「マイファミリー」「テセウスの船」…重要な役柄演じる芸人たちの“共通点”
2022.06.13 17:59
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嵐の二宮和也が主演を務めるTBS系日曜劇場「マイファミリー」(毎週日曜よる9時~)の最終回が、12日に放送された。真犯人役の特徴に注目が集まっている。<※記事内にネタバレあり>
「マイファミリー」真犯人役に富澤たけし
誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていく同作。最終回にて、真犯人が神奈川県警捜査一課長・警視の吉乃栄太郎(富澤たけし)であることが明らかに。その衝撃の動機と結末に、視聴者から大きな反響が寄せられた。
真犯人・吉乃を演じた富澤はお笑いコンビ・サンドウィッチマンとして活動しながらも、「ごめんね青春!」「カルテット」(どちらもTBS)、「おかえりモネ」(NHK連続テレビ小説)など、多くのドラマに出演している。
「テセウスの船」真犯人役にせいや
「マイファミリー」が放送された、TBSの定番ドラマ枠「日曜劇場」(毎週日曜よる10時~)は、これまでにも数々の話題作を生み出してきた。その中でも「テセウスの船」(2020年)は今回と同様、お笑い芸人が真犯人役として出演したケースとなる。突然、平成元年にタイムスリップして、父が逮捕された殺人事件の謎を追うことになる田村心(竹内涼真)を主人公とする同作で、その連続殺人事件の真犯人役を演じたのは、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや。
「マイファミリー」と同様、視聴者による真犯人の考察が白熱していただけに、せいやの演技には注目が集まっていた。
重要な役柄に芸人起用の理由とは?
このように、昨今お笑い芸人がドラマの重要な役柄として出演することが増えているのはなぜか。それは、コントや漫才などで培われた芸人ならではのスキルがあるからではないだろうか。例に挙げた2人はどちらもコンビとして活躍しており、観客の笑いを取るためには2人のやり取りがスムーズかつ、自然であることが求められる。そういった人物間の自然なやり取り、会話のテンポ感というのは演技においても重要なポイントであるだろう。
また、コントにおいては特に、自分と全く違う人物になりきる機会の多いお笑い芸人。自然と身についたその「役になりきる力」が、俳優としても魅力を放っていると考えられる。
今後のドラマのキャスティングにも注目
これからもますますお笑い芸人のドラマ出演が増え、今回の「マイファミリー」や「テセウスの船」のように重要な役柄を演じることもあるだろう。そういったキャスティングの面からドラマを観てみるのも興味深い。(modelpress編集部)
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