ピース又吉直樹、芥川賞受賞作「火花」200万部突破<本人コメント>
2015.08.04 17:11
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文藝春秋は4日、「第153回芥川龍之介賞」を受賞したピース・又吉直樹の『火花』を増刷し、累計発行部数が209万部となることを発表した。
文藝春秋刊行の単行本では、R・J・ウォラーの『マディソン郡の橋』(256万5000部/1993年刊)に次ぐ、歴代第2位の発行部数となる快挙。
又吉は、「ありがとうございます。『火花』が多くの皆様に届くことが嬉しいです。僕も、この夏はたくさん本を読もうと思っています」と喜びのコメントを寄せた。
文藝春秋は増刷の理由について、「8月下旬には芥川賞の授賞式が行われるため、大きな話題となることが予想される。その前に書店の在庫を最大化しておきたい」としている。(modelpress編集部)
又吉は、「ありがとうございます。『火花』が多くの皆様に届くことが嬉しいです。僕も、この夏はたくさん本を読もうと思っています」と喜びのコメントを寄せた。
文藝春秋は増刷の理由について、「8月下旬には芥川賞の授賞式が行われるため、大きな話題となることが予想される。その前に書店の在庫を最大化しておきたい」としている。(modelpress編集部)
作品概要
まったく売れない芸人徳永は、ある日、同じようにまったく売れない先輩芸人神谷と運命的に出会う。神谷は独自のお笑い哲学を抱く、日常においても人とは違う行動や思考を繰り広げる類稀な男。そんな天才肌の神谷を徳永は師として仰ぐ。二人とも生活は苦しかったが、貧しいながらもまっさらな「生」を生きていた。神谷には同居している恋人がいて、その女性にも徳永は人間として惚れ込んだ。二人は別れることになるが、その別れの場面はこの小説の一つのクライマックスとなっている。少しずつ売れるようになっていく徳永は、やがて、ある決断をする。時が過ぎて、徳永は神谷に再会するのだが―。又吉直樹 略歴
1980年6月2日大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。コンビ「ピース」として活動中。<作品>『カキフライが無いなら来なかった』2009年幻冬舎刊(自由律俳句集 せきしろとの共著)。『まさかジープで来るとは』10年幻冬舎刊(同 せきしろとの共著)。『第2図書係補佐』11年幻冬舎よしもと文庫刊。「そろそろ帰ろかな」別冊文藝春秋12年5月号。「夕暮れに鼻血」別冊文藝春秋12年9月号。『鈴虫炒飯』12年幻冬舎刊(創作四字熟語集 田中象雨との共著)。『東京百景』13年ワニブックス刊。『火花』15年文藝春秋刊=第28回三島由紀夫賞候補。『芸人と俳人』15年集英社刊(堀本裕樹との共著)。
【Not Sponsored 記事】
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