福士蒼汰と“親子”役を演じる野村周平(C)フジテレビ

野村周平“同級生”福士蒼汰と親子役「意識することはなかった」「本当に不思議な感覚」

2016.06.08 11:32

俳優の福士蒼汰が主演、芳根京子がヒロインを務めるフジテレビ系スペシャルドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」(前編:6月25日よる9時~/後編:6月26日よる9時~)。既に、昭和最大の未解決事件「三億円事件」という大きな渦に巻き込まれていく「現代パート」のキャストが明かされていたが、「三億円事件」が発生した1968年当時の物語を描いた「1968年パート」の出演者が8日に発表。野村周平門脇麦らが名を連ねた。

福士蒼汰と“親子”役を演じる野村周平(C)フジテレビ
福士蒼汰と“親子”役を演じる野村周平(C)フジテレビ
野村周平、門脇麦(C)フジテレビ
野村周平、門脇麦(C)フジテレビ

「現代」と「事件当時」を描く

同作は、2010年から2015年まで「ヤングマガジン」(講談社)で連載された同名マンガ(渡辺潤・コミックス全19巻)を映像化した作品。ある日突然、主人公・鳴海大和(福士)が「お前の父親は三億円事件の犯人だ」と告げられるも、その直後に父親が水死体として発見。幼なじみの小田切未来(芳根)らと真相を追い求める中で、父親が隠し通してきた秘密が徐々に明らかになる。

これまでの「三億円事件」を題材にした作品とは異なり、物質的な豊かさはあるものの閉塞感が漂い、未来への希望を見出しにくい 「現代」と、その「現代」に比べ、人々がそれぞれの立場から理想の未来を夢見て、必死に生き抜いていた「三億円事件」発生当時の「過去(1968年パート)」が緻密かつ巧妙に絡み合う。


「恋仲」福士蒼汰&野村周平が“親子”に

大和の父親・川崎雄大の青年時代を演じる野村が、福士と同じドラマに出演するのは「恋仲」(2015年)以来、およそ1年ぶり。共演シーンはなかったものの、現場ですれ違った時には互いに声をかけあっていたようだ。

2人は、今回の共演について「現場で(福士に)『僕のことを、お父さんって呼んでよ』と言ったんですが、『やだ』と言われてしまいました(笑)。共演シーンはありませんが、『恋仲』が終わってすぐの撮影だったので、『(再び共演することが)早っ』と思いました(笑)」(野村)、「共演させていただいた方と、こういう形ですぐにまたご一緒できるのはうれしいことです。しかも、今回は(野村が)お父さんになってしまいました(笑)。野村君とは同級生なので、本当に不思議な感覚です(笑)」(福士)とそれぞれ語った。

野村周平(C)フジテレビ
野村周平(C)フジテレビ

野村周平「“事件もの”は初」

さらに野村は、今作への出演にあたり「いわゆる“事件もの”に出演させていただくのは初めてなので、出演が決まった時は、すごくうれしかったです」と歓喜。自身が演じる雄大を「すごく明るくて陽気で、いい意味で子供らしい反面、頭の回転の良い人ですが、とある事件を機に、芯は変わらないものの、全く別のキャラクターに豹変してしまいます」と紹介した。

野村周平、渋谷謙人(C)フジテレビ
野村周平、渋谷謙人(C)フジテレビ

門脇麦と野村周平が初共演

また、雄大の恋人・井上和子役の門脇と今作で初めて共演する野村。互いの印象について、野村が「麦ちゃんは、いい意味で女性らしくないと言いますか、みんなに気さくに話しかけてくれますし、気持ちよく笑ってくれる、すごく良い子です」と絶賛すると、門脇も「とても真っすぐな目をされた方だなと思いました」と称賛したうえで、「いつかご一緒したいと思っていたので、今回共演できてうれしかったです」と喜びをあらわにした。

三浦貴大・渋谷謙人・ホラン千秋・瀬戸利樹も出演

野村周平、三浦貴大(C)フジテレビ
野村周平、三浦貴大(C)フジテレビ
野村・門脇ほか、雄大の幼なじみで、後に大物政治家となる府中南署の刑事・沢田慎之介に三浦貴大、府中の不良・望月竜に渋谷謙人、竜の恋人・響子ギブソンにホラン千秋、竜の不良仲間・横溝保に瀬戸利樹が起用されたことも発表。

