「リアル鬼ごっこ」驚愕の“エピソード0”が誕生　武田玲奈ら若手キャスト出演

7月11日より公開される映画「リアル鬼ごっこ」。それを記念して、スピンオフドラマ「リアル鬼ごっこ ライジング」が7月1日よりネット動画にて配信開始。どこまでも拡がる物語の「はじまり」は一体何だったのかを描く“エピソード0”が、オリジナルドラマとして世に出ることとなった。

とてつもない創造性を強いられる本企画に、新進気鋭のスリラー・ホラー3大監督が集結。「へんげ」の大畑創監督、「先生を流産させる会」「パズル」の内藤瑛亮監督、「クソすばらしいこの世界」の朝倉加葉子監督という、2013年に劇場作品デビューを飾った若手同世代の旗手が贅沢に勢揃いし、まるで競い合うようにオリジナル・ストーリーを考案、リアル鬼ごっこワールドの“ルーツ”へと挑む。

武田玲奈ら注目の若手キャストが出演

大畑監督作品「佐藤さんを探せ！」（33分）では、好奇心旺盛な小学生3人組の輝男、圭吾、想流が、遊び場にしている廃校でタイムカプセルを探しに忍び込んだ“子供殺し”の指名手配犯“佐藤さん”に遭遇する。懸賞金300万円を手にする為、子供たちは無謀にも生け捕り作戦を企てる。大畑監督は「『子供たちが、懸賞金のかかった凶悪な指名手配犯を追い詰める』というネタは、以前から自分のネタ帳に走り書きしていたものの、やってくれと言われなければ子供主演の映画を作ろうとしたことはありませんでした。基本的に大人が出る映画が好きですし。そんな調子でシナリオを書き始めると、案の定苦戦はしたものの、しかしそのうち『子供』という存在の面白さに気づきました。というか、自分と近いところにいると感じたのです。大人と違って、物語の中の子供たちのことがとても良く理解でき、そして彼らも僕のことを良く理解しているような感じ…。そんなふうにして、僕の中の何かが彼らを通じて、ドロっと出た作品になったかもしれません」と話している。13歳の大型新人・竜跳が、原作のあの“○○”ではないか？を演じ、小学生の大群を操り、殺人鬼“佐藤さん”捕獲の総攻撃を仕掛ける姿に注目だ。

また、内藤監督作品「佐藤さんの逃走！」（44分）では、廃墟に迷い込んだ中学生の家出少女・茉莉花が、ある夜“角”の生えた少女と出会う。その子に奇妙な愛情を覚え、“おにおに”と名付け可愛がるが、2人の前に突然“佐藤さん”と名乗る少年が現れる。そして彼は叫ぶ「鬼だ！鬼がいる！」。内藤監督は自身の作品について「『文字通りの“鬼”を登場させ、人間と追いかけっこをする』という身も蓋もないアイディアを基に、可愛い少女たちの美しく愉しいイチャイチャと哀しい決裂を描きました。山田悠介・原作映像化史上、最もエロいです」とアピール。たった3人の限定された登場人物として、15歳の新人・染野有来、萩原みのり、さらにTVドラマ「流星ワゴン」で西島秀俊の息子役を演じ注目を集めた横山幸汰が出演する。

最後は朝倉監督作品「佐藤さんの正体！」（40分）。高校生の朔実は、同級生の美少女・絢乃を好きなあまり、学内でストーカー行為を繰り返す。ある日、“佐藤”という名のもう一人のストーカーの存在が発覚。「自分以外のストーカーは認めない！」ともう一人を罠にはめる為、ある行動をとるが…。「誰も知らない」で鮮烈なデビューを飾った北浦愛と、人気急上昇の武田玲奈が、追う・追われるの倒錯した少女だけの鬼ごっこを繰り広げる。絢乃役を務める武田は「撮影では、初めて傷メイクや血のりに挑戦しました。ラブ・スリラーなので、そこまで怖くなく多くの方に楽しんでもらえる作品です。最後は予測のつかない展開です。どんどん壊れていく絢乃と、反対に強く変わっていく朔実にご注目ください！私はこの作品、狂っていてとても好きです！」と語った。（modelpress編集部）