和久田麻由子アナ&森圭介アナ、日テレ新報道番組メインキャスターに 和久田アナはNHK退社後民放初出演「顔の見えるニュース番組を突き詰めていく」
2026.04.10 16:50
フリーアナウンサーの和久田麻由子と日本テレビの森圭介アナウンサーが2026年4月10日、東京・汐留の日本テレビで行われた「土曜よる10時新報道番組」制作発表会に、プロデューサーの小江翼氏とともに出席。同月25日より新報道番組「追跡取材 news LOG」(毎週土曜よる10時〜10時54分)がスタートすることが発表された。
新報道番組「追跡取材 news LOG」メインキャスター決定
同番組のメインキャスターを務めるのは和久田アナと森アナ。これまでのニュース番組は主に「結果・結論」を伝えてきたが、本番組はそこに至るまでの「LOG(ログ)」、取材の記録にこそ、見えてくる真相があると考える。記者はいつ、どこへ行き、何を感じ、どう判断したのか。交渉の緊張感、張り込みの孤独、そして真相にたどり着いた瞬間の熱狂。こうした1つひとつの「LOG」を丁寧に紐解き、積み重ねていくことで、情報の断片が溢れる現代において、どこよりも「真実味」と「信頼感」のある確かな結論を視聴者に届ける。そして、本番組の大きな武器は、日本テレビ報道局「調査報道班」。公開情報を分析して真実を特定する「OSINT(オシント)チーム」。インターネット上のわずかな手がかりから巨大な犯罪ネットワークを追い詰める「デジタル空間の追跡」や、現場に足を運び証言を積み重ねる「執念の取材」など、さまざまな手法を使い、他のメディアには描けなかった、発見できなかった「新しい真実」を放送する。
プロセスを伝えることについての意気込みを聞かれた和久田アナは「この番組のコンセプトを私なりに解釈したところ、“顔の見える報道”、“顔の見えるニュース番組”を突き詰めていく、そんな番組なんだという風に理解しています」と答えた。
続けて「記者の皆さんの葛藤や迷いまでも表に出してしまうというのは、ある意味、報道の勇気も試されることだという風に思っています。ただ、いま様々な媒体を通して無数の情報に触れられるという状況の中で、顔の見えるニュース番組だからこそ、情報の信頼度を高めていけるのではないか、皆さんに信頼して選んでいただけるんじゃないか。そんな可能性があると信じていますし、そういった存在にこの番組が近づいていけたらいいなという風に考えています。私もそのチームの一員として、これまで以上に飾ることのない言葉で、ニュースを皆さんの元にお届けしていきたいという風に考えています」と期待を寄せた。
これまで箱根駅伝や情報番組などを主に担当し、現在は「news every.」(同局系/毎週月曜~金曜15時50分~)でメインキャスターを務める森アナは「和久田さんがこの日本テレビの社屋の中にいるということと、自己紹介で『アナウンサーの』とおっしゃったことが、改めて、和久田さんが新たな一歩を踏み出したんだなと。その第一歩目の隣にいることができて、非常に光栄に思っております」と吐露し、「『news every.』は放送時間が3時間10分あるんですけれども、その日に起きたニュースを、いかに早く、いかに正確に、そしてさまざまな種類、範囲を持ってお伝えするのかというのが求められている使命でございます。その一方でニュースを掴んできたその記者の皆さんの情熱だったり、あるいは“もっとこれを伝えたいのに”っていう思いをすべて伝えられているかというと、なかなか時間の制限上、難しい部分があります」とコメントした。
森圭介アナ、転機となった芸人の言葉
2026年3月末でNHKを退社後、本番組で初民放初出演を果たす和久田アナは「この度、この『news LOG』という新しい挑戦的な番組に携わらせていただけることを、心より光栄に思っております」と挨拶し、NHKではニュース番組のキャスターを軸に、紅白歌合戦、オリンピック・パラリンピック、ドキュメンタリー番組のナレーションなど、多岐にわたる番組を担当してきたが「そこで得られた経験を糧に、伝え手としての経験を糧に、これからニュースの核心を視聴者の皆さんの元にしっかりとお届けしていくということが、今の私の使命であると考えています」と伝えた。続けて「取材のプロセスまでも大切にするという新しいニュース番組だからこそ見えてくるニュースの新しい価値、ニュースの透明性、ニュースの信頼性というものがきっとあると私は信じています。これまでの伝え手としての経験を、これからはプロセスという新しい情報の形を届けていくことに注いでいきたいという風に思っております。よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。
