竹野内豊の意味深発言に会場ざわつく<この声をきみに>
2017.08.31 13:56
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俳優の竹野内豊が31日、都内で行われたドラマ10『この声をきみに』(9月8日より毎週金曜よる10時~)の記者会見に、女優の麻生久美子とともに出席した。竹野内が意味深な発言をし、会場をざわつかせる一幕があった。
竹野内豊が意味深発言?
普段は二枚目の役が多い竹野内は、真逆の“偏屈で情けない男”を演じる上で苦労していることを尋ねられると「自分と共通するところといいますか、(役と同様に)自分も心にぽっかり穴が開いているところがあって…」とコメントして会場をざわつかせ、「でも大なり小なり誰にでもあると思うんですよね。46年生きてきているのでいろいろありますよ」と笑い飛ばした。
役については、「孝を演じてきて本当に困りました。台本を読んでいて歯がゆく感じてしまうところが多くて、生き方が下手な人だなって思いましたし、自分を何とか変えなきゃいけないと思って朗読教室に飛び込んで、一生懸命に生きてきた人なんだなと思いました」と明かした。
同作で自身の声や喋り方と改めて向き合ってみての感想を聞かれた竹野内は、「自分の喋り方ですとか、声もそうですし、コンプレックスはたくさんあります。今日もこの会場に出てくる前に、逃げたくなるような心境がありまして…」と葛藤を告白。
「役者でもやっていなければ、こんなたくさんの方々の前でマイクを持つようなことは考えられないですし、なるべく避けていきたいなと思っていすが、麻生さんとお会いしたときに『いい声ですね』って褒めていただけたので、ちょっと自信を持ってもいいのかなと思っています」と照れ笑いを浮かべた。
役への思い語る
また、同作を見た感想を聞かれた竹野内は、「NHKの連続ドラマは初めてなんですけど、こういう素敵な作品や、キャストの方々と地に足のついたこんな素晴らしい作品に参加できるということは大変光栄で、嬉しく思っております」と感慨深げに語り、「素敵な作品が出来上がったと思っております」と胸を張った。さらに、「SNSが普及している時代だからこそ、今作は挑戦的だなと思いましたし、全編を通してSNSでは伝えられない人のぬくもりだったりを伝えられたらいいなと思っております」とアピールした。
一方、麻生は「私の役が過去に何か重大な傷付くことがあり、傷を抱えている設定なんでけど、最近撮っているところで、そういう過去のことを匂わせるお芝居があったんです。そこをいろんな情報を手繰り寄せて、自分の中で想像を膨らませて演じているところで、難しいなと思っています」と吐露。
「考さんは生き方を変えたい人で、私も自分を変えたいなとずっと思ってきた人間ですし、この作品を通して、自分の声にも向き合って、さらに好きになっていけたらなと思います。観ていただく皆さんにも、何かそういうものを感じ取っていただけたら嬉しいです」と語った。
「この声をきみに」
同作は、今、静かなブームの朗読教室を舞台に、さえない男の奮闘をユーモアたっぷりに描く、楽しくも切ないヒューマンコメディ。厳格な父の目から隠れるように自分の世界にこもり、数学に興味を持った数学教師の穂波考を竹野内が、恋愛恐怖症であり、恋愛至上主義な世の中を嫌悪している朗読教室講師の江崎京子を麻生が演じる。(modelpress編集部)
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