菅田将暉「寝ずに働く」決意と努力実った「エランドール賞」新人賞

2009年「仮面ライダーW」でシリーズ最年少にして初出演＆初主演デビュー。2013年の主演作『共喰い』でロカルノ国際映画祭コンペティション部門正式出品、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以降、映画『海月姫』『チョコリエッタ』『暗殺教室』『明鳥あけがらす』『ピースオブケイク』『ピンクとグレー』、ドラマ「ごちそうさん」「問題のあるレストラン」「二十歳と一匹」「翳りゆく夏」「ちゃんぽん食べたか」「民王」と、どんな個性的な役柄も演じ切る実力で目覚ましい活躍を見せた。

「寝ずに働く」決意と努力実る

菅田は「去年1年、マネージャーさんと『本当に寝ずに働こう』と。本当に寝る間も惜しんで色んな作品に出て、色んな目標の中に『エランドール賞』というものがありました。去年の今頃から、今日のスケジュールを空けて臨んでいましたので、本当に今日ここに立てていることが嬉しいです。初めてマネージャーさんともハイタッチしたり、喜んで興奮しましたね」と努力が実を結んだ受賞に歓喜。

「昨年、初めて連ドラの主演をやらせていただいたり、昔一度お世話になったプロデューサーさんや監督と再度タッグを組むことが多かった1年でした。本当にド新人の時にお世話になった人たちに少しでも成長という部分で、恩返しができればなとお仕事をしていたので、今日ここに姿を見せられていることが恩返しといいますか、感謝の気持ちが伝わればなと思います。色んな人に支えていただいて、今日があると思います。ありがとうございました」と感謝を伝えた。

遠藤憲一「尊敬できる俳優」

プレゼンターをつとめた「民王」飯田爽プロデューサーが、同作で共演した遠藤憲一からのメッセージを代読。菅田の受賞を我が子のように喜び、授賞式に駆けつけるべくギリギリまでスケジュールを調整していたものの、撮影のために叶わず。「僕が尊敬できる俳優の1人です。おめでとう」と温かい言葉が贈られた。

「エランドール賞」

1956年にスタートした「エランドール賞」は優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度（選考対象期間：2014年12月1日～2015年11月30日）。

「新人賞」は1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られ、菅田のほか柄本佑、有村架純、土屋太鳳、玉山鉄二、吉田羊の6人が受賞。「プロデューサー賞」は映画「ビリギャル」の那須田淳氏、ドラマ「マッサン」の櫻井賢氏、「プロデューサー奨励賞」は映画「百円の恋」の佐藤現氏、ドラマ「釣りバカ日誌～新入社員浜崎伝助～」（テレビ東京）の浅野太氏、齋藤寛之氏が受賞した。（modelpress編集部）

2016年 第40回エランドール賞新人賞

柄本佑
【映画】「赤い玉、」「GONINサーガ」「ピースオブケイク」
【テレビ】「雲霧仁左衛門2」「天皇の料理番」「あさが来た」

有村架純
【映画】「ストロボ・エッジ」「ビリギャル」
【テレビ】「ようこそ、わが家へ」「永遠のぼくら sea side blue」「海に降る」「世にも奇妙な物語　傑作復活編～昨日公園」

菅田将暉
【映画】「チョコリエッタ」「暗殺教室」「明鳥あけがらす」「ピースオブケイク」
【テレビ】「問題のあるレストラン」「二十歳と一匹」「翳りゆく夏」「ちゃんぽん食べたか」「民王」

土屋太鳳
【映画】「図書館戦争-THE LAST MISSION-」
【テレビ】「まれ」「図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ」「下町ロケット」

玉山鉄二
【テレビ】「マッサン」「私という名の変奏曲」「誤断」

吉田羊
【映画】「ビリギャル」「脳内ポイズンベリー」「HERO」
【テレビ】「ウロボロス～この愛こそ、正義。」「風の峠～銀漢の賦～」「ドS刑事」「3つの街の物語」「恋仲」「コウノドリ」

プロデューサー賞：田中友幸基金賞

プロデューサー賞：那須田淳「ビリギャル」／櫻井賢「マッサン」

プロデューサー奨励賞：佐藤現「百円の恋」／浅野太、齋藤寛之「釣りバカ日誌～新入社員浜崎伝助～」