有村架純、来春朝ドラヒロインに抜擢「新しい風を吹かせたい」
2016.06.29 16:14
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女優の有村架純が、平成29年度前期連続テレビ小説のヒロインに抜擢され、29日東京・渋谷の同局にて行われた会見に出席した。会見では、タイトルが「ひよっこ」に決定したこと、脚本家を岡田惠和氏が務めることも合わせて発表された。
第96作目「ひよっこ」はオリジナル作品
現在放送中の高畑充希主演「とと姉ちゃん」、次回作の芳根京子主演「べっぴんさん」に続く、第96作目となる「ひよっこ」はオリジナル作品。東京オリンピックが開催された1964年から始まる波乱万丈青春記となる。有村が演じるヒロイン・谷田部みね子は、茨城県北西部のある大家族の農家に生まれた、おっとり、のんびりした少女。とくに大きな夢もなく、高校を卒業したら畑仕事を手伝って、いつかお嫁さんにと思っていたが、高校3年の冬、東京に出稼ぎに行った父が行方不明になってしまったことで、人生が動き始める。集団就職で上京したみね子は、町工場で働きながら父を捜すことに。慣れない都会での生活や突然のトラブルに巻き込まれながらも、“金の卵”の殻を自ら破って成長していく姿を描く。
「あまちゃん」とは「180度違う気持ち」
有村とデビュー当時から親交があるという岡田氏の希望もあり、今回ヒロインに抜擢。キャスティングでの決定は、平成26年度前期NHK連続テレビ小説「花子とアン」の吉高由里子以来となる。平成25年度前期「あまちゃん」で主人公の母親の少女時代を演じブレイクした有村は、「本当に緊張して、3年前初めて『あまちゃん』の会見でこの場で立たせていただいたんですけど、そのときとは180度違う気持ちです。朝のヒロインというのは、皆様に元気を与えられる存在。今回私が演じさせていただく役、作品で皆様に新しい風を吹かせていければと思います」と意気込みを語った。
また、「あまちゃん」でヒロインオーディションに参加した経緯もあり「(朝ドラヒロインへの)憧れはありました」と吐露。今年1月期に放送されたフジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の撮影が終了した頃に、オファーの話を聞いたそうで「正直、びっくりしました。まさか自分が朝のヒロインをやらせていただくとは思ってなかったので。しばらく言葉が出なかったです」と振り返り、「打ち合わせのときには『NHKの顔になっていただきます』って言葉をいただいて、自分にとっては良いプレッシャーと緊張感を感じました。(『あまちゃん』のときとは)遥かに違うところにいることになるんだなって感じました」と決意を新たにしていた。
「ここで有村架純の代表作を更新したい」
「ちゅらさん」「おひさま」に続き、3回目の朝ドラを担当する岡田氏は、「有村さんとやりたかった。みね子は前に前に出るタイプじゃないので、高度なお芝居が要求されます。また、観ている方に愛してもらえる役でなくてはならないという前提があるので、ぴったりです」と太鼓判。一方で、月9に対して「代表作を作ったな…と悔しかった」と本音をこぼす場面もあり、「ここで有村架純の代表作を更新したいと思っています」とアピールした。平成29年度前期「ひよっこ」は、2017年4月3日~9月30日放送予定(全156回)。(modelpress編集部)
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