自身のキャリアの転機となったことを聞かれると、森アナは「スッキリ」(2006年~2023年)で共演していたお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次との出会いだと答え「アナウンサーと言いますと、台本があって原稿があって、それ通りに進めるというのがアナウンサーの本分だと新人時代から教わってきましたけれど、加藤浩次さんは『森くん、台本や原稿にとらわれていたらダメだ。その場で起きていることに目を向けて、耳を傾けて対応しなさい』と言われまして、それが私の今の仕事の礎になってますね」としみじみと振り返った。
そして「もちろん原稿も台本も大切ですし、守らなくてはいけない部分はありますけれども、やっぱり一番大事なのはその場で起きていること。それを見て自分がどう感じたかっていうことだと思うんです。それも、現場で行った記者の皆さんが何を感じてどう思ったのかっていう部分っていうのが(本番組に)繋がってくると思うんですよ。そういった意味では、『スッキリ』やこれまでのキャリアで得たことっていうのを『LOG』で、記者の皆さんもそうですし、和久田さん私も視聴者の皆さんとともに、ニュースの見方っていうのを紐解いていければなというふうには考えてます」と語った。
和久田麻由子アナ「追跡取材 news LOG」オファーを引き受けた理由
NHKを退社し、本番組に出演するにあたって、どういう気持ちで引き受けたのか尋ねられた和久田アナは「NHKでは幅広い番組に携わるチャンスをいただいて、アナウンサーとして育てていただきました。NHKで過ごしてきた日々、経験っていうのはすべて私にとってかけがえのない財産になっています。この場をお借りして、まずは感謝を申し上げたいというふうに思います」と感謝した。続けて「(NHKの)退社を決めたこの日がその瞬間だったっていうことはなくてですね、子どもを2人授かりまして、育児をする中で、家族と過ごす時間と自分の仕事とのバランスっていうのを考えるようになりました。その頃から漠然と、自分の働き方について見つめ直したり、考えたりする機会っていうのは自然と増えていきました。もう少し柔軟な働き方を望むようになりまして、その気持ちが葛藤もありながら少しずつ膨らんでいったというのが(NHK退社の)理由です」と告白した。
続けて「『news LOG』のコンセプトを伺った時の、その報道の結論だけではなくプロセスまで大切にしてお伝えしていく。それで新しい報道のあり方を目指していくんだという、日本テレビの制作チームの皆さんのその熱量と挑戦的な姿勢に、これまで様々な形で報道番組に携わってきたアナウンサーの1人として、伝え手の1人として、純粋に心を動かされたというところがあります」と明かし、「これまで誰のために何のために今何をどう伝えていくのかっていうことを日々考えながら仕事をしてきた私にとって、この番組のコンセプトやスタッフの皆さんの熱量というのが伝わってきた時に、プロセスまで大切にするという新しい報道の形が、自分が理想とする報道の形と重ね合わせることができた。そういった気持ちが強かったのが、一番の決め手になります」と語った。
加えて、今回のオファーを即答したか、悩んだか追及された和久田アナは「(NHK退社の)一番の理由というのは子どもと過ごす時間を抜本的に増やせればという思いでしたので、そうした家庭の調整が可能なのかですとか、どういう働き方に本当になるのかっていうところをしっかりとシミュレーション、検討した上で、お答えさせていただいたというところです」と明かした。
なお、どういうジャンルのニュースを扱うか質問された小江プロデューサーは「基本的には報道全般になります。あとはスポーツ局というのも日本テレビはありまして、ここともしっかり連携をして、普通の報道番組では扱わないレベルのスポーツみたいなものも扱おうと思っています。答えとしてはシンプルなんですけど、オールジャンルです」と断言していた。(modelpress編集部)
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