瀬戸康史・千葉雄大・勝地涼・伊藤沙莉らが豪華集結 舞台「世界は笑う」上演決定
2022.04.04 12:00
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俳優の瀬戸康史、千葉雄大、勝地涼、女優の伊藤沙莉らが出演する舞台COCOON PRODUCTION 2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』が、8月7~28日にBunkamuraシアターコクーン(全26回)、9月3~6日に京都劇場にて上演されることが決定。本作のメインビジュアル、演出家と全キャスト17人のコメントが公開された。
KERA作・演出「世界は笑う」
劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、2017年『陥没』以来5年ぶりに、Bunkamura シアターコクーンで新作公演を行うことが決定。舞台は、昭和30年代初頭の東京・新宿。敗戦から10年強の月日が流れ、巷に「もはや戦後ではない」というフレーズが飛び交い、“太陽族”と呼ばれる若者の出現など解放感に活気づく人々の一方で、戦争の傷跡から立ち上がれぬ人間がそこかしこに蠢く…。そんな殺伐と喧騒を背景にKERAが描くのは、笑いに取り憑かれた人々の決して喜劇とは言い切れない人間ドラマ。戦前から舞台や映画で人気を博しながらも、時代の流れによる世相の変化と自身の衰え、そして若手の台頭に、内心不安を抱えるベテラン喜劇俳優たち。新しい笑いを求めながらもままならぬ若手コメディアンたちなど、混沌とした時代を生きる喜劇人と、彼らを取り巻く人々が、高度経済成長前夜の新宿という街で織りなす、哀しくて可笑しい群像劇だ。
瀬戸康史・千葉雄大・勝地涼ら、実力派キャスト集結
出演には、KERAとの3度目のタッグとなる瀬戸、2度目となる松雪泰子をはじめ、KERA作品に初出演となる千葉、勝地、伊藤、ラサール石井、銀粉蝶など、勢いのある若手から存在感が際立つベテランまで多彩な実力派キャストが顔を揃えた。2009年より昭和の東京をモチーフに発表してきた「昭和三部作」シリーズをはじめ、日頃から“昭和”という時代への深い愛着を公言するKERAが、“昭和の喜劇人”を作品の題材とするのは今回が初めて。その挑戦に期待が高まる。(modelpress編集部)
瀬戸康史 コメント
KERAさんは初めてご一緒した時から、僕のイメージに無い、突飛な役を与えてくださって、僕の中の芝居の可能性のようなものを広げてくださった方なので、感謝しかありません。同世代のキャストとは“仲間”みたいな形で臨めたら嬉しいですし、共演させていただく皆さん、楽しみでしょうがないです。KERAさんの期待に応えられるように、KERAさんが作りたい世界観にがっつり染まれるように頑張ります。千葉雄大 コメント
上京して初めて観た舞台が『どん底』というコクーンでKERAさんが演出された作品でした。今回お話を頂き、当時のパンフレットを見ながら観終わった後の余韻が凄かった事を思い返しました。今回の物語の舞台は昭和30年代、世の中で起きている事と自分の足並みが揃わない感覚は僕も感じることがあり、その時代ならではのものではありますが、令和にも通じる部分はあるのかなと思います。タイトルの通り笑って終われるのかどうか、まだ分かりませんが、お客様に楽しんで頂ければ嬉しいです。勝地涼 コメント
自分にとって、KERAさんの舞台演出を受けるのが、長年の夢だったので、またひとつ夢が叶い、とても嬉しく思います。ナイロン100℃の方々をはじめ、松雪さん、銀粉蝶さんなど憧れの先輩方、そして、瀬戸くん、千葉くん、伊藤さんといった若い世代のメンバー、様々なジャンルからキャストが集うカンパニーになるので、今から稽古が楽しみでなりません。このカンパニーをKERAさんが、どう色づけしていくのか、間近で目撃したいと思います。伊藤沙莉 コメント
殺伐と喧騒を背景に、この混沌とした時代を生きる喜劇人たちと、彼らを取り巻く人々を描く群像劇と、KERAさんからのメッセージに書かれていてそれだけでとてもワクワクしています。KERAさんの舞台は過去いくつも観劇させて頂いていてオーディションも受けたことがあります。やっと立てるんだ。と、喜びに溢れる中、それに勝る緊張でソワソワしています。素敵な先輩方とお芝居ができるのもとても楽しみです。とにかく食らいつきます!楽しみにしていて下さい!大倉孝二 コメント
常々、やりたいのは喜劇だと発言している私なのですが、言ってる割には喜劇でないものにも多く出させてもらい、喜劇一本で、などと云う根性も実力も無い私なので、喜劇人と呼ばれた人間を演じるなんて事は、おっかなくっておっかなくって、逃げようかと思っています。嫌になるほど強者揃いの共演者の中で、出番が貰えるのか疑わしいですが、劇場に来ていただけたら幸いです。緒川たまき コメント
なんだか元気が出ない時、自分が過去に演じた役や劇中で出会った人物を思い起こすことが多々あります。優しいとか人格者であるとかは関係なく、その劇中の人物固有の発想や生き様に触れて元気づけられるのです。『世界は笑う』では、この先の私を元気づけてくれるような人物にたくさん出会える予感がしています。皆様にとっても良い出会いがありますように――。山内圭哉 コメント
