスマンJP』第1話(C)フジテレビ
『コンフィデンスマンJP』第1話(C)フジテレビ
また、サブゲストとして未唯mieも登場。彼女は、物語の冒頭で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの最初の詐欺のターゲットとなるホストクラブオーナー、矢代久美子を魅惑的に演じる。(modelpress編集部)

『コンフィデンスマンJP』第1話(C)フジテレビ
『コンフィデンスマンJP』第1話(C)フジテレビ

第1話あらすじ

ダー子(長澤まさみ)は、天才的な頭脳と抜群の集中力で、どれほど難解な専門知識も短期間でマスターしてしまうコンフィデンスウーマン=信用詐欺師。高級ホテルのスイートルームに居を構える、破天荒な上に天然で、いい加減なところもある女性だ。そんなダー子と組んでいるのは、お人よしで小心者ゆえにいつもダー子に振り回され、早く詐欺師稼業から足を洗って真っ当に生きたいと願っているボクちゃん(東出昌大)と、超一流の変装技術を持ち、生まれながらの品の良さを生かして相手を騙すリチャード(小日向文世)だ。

ダー子が新たなターゲットとして目を付けたのは、公益財団「あかぼし」の会長・赤星栄介(江口洋介)。表の顔は文化芸術やスポーツの振興、慈善事業に勤しむ名士だが、その裏では経済ヤクザとして暗躍し、日本のゴッドファーザーとも呼ばれる男だった。赤星は何よりも仲間を大切にし、そのファミリーは鉄の結束で結ばれているとも言われていた。

ダー子は、国税庁からマークされている赤星が、莫大な現金資産を海外に持ち出そうと目論んでいると推測。貨物船舶の船長に扮したリチャードを赤星に接触させる。ところが、何故かその正体がバレてしまったリチャードは瀕死の重傷を負い、病院に収容されてしまう。詐欺師稼業を止めて一度はダー子のもとを離れていたボクちゃんは、知らせを受けてリチャードの敵を討つと決意。ダー子とともに赤星を騙すための作戦を立てるが…。

江口洋介 コメント

― 第1話にゲストとして出演された感想

最初に脚本を読んだ時点で、映画のようなスケール感があって、面白いストーリー展開だなと思いました。実際現場に入ると、カメラマンは映画を撮られている方だし、ロケ場所も本格的で、毎日集中して撮影に臨むことができました。僕も今まで色んな連ドラに出演させていただきましたが、ストーリーの中にダイナミズムというか、うねりが見える脚本だと思いました。それでいてコメディーで、見た人をちゃんと笑わせて、爽快な気持ちにさせるというのは、最近のドラマではあまりない感覚だったので、非常に楽しくやらせてもらいました。

― 「月9ドラマ」へは、『東京ラブ・シネマ』(2003年4月クール)以来、15年ぶりの出演となりましたが、久しぶりの「月9ドラマ」への思いは?

月9に限らず、僕はフジテレビのドラマで世の中の評価を受けて育ってきたみたいなところがありますので、他局でもドラマはやらせてもらってますが、フジでやるときは、成功してもらいたいという思いが特に強いですね。フジテレビが盛り上がるいいきっかけになるような予感がするドラマなので、そこに携われたことが非常にうれしいです。

― 脚本を読んだ感想

漫画原作の作品が多い中、オリジナルでこれだけハネたタッチのドラマというのは秀逸で、練りに練られた脚本だと思いましたね。すごく(脚本に)テンポ感があるので、変にアドリブを入れるよりは、その台本が持っているそのままのテンポ感をどういかすかという感じで、“このシーン、どうしたらいいかな”とか変に頭をひねることなく、ただストーリーに身をまかせて演じさせてもらいました。また、この赤星という役が非常に面白く、1話は“ゴッドファーザー編”なのですが、僕らの世代は“ゴッドファーザー”と言えば好きな映画ナンバーワンと言ってもいいくらいの映画で、それをコメディーでやれるっていうのは、待ちに待ってたという感じでしたね。シリアスなシーンと、“飛べる”シーンの落差が作るテンポ感というものを、脚本家とプロデューサーが練りに練った脚本なので、僕たちはそこで大きく遊ばせてもらっているような感じです。

― 今回演じられる「赤星栄介」というキャラクターに対する印象は? また、演じるにあたり心がけたことは?

“ゴッドファーザー”と言えばやっぱりマーロン・ブランドで、マーロン・ブランドや、(ロバート・)デ・ニーロのようなイメージとかいろいろ考えたんですけどね。でも、実際やってみたら赤星だったという(笑)。最初にオファーをいただいた時に、“オーシャンズ11”の(アンディ・)ガルシアのようなイメージと聞いて、見直したんですけど、髪型はオールバックだなとか、スーツはスリーピースだなとか、パーツをスタッフと作っていくうちに、危険な香りもする“金と欲望の男”ができ上がってきたんです。それはこのドラマの大きなテーマでもあると思うんですけれど、そこにも重なるようなキャラクターで、金しか愛さない男というか。“誰も信じないから、ここまで来た”っていうセリフが妙に気持ちよくてね。この男の生き様みたいなものがそこにも出ていますね。

― 共演者の長澤まさみさんについて、今回共演された感想をお聞かせ下さい。彼女の10代、20代、30代と、節目節目に共演されていますが。

立派な女優さんだと思います。最初に会ったときは、すごく物静かな子だなと思いましたが、彼女がどんどん成長していく過程も見ていましたし、今回もとても楽しみにしていました。色んな作品をやっていると思いますが、このドラマは彼女の持ってるちょっと“飛んでる”部分がすごく出ていると思います。七変化というか、化けていく感じがあり、それでいて女を武器にしているというところが出せる数少ない女優さんじゃないですかね。僕自身も一緒にやっていてすごく触発されましたね。

― 『コンフィデンスマンJP』を、楽しみにされているファンの方へのメッセージ

東出君も難しいキャラクターに挑戦しているし、小日向さんもパワーアップしたような感じで、3人がちょっとアニメのように見えるけれど、実在してるかのようにも見える。オリジナル作品で娯楽性が高くて、一方でシリアスな部分もあって、幅広い人が楽しめる作品です。何より新しいですよね。原作ものでもなく、焼き直しでもなく、何にも頼っていないフジテレビの底力が出てきたような作品。一度見始めたら止まらないジェットコースターのようなドラマで、“金と欲望”というテーマにしても、何歩も先を進んでいて、見てくれた人がどういう風に反応してくれるかが楽しみです。フジの持っている王道のパワーに期待する人もいっぱいいると思うし、そこを裏切らない面白い作品になっていると思います。
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