土屋太鳳、命を狙われる“妊婦”に挑戦「あまりにも哀しい話」
2017.03.29 10:52
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俳優の大泉洋、土屋太鳳、向井理が主演をつとめるフジテレビ系オムニバスドラマ『ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~』が4月22日よる9時から放送されることが決定した。
目次
大泉洋×犬童一心×「妻の女友達」(小池真理子 作)
大泉は「妻の女友達」で家と会社の往復をひたすら繰り返す刺激のない毎日をまったく苦にしない、おもしろみ一切なしの“マジメ父”を演じる。超小市民の彼が殺人者になるという設定だそうで、「自分が今までやってこなかった役柄や、シーンを演じられることに喜びを感じました」と今までにない役を演じられることを喜んだ。大泉のほか、高岡早紀、戸田菜穂も出演することが決まっている。
土屋太鳳×犬童一心×「恋煩い」(北山猛邦 作)
土屋は「恋煩い」でアクセサリーショップで販売員として働いている蔵元亜希を演じる。今回、命を狙われ続ける“妊婦”に挑戦する。脚本を読んだ土屋は「あまりにも哀(かな)しい話だと思いました。悲しいのではなく、哀しい…。誰が悪いわけでもなく、何がきっかけというわけでもなく、いつ、誰がどうすれば、こうならずに済んだのかさえ分からない」と複雑な心境を明かした。
土屋のほか、岸井ゆきの、井之脇海も出演がすることが決まっている。
向井理×犬童一心×「情けは人の…」(今邑 彩 作)
向井は「情けは人の…」で「誘拐犯」という役どころに初挑戦。普段、精悍で心優しき好青年という印象の正統派俳優がどのように誘拐犯を演じてみせるのかも見どころ。また、今作で実生活において経験もあるバーテンダー役にも初挑戦する。「最初に脚本を読んだ時は思わぬ展開に驚きましたが、終わり方がスッキリしていたのでよかったです」と率直な心境を吐露。また、バーテンダーの役は「とても懐かしかったです」と振り返っていた。
向井のほか、小澤征悦、大西利空、市毛良枝が出演することも決まっている。(modelpress編集部)
「妻の女友達」あらすじ
広中肇(大泉洋)は、市役所の戸籍係。妻・志津子(戸田菜穂)と3歳の娘・ちえみ(井上風宇子)と、慎ましやかな暮らしをしている。真面目一辺倒の肇は、仕事が終われば、まっすぐ家に帰って家族だんらんをするだけの平凡な日々だ。ある夜、突然志津子の大学の同期・多田美雪(高岡早紀)がやって来る。美雪は、女流作家としてブレイクした有名人。久しぶりの再会をなつかしんだ後、美雪は志津子に、専業主婦でもし暇があるのなら自分のマンションの掃除や料理を週一回してくれないかと頼む。異世界からやってきたような美雪が嫌でたまらない肇。まるで家政婦のような扱いになっていく志津子が不憫でたまらない肇は、美雪がいなくなってくれればという思いを募らせる。そんな時、志津子の実家の母親が倒れ、彼女は娘を連れて泊まりがけで見舞いに行くことになる。そこで、肇が動き出す…。
大泉洋コメント全文
Q:最初に脚本を読まれた時の印象・感想「自分が今までやってこなかった役柄や、シーンを演じられることに喜びを感じました。肇の気持ちをすんなり理解するのは難しかったですが、演じていてとても楽しかったです。また、犬童監督はとても細かく演出してくださる方でしたので、安心して演じることができました。肇がいかに妻を愛しているか、周囲に対してどういう風に接する男なのかなど、緻密に話し合って撮影に臨みました。今回共演させていただいた戸田さんは普段も役の上でも、とても優しくて母性にあふれていて、理想の奥さんでした。高岡さんは役の上では高飛車で嫌な女性でしたが、実際はとても親しみやすく、現場を明るくしてくれる方でした。広中肇という少し、いや、かなり変わった男の話ですが、肇がたどる数奇な運命を是非お楽しみください。ドラマのラストには“驚き”が待っています!」
「恋煩い」あらすじ
蔵元亜希(土屋太凰)は、アクセサリーショップで販売員として働いている。高校を卒業してから同級生の植田駿(井之脇海)と交際しているが、彼のSNS上で見知らぬ女性とのやりとりを見てしまい浮気の疑いを抱く…。亜希と駿は、高校時代に仲の良かった茅野透子(岸井ゆきの)と卒業以来、3年ぶりに再会することになる。透子は、亜希と卒業式でプレゼント交換した小瓶を、亜希がいまだに付けていることに気付き、感極まって抱き合う二人。
そんな透子に、駿の子を妊娠したことを打ち明ける亜希。しかし、駿に対する疑いが拭えず、自身が妊娠していることを彼にはまだ話せていない…。
3人の出身高校が去年廃校に。取り壊される前に最後に行ってみようと二人を誘う駿。思い出が詰まった高校で、ある人間が予想だにしない行動を取る!すると、4年前に起きた一つの事件の真相が詳らかになる。最後に3人を待ち受ける衝撃の結末とは…。
土屋太鳳コメント全文
Q:最初に脚本を読まれた時の印象・感想「あまりにも哀(かな)しい話だと思いました。悲しいのではなく、哀しい…。誰が悪いわけでもなく、何がきっかけというわけでもなく、いつ、誰がどうすれば、こうならずに済んだのかさえ分からない。運命という言葉が当てはまるのかもしれないですが、それも違う気がする…。今まで出会ったことのない、つかみどころの無さに、まるで“霧”のような物語だと感じました」
Q:作品・役作りについて、犬童監督とどんなお話をされましたか?