ホラン千秋、渋谷謙人(C)フジテレビ
ホラン千秋、渋谷謙人(C)フジテレビ
長部聡介プロデューサーは、「三億円事件が起きた1968年という時代が単なる回想としてではなく、その時代に何が起き、その時代を生きた若者たちが何を考え、何を夢見ていたのか、ということがドラマの鍵を握っていると言っても過言ではありません。現代を代表する若手実力派の俳優陣が1968年という熱い時代を生きた若者をどのように演じるか是非、注目していただきたいと思います」とアピールした。(modelpress編集部)

香川照之、渋谷謙人(C)フジテレビ
香川照之、渋谷謙人(C)フジテレビ

野村周平コメント

Q:台本を読んだ感想、出演が決まった際の気持ち
A:台本は本当に面白くて、当時の人間模様に引き込まれました。今回のドラマは“三億円事件”を扱っていますが、いわゆる“事件もの”に出演させていただくのは初めてなので、出演が決まった時は、すごくうれしかったです。

Q:演じた川崎雄大について
A:すごく明るくて陽気で、いい意味で子供らしい反面、頭の回転の良い人ですが、とある事件を機に、芯は変わらないものの、全く別のキャラクターに豹変してしまいます。僕自身、雄大に降りかかる事件があまりにも大きいので、豹変してしまう川崎雄大の気持ちは理解できます。

Q:実際の三億円事件に対するイメージについて
A:あくまで台本を読んだイメージですが、すごくカッコイイ事件だなと感じました。もちろん、“事件”なので、カッコイイという表現は正しくないと思いますが、犯行の手口がスマートで痛快な点に、引かれてしまいました。

Q:『恋仲』で共演した福士蒼汰さん演じる鳴海大和の父親役を演じましたが、何か意識したことは?
A:全然、意識することはなかったです。現場で“僕のことを、お父さんって呼んでよ”と言ったんですが、“やだ”と言われてしまいました(笑)。今回、共演シーンはありませんが、『恋仲』が終わってすぐの撮影だったので、“(再び共演することが)早っ”と思いました(笑)。

Q:共演した門脇麦さんや三浦貴大さんの印象について
A:お二人とも、初共演になります。麦ちゃんは、いい意味で女性らしくないと言いますか、みんなに気さくに話しかけてくれますし、気持ちよく笑ってくれる、すごく良い子です。三浦さんは、僕より年上なんですが、いい意味でふざけてくださって、現場を盛り上げていただいています。まさに、ムードメーカーという感じです。年下の僕にも話しかけてくださいますし、一緒にバカができる兄貴という印象です(笑)。

Q:今回の作品は、「本格社会派エンターテインメント」ですが、何か意識したことは?
A:“本格社会派エンターテインメント”ということで、特に意識していることはありませんが、演じる川崎雄大は1968年を生きる人物なので、アドリブで現代っぽい言葉を出さないように意識はしました。

Q:放送を楽しみにしているファンの皆さまへ向けたメッセージ
A:これまで僕が出演させていただいた作品とは、全くテイストの違う作品になっていると思います。“三億円事件”を題材にした映画やドラマは、過去にもたくさんありましたが、今回の『モンタージュ 三億円事件奇譚』はそれらの作品とは別の切り口で描かれていますので、新しい視点から楽しんでいただけたらうれしいです。

門脇麦コメント

Q:台本を読んだ印象について
A:過去と現在を行き来する壮大なストーリーに、とても引き込まれました。

Q:演じた井上和子という人物について
A:時代の波と自分の思い描く未来の埋まらない差に葛藤しながらも、真っすぐ聡明に生きる女性だと思います。

Q:共演した野村周平さんの印象
A:とても真っすぐな目をされた方だなと思いました。いつかご一緒したいと思っていたので、今回共演できてうれしかったです。

Q:放送を楽しみにしているファンの皆さまへ向けたメッセージ
A:ミステリー要素もありつつ、過去と現在の登場人物の気持ちが交錯しながら話が進んでいく、見応えのあるヒューマンドラマに仕上がるのではないかと思います。是非ご覧ください!

福士蒼汰コメント

Q:『恋仲』で共演された野村周平さんが、今回父親役となりますが?
A:「野村君は、若き日の父親役なので、共演シーンはないのですが、同じ撮影現場ですれ違ったりするときに、お互い声を掛け合ったりしています。共演させていただいた方と、こういう形ですぐにまたご一緒できるのはうれしいことです。しかも、今回は(野村君が)お父さんになってしまいました(笑)。野村君とは同級生なので、本当に不思議な感覚です(笑)。
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