“14歳役”Sexy Zone佐藤勝利、中島健人&菊池風磨から指南受けた思春期回顧「独特な2人に独特なことを教わりました」<ブライトン・ビーチ回顧録>
2021.09.18 14:19
Sexy Zoneの佐藤勝利が18日、東京芸術劇場にて開催された初単独主演舞台・PARCO PRODUCE『ブライトン・ビーチ回顧録』フォトコール及び取材会に、共演する松下由樹、入野自由、演出家・小山ゆうな氏とともに出席。自身の思春期を回顧した。
佐藤勝利、思春期は中島健人&菊池風磨から指南
今作の主人公であるユダヤ人一家の次男で14歳のユージンを演じる佐藤。実年齢の24歳より10歳年下の14歳の男の子役であることから、「14歳の時の自分って大人っぽく思っていたと思うし、変に子供っぽくしないほうが純粋に表現できると思ってやっています。あと僕童顔なので(笑)」とユーモアを入れつつ、演じる上での心がけを話した。思春期ならではの悩みを抱える様子が描かれることから、自身の思春期を聞かれると、「舞台ではお兄ちゃんに思春期について教わっているのですが、実際の兄弟とはそういう話したことなくて…お母さんが結構嫌がるので、お兄ちゃん的存在なのは、奇しくもグループの上の2人(中島健人・菊池風磨)なんですけど…(笑)。独特な2人に独特なことを教わりました(笑)」と自身の思春期を回顧。
「事務所に入った年齢なので、グループも10周年ですし、初単独主演舞台で10年前の役をやるのは感慨深いなと思いますね」と自身の境遇とも重なることへの思いを明かした。
また、舞台での差し入れは初めてだという佐藤は、個包装になっている団子を差し入れしたという。
佐藤勝利主演舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」
1980年代に上演されたPARCO劇場の代表作ともいわれるアメリカ・ブロードウェイの大御所コメディ作家ニール・サイモンの三部作、『ブライトン・ビーチ回顧録』『ビロクシー・ブルース』『ブロードウェイ・バウンド』。B・B三部作と呼ばれるこれらの作品は、ニール・サイモン自身を思わせるユージンを中心に描かれる青春成長物語で、ニール・サイモンの新境地を開いたといわれる作品。その三部作の1作目となる『ブライトン・ビーチ回顧録』は、サイモンの少年時代を描いたとされ、貧しくもたくましく生きるユダヤ人一家と思春期のユージンの成長を描いた名作で、ブロードウェイでの上演が実に1306回を数えるヒット作となっている。
なお同公演は、9月18日~10月3日に東京芸術劇場・プレイハウス、10月7日~13日に京都劇場で上演予定。(modelpress編集部)
「ブライトン・ビーチ回顧録」ストーリー
第二次大戦前夜、野球、セックス、勉強…揺れ動く多感な少年期の想い出と家族愛を謳った心温まるニール・サイモンの自伝世界。ニューヨークのブルックリン地区の南、中流の下の収入の人々が暮すブライトン・ビーチ。時は1937年9月。人々は、深刻な不況と近づいてくる戦争の足音に、不安な日々を送っていた。思春期を迎えたユダヤ人の少年ユージンは父ジャック、母ケイト、兄スタンリーの4人家族。ケイトの妹ブランチが夫に先立たれ二人の娘を連れて居候している。
野球選手か作家になるのが夢で、毎日秘密の回顧録を書いているユージン。ケイトは身を粉にして働いてはいるが生活は苦しく、いつヒステリーが爆発してもおかしくない状態。従姉のノーラは、ブロードウェイの演出家に呼び出されて女優になると言い出し、ローリーは病気がちで本を読んでいるばかり。その上、スタンリーは正義感から同僚をかばい、この不況の中で失職しそうになる。ジャックは家族の問題を解決しようとするのだが…。
性に目覚め、戸惑いながらも成長してゆくユージンの目を通し、家族の姿がユーモラスに温かに描かれていく。時におかしく、時に真剣に、困難な時代に喧嘩や失敗を重ねながらも「自分」と「家族」を見出していく物語。
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