稲垣吾郎＆草なぎ剛＆香取慎吾、パラリンピック“パリ行き”宣言「雨あがりのステップ」歌唱「この夏一番の最高の思い出」

稲垣吾郎＆草なぎ剛＆香取慎吾、パラリンピックパリ大会に期待

同イベントは、都庁の目の前の都民広場を中心に、パラスポーツを体感できるもの。トークショーのほか、パラスポーツに関する企画を楽しむことができる。3人は国際パラリンピック委員会（IPC） 特別親善大使を務めており、これまでパラスポーツのPRを行ってきた。

東京2020大会を機に変化があったか聞かれた稲垣は「2020大会で、実際に生でパラスポーツ選手の熱い戦いを見て。その楽しさとか感動とか改めて実感したので。これをまた一人でも多くの方々に伝えていきたいっていう、より強い気持ちになりましたね」と回想。草なぎは「すごく時が経つのが早くて。吾郎さんはちらっと楽屋で『あれ？去年じゃなかったの？』みたいな話を僕は聞いてしまったんですけど（笑）」と暴露し、稲垣はすかさず「言わないで、今（笑）」と制止。

改めて草なぎは「僕も同じ気持ちで。本当に早くて。でもその時の、2020年のパラスポーツの記憶はすごく残っていて。本当に選手の皆さんから力をいただいたし、それを機にまた自分も心も体も元気に鍛えていかないといけないって思って、今日ここにいます」と語った。

一方の香取は「パラスポーツを知って、そして東京2020により多くの方が応援してくれる声が届いたらいいなと応援してきたんですけど、本当にたくさんの方の声をあの時は聞けて。でも無観客だったので、あそこで盛り上がった分、まだもうちょっと見たいなっていう、もっと会場で選手の近くで見たいなっていう思いがさらに熱くなっているので。これからも皆さんと一緒にパラスポーツを応援していきたいなと思います」と話していた。

来年に控えるパリ大会に向けて稲垣は「楽しみですね。ちょっと去年かと思っていたっていうことを暴露されちゃったんですけど（笑）。来年っていうのは合っていますよね？とても楽しみです。パリはね。3人で行ったことも実はあるんですけれども、3人とも大好きな街で」と思い出の地であることに言及。また「そしてパリ大会って、開会式がパリのコンコルド広場で行われるみたいで。そのほかエッフェル塔とかベルサイユ宮殿なんかでも会場を設けているということなので。文化と芸術とスポーツが融合した、とても素敵な大会になるんじゃないかなと思っております」と期待に胸を膨らませた。

草なぎは「本当にワクワクドキドキしますよね。吾郎さんの仰る通りに、パリっていうのは最後に僕らが行ったゆかりの地でもあるので。もちろんコロナ前だったし、コロナがあって、東京オリンピックが行われて、乗り越えて。またパリに戻っていくというか、またスタートするというか。そんな気持ちもあるので、特別な地だなと思っていますので、成功するような、素晴らしいパラリンピックになったらいいなと思っております」と笑顔。香取は「日本での東京大会での盛り上がりを受けて、選手の皆さんが今までよりもずっと応援してくれる皆さんの視線を感じたと思うんですけど、無観客で。それがパリ大会では、その熱を帯びた選手たちが観客の前で見せるパフォーマンスに、超期待しています」と有観客での開催を心待ちにしている様子だった。

香取慎吾、選手との対面に感激　稲垣吾郎の“運動経験”に驚きも

その後、パラアスリートの小田凱人選手（車いすテニス）が登場。草なぎや香取と同じく車いすテニスを体験したことがあるという稲垣は「実はですね、中学生の時にテニス部だったんですよ」と意外な過去を明かし、香取は「運動をやってたの…？」と驚き。

「ええ」と頷いた稲垣は「ただ、スポーツ刈りにしなきゃいけないところで、1週間で辞めちゃったんですよ。その1週間の経験で何とかうまくできるかなと思ったんですけど、やっぱり車いすというものが体の一部に皆さんなっているけれども、コントロールっていうのが全く『てんてこまい』というか、全くできないので。たまたま当たって返せたときは、本当に気持ちよかったです」と振り返っていた。

草なぎは「けっこう僕は普段も運動するんですけど」としつつ「2週間は筋肉痛でしたね。使わない筋肉を使うんでしょうね。体幹というか。あの日以来『俺はもっと強くなる』って。心がけた日でした。鍛えが足りないんだと」と明かして会場を盛り上げた。