KERAさんと御一緒すると、いつも見たことない景色を見せてもらえるというか、ジャンプしてやっと手が届くところが基本というか、兎に角、えもいわれぬ気持ちになり、いつも、とても楽しみです。「また御一緒したいなぁ」と思っていた共演者の方々ばかりで、歓喜に溢れております。兎に角、濃密なものが観れると思いますので、劇場に来ていただいて、一緒に作りましょう。マギー コメント
KERAさんの作品に参加するのは毎回ワクワクする。稽古中も本番もそのワクワクは止まらない。初共演の方々との出会い、もはや親戚のようなKERA作品常連メンバーたちとの日々、今からワクワクすっぞ。持ち前の昭和の喜劇人っぽさ丸出しで挑む所存!伊勢志摩 コメント
KERAさんの舞台経験者が多数で阿吽の呼吸で稽古が進み、新参者の私は緊張しっぱなしでした。『世界は笑う』ではこのキャスト陣をどのように調理するのか、KERAさんの舞台作りを少しは客観的に見られるかもと期待しています。とは言え結局、最もテンパるのは自分かもしれません。にしても、この豪華キャストがコクーンの舞台に横一列に並ぶんですよ。私だって客席で観てみたいです!廣川三憲 コメント
共演させていただくみなさんの顔ぶれを知った時には震えました。尊敬する先輩や信頼できる仲間や大好きな俳優さんたちばかりのものすごい座組。混ぜていただく自分も自分なりに貢献できるよう精一杯努めたいです。世界が笑えない状況の今だからこそKERAさんがいったいどんな作品を生み出されるのか、ぜひ劇場でお確かめください。神谷圭介 コメント
以前、昭和喜劇研究をしている方に「三木のり平の面影があるね」と言ってもらったことがあります。ほぼメガネのおかげだと思いますがすごく嬉しかったです。今回はそんな昭和喜劇俳優ぽさのおかげて声をかけてもらえたのではないかと思います!勉強させてもらいつつ楽しくやらせて頂きます!
犬山イヌコ コメント
昭和30年初頭の東京が舞台という噂であります。わしはこの時代の人々の物語が大好物であります。陰も陽も渦巻く、とてつもないエネルギーを放つ人々がいっぱいの時代。KERAさんの描く人間ドラマは、とてつもない。それを体現するこの面子も、とてつもない。とてつもなく楽しみでしょ。とてつもない尽くし。温水洋一 コメント
KERAさんの作品世界の1人としてまた参加させてもらえる事、本当に嬉しいです。錚々たる出演者のお名前を拝見すると殆どの方が舞台初共演なのでワクワクしています。コロナも世界情勢も先が見えない不安の中、思いっきり楽しめる舞台になると思いますので是非、劇場に足を運んでいただけたなら幸いです。山西惇 コメント
シアターコクーンでKERAさんの新作に出られる。それだけでもうワクワクが止まらない。共演の皆さんも素晴らしい面々で、更にワクワクワクだ。タイトル『世界は笑う』のとおり、笑いがいっぱいのお芝居になればいいなぁ。お腹の底から涙が出るほど笑った、なんて経験すっかり忘れてしまった今日この頃、せめて劇場だけでも、そんな瞬間が沢山訪れることを切に願っています。ラサール石井 コメント
以前から出演を熱望していたKERAさんの舞台。遂に実現の運びとなり感無量です。タイトル『世界は笑う』の元ネタを知っているのは、おそらく全キャストスタッフを通じてKERAさんと私しかいないでしょう。昭和の匂いはお任せください。今は師匠である杉兵助に乗り移って貰おうと、遺影に手を合わせています。銀粉蝶 コメント
昭和30年代の周囲の大人たちは元気いっぱいでした。文字通り高度成長期だったわけですね。私はまだちっちゃな子供で、「戦後」を意識したことはなかったと思います。私が新宿に行き始めたのは60年代後半、昭和でいうと44、45年くらいでしょうか。昭和30年代の新宿はどんなだったのでしょう。KERAさんの描く昔の新宿で、ご一緒する俳優の方たちと芝居をするのがとても楽しみです。松雪泰子 コメント
KERAさんの作品に出演させて頂ける喜びに溢れています。『世界は笑う』の世界がどんな風に彩られ立ち上がって行くのか、今からとても楽しみです。また素晴らしいキャストの方々とご一緒させて頂けるのもとても楽しみにしております。昭和3部作のムードも感じられる新たな作品とお聞きし、彩り豊かな作品世界が生み出される予感がしております。作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント
日本の喜劇人たちを描きたいというのは、10年どころではない、20年以上前から切望していたことだ。もちろん例外はあろうが、かつて、昭和のあの頃、笑いを生業にしていた人なんてのは、皆どこか常軌を逸していた。などと知ったようなことを言うのは、私がそうした人たちに囲まれて幼少期を過ごしたからだ。ジャズマンだった私の父親には、同じヤクザな稼業だったからだろうか、喜劇俳優の知人友人が沢山いた。テレビの中では愉快な面白いオジちゃんオバちゃんだったその人たちは、例えば私の父と雀卓を囲んでいる時、どこか普通じゃなかった。怖かった。そして、時たま、ホッとさせてくれるかのように可笑しかった。評伝劇ではないし、実在の人物は出てこない予定だが、半分はフィクションになるかと思う。普通じゃなくて、怖くて、可笑しな人たちと、彼らを取り巻く人々を巡る群像悲喜劇。全員がメインキャスト、みたいなキャストが集まってくれました。ご期待あれ。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
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