「3人(亜希、透子、駿)の関係性をしっかりと描きたいというお話を、最初にしてくださいました。『未来に何が起きたとしても、この3人のキラキラした思い出は変わらない。そのことだけは意識してほしい』という監督の言葉を胸に演じました」
Q:土屋さんが信じた恋にまつわる都市伝説はありますか?
「あまり珍しい話ではありませんが、特定の公園や島など、そこにカップルで行くと結ばれないという話を聞いたことがあって、信じるというよりは“じゃあ自分に好きな人ができたら、そこに一緒に行くのは、やめておこう!”と思ったことはあります」
Q:土屋さんご自身の中のおまじない、決めごとがあれば教えてください
「おまじないではないのですが、大切なことに臨む前にストレッチをしながら深呼吸をします。また、仕事の際にいつも身につけている指輪二つは、ある意味おまじないかもしれないです」
Q:亜希は“おまじないバカ”ですが、ご自身が“○○バカ”と言えるぐらい熱中しているものは?
「“筋トレバカ”か、“スーパーバカ”でしょうか…。“スーパーバカ”のスーパーは、『超』の意味ではなくスーパーマーケットのスーパーです。生鮮食料品売り場が特に好きで、うろうろしていると幸せを感じます」
Q:番組を楽しみにするファン・視聴者へのメッセージ
「“友情”という感情に不安を感じたことのない人は、きっといないと思うのです。今この瞬間も、SNSの些細な一言や教室の何気ない一瞬に、自分は友達と本当につながることができているのだろうか、本当は孤独なのではないかと感じている人は、たくさんいるのではないでしょうか。その不安を埋めるため、人はいろいろなことを試します。おまじないだったり、あるいは見て見ぬふりだったり。“恋煩い”は、そんな日常がたどりついてしまう哀しい物語です。苦しさと共に演じました。何かを感じていただけたら幸いです」
「情けは人の…」あらすじ
北川健史(向井理)は、バーテンダーのアルバイトをしながら、生活している。ある夜、そのバーに一人でやって来た中年男・赤堀(小澤征悦)。男は、ほんの少し前まで「ツカハラ産業」で働いていたと言う。「知ってんのか?」と問われた健史。知らないはずはない。健史は数年前に亡くなった母・喜代(市毛良枝)の女手一つで育てられたのだが、実の父親は、「ツカハラ産業」の社長である塚原幹雄その人だったのだから。父はかつて不倫相手だった亡き母・喜代をその息子である健史ともども捨てたのだ。塚原に復讐してやると息巻く赤堀。健史が金に困っていると知り、「ちょっと力を貸してくんない?」と話を持ちかける。目的は、塚原の10歳の一人息子、昌彦(大西利空)を誘拐するというもの。健史は、母と自分を見捨てた父に復讐する気持ちもあり、その誘いに乗る。赤堀と健史は後日、昌彦を誘拐し、自分の別荘に隠す。赤堀が塚原から身代金を得るために行動する間、昌彦を見張るのが健史の役目。しかし昌彦は意外な言葉を口にするのだった。「パパは僕のためにはお金は払わないと思います。ぼくは、パパの本当の子じゃないんです」。赤堀に問う健史。昌彦の母には、塚原と結婚する前に別の男がいて昌彦は嫁の連れ子。そのことをもちろん幹雄も知っていると言うのだ。塚原は世間体を気にして昌彦をかわいがっていたが、嫁が死んだとたん、分かりやすく邪魔者扱いに…。「だったらなおさら、塚原は金を払わないんじゃ…」と懸念する健史に、「払う!」と言い切る赤堀。「塚原が払う金は、子供を生かすための金じゃない」と言い放つ赤堀に対し、驚いて声も出ない健史。赤堀は続ける。「黒幕は俺じゃないよ」。この壮大な計画を後ろから糸を引く黒幕は、健史が想像だにしない人物だった…。
向井理コメント全文
「最初に脚本を読んだ時は思わぬ展開に驚きましたが、終わり方がスッキリしていたのでよかったです。健史という、どこにでもいるような人物が事件に巻き込まれていくというストーリーなので、細かい話はあまりせず、犬童監督には自分の思ったままにやらせていただきました。また、バーテンダー役を演じさせていただきましたが、とても懐かしかったです。実生活でも長くやっていましたので、やりづらいなどはなく、もっとやっていたかったぐらいです。始まりは不穏なストーリーですが、最後まで見ていただけたら、少し優しい気持ちになれる作品です。どうぞご期待ください」編成企画:加藤達也(フジテレビ編成部)コメント
「カリスマ書店員さんだけが知っている本当に面白い一冊。短編だからこそ光る精緻な構成と驚がくのトリックや結末!そんな珠玉のミステリーを探し求め、さまざまな書店員さんのお話を伺いました!そして星の数ほどある作品の中から、本を売るプロが太鼓判を押す珠玉の一冊をこの度ドラマ化いたします! 演出を手掛けるのは話題作を放ち続ける、名監督の犬童一心さん。出演者に大泉洋さん、土屋太鳳さん、向井理さんという世代をけん引する最高の役者陣。ありそうでなかった今までにない夢のコラボレーションがここに誕生しました。この最強の制作陣のもと、丁寧に、そして大胆にドラマ化した、ぜいたくで極上のミステリーをぜひお楽しみください!」
【Not Sponsored 記事】
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