世界ランク1位となっている小田選手について、香取は「今日お会いできて、めちゃくちゃ嬉しいですよ。本当に大活躍されていて、ニュースとかで見ていて。いろんな選手とお会いしてきたんですけど、いつ会えるのかなと思っていたら、こんなに早く会えるとは思わなかったです。国枝慎吾選手が引退してしまって。スーパースターの引退に寂しいなと思っていたら、すぐに現れたスーパースター。もう、ずっと応援していきます！」と感激した様子。「初めてお会いできたので、『写真を撮ってください』っていつ言おうかなと思っていたら、あちらから言ってきてくれたのでうれしかったです」と白い歯を見せていた。

続いて、東京パラリンピックで2つの金メダルに輝いた佐藤友祈選手（パラ陸上）も登場。同大会で佐藤選手にプレゼンターとして金メダルを渡した香取は「それぞれの選手の特徴だったり走り方があると思うんだけど、最初はそんなにつっこんでいかないというか。その中で『あれ？これ大丈夫かな』みたいな、あんまりわかってない僕が『大丈夫かな？』っていうところから、もうぐんぐん来て金メダル。また金メダル。僕が渡す。もう、すごい緊張した！ありがとうございます！」と興奮気味に振り返った。

稲垣はかつて対談した佐藤選手について「佐藤選手といえば慎吾ちゃんって感じですけれども、実は僕の方が先に会っているんですね。ね、佐藤選手！そうなんですよ」とにっこり。雑誌での対談について「印象的だったのが、佐藤選手はスタート地点からゴールまで無音の中で走っているって。全く音が聞こえなくなって、ゴールした時にやっと歓声が聞こえてくるって。どんな集中力なんだろうと思って、我々には考えられないような集中力だなということに驚かされたんです」と懐かしんでいた。

国枝慎吾選手からのビデオメッセージの中で「W慎吾」としてパリ大会を応援することを提案された香取は「嬉しいですね。僕はもう（行くのが）確定じゃないですか」と笑顔。稲垣は「なぜ僕らの名前が一言も出なかったのか」と首を捻り、草なぎは「パリジャンになりたいんだけどね」とぽつり。香取は「一緒に行きましょうよ！」と呼びかけ、稲垣は「一緒に行きましょう！」と笑顔で返していた。

「雨あがりのステップ」歌唱　パリ行きを熱く宣言「最悪自腹で」

草なぎや香取と『雨あがりのステップ』の歌唱も行った稲垣は「3人も久々に息を合わせて『雨あがりのステップ』を皆さんと一緒に歌うことができて、この夏一番の最高の思い出ができました。来年はパリ大会です。皆さん一緒にね、これからもパラスポーツを盛り上げていきましょう！」とコメント。

草なぎは「こうやってパラスポーツに触れると、また自分の中で新しい風が入ってくるので」としたうえで、パリ大会に向けて「1年間でできることとか、自分の中でいろいろ探りながら、1日1日を大切にして来年を迎えたいなと思いました」と発言。香取は「より熱く熱く応援したいと思いますので、少しでも涼しくなれるように、佐藤選手・小田選手のように横を刈ってパリに行きたいと思います（笑）」とヘアスタイルを変えることを予告し「パリに僕らが行く、これは絶対だ！」と宣言して会場を沸かせていた。

その後の囲み取材で、改めてパリ大会が楽しみか聞かれた稲垣は「小田選手からも、佐藤選手からも、パリに来てほしいという言葉をいただいたので。もうお墨付きなので（笑）。スペシャルサポーターとしてやらせていただいているので、もちろん3人揃ってパリに行って、選手一人一人に寄り添って応援していきたいなという気持ちでいっぱいですね」と発言。

草なぎは「以下同文で（笑）、全部言われてしまったんですけど、今から『パリに行くぞ。行きたい』って言ってれば、本当に行けるんじゃないかなと思って。ありがたく、たくさん仕事をいただいている3人なので。1年もあるので、どうにか行けるんじゃないかなと。今日もう断言しちゃったということです」と笑顔を見せた。一方の香取は「パリに行って応援したい気持ちはもちろんなんですけど、もし行けなくても、ここ東京から皆さんと同じように。東京からの応援も必ずパリに届くと思います」とトーンダウンし、稲垣や草彅は「Ｗ慎吾...」とつっこみ。

香取は「行きたい気持ちは絶対なんですけど、連れていってくれる人が決まっていないので。でも最悪、3人で自腹で行きます。よろしくお願いします！」と熱い思いを語って稲垣や草なぎを笑わせていた。

なお、この日は小池百合子東京都知事も出席した。（modelpress編集部）