(上段左から)早乙女太一、オダギリジョー、市川実日子(下段左から)笑福亭笑瓶、濱田マリ、近藤芳正、村田雄浩(提供写真)

上白石萌音・深津絵里らヒロイン朝ドラ、新たな出演者発表<カムカムエヴリバディ>

2021.07.15 16:44

女優の上白石萌音深津絵里川栄李奈がヒロインを務めるNHK2021年度後期の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の新たな出演者が発表された。

  

「カムカムエヴリバディ」

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ロゴ(C)NHK
2021年度後期放送の連続テレビ小説 第105作『カムカムエヴリバディ』は、ラジオ英語講座と共に歩んだ三人のヒロインが紡ぐ100年のファミリーストーリー。

初代ヒロイン・安子(上白石)の娘として生まれた二代目ヒロイン・るい(深津)の物語は、昭和37年の大阪から始まる。“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し、舞台は大阪の街へ、そこでるいはジャズに出会い、個性あふれる面々との出会いの中で新しい物語がスタートする。

オダギリジョーらが出演決定

今回、二代目ヒロイン・深津演じる“るい”をとりまく大阪編の出演者が決定した。

謎の男大月錠一郎、通称ジョーをオダギリジョー(初)、ジャズ喫茶に通う女子大生・ベリーを市川実日子、ミュージシャンのトミーを早乙女太一(初)、「竹村クリーニング店」店主・竹村平助を村田雄浩、竹村平助の妻・竹村和子を濱田マリ、ジャズ喫茶の支配人兼バーテンダー・木暮洋輔を近藤芳正、映画館の館主・西山太を笑福亭笑瓶(初)が演じる。※(初)は連続テレビ小説初出演(modelpress編集部)

深津絵里コメント/新たな出演者決定を受けて

(左から)上白石萌音、川栄李奈、深津絵里(C)NHK
雉真るい…安子の娘として雉真家に生まれ、18歳まで岡山で育つ。とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し、大阪へ。ひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、住み込みで働きながら新しい生活を始める。テキパキと仕事をこなす働き者で、すぐに店の看板娘となる。一度こうと決めたら曲げない性格は母・安子譲り。

この作品でしか出会えないような、めちゃくちゃ素敵なキャストの皆さんと昭和30年代の大阪を一緒に生き抜いていく事ができるなんて。楽しみで、楽しみで、楽しみで。待ちきれません。大変な時代の中育ててくれた母のこと、ずっと見守ってくれた岡山のみんなの思いを胸に藤本さんの素晴らしい脚本をきちんとお届けできるよう、一生懸命務めさせていただきます。

オダギリジョー コメント

オダギリジョー(提供写真)
大月錠一郎…るいが働くクリーニング店に客として訪れる、謎の男。名前も住所も分からず、すぐ消える。いつもシャツには同じ汚れをつけており、背広から下着まで大量の洗濯物を置いていく。錠一郎のつかみどころのない言動や行動が、るいを戸惑わせる。やがて、錠一郎との出会いが、るいの運命を動かしていく。

― 脚本家の先生が、ぜひオダギリさんに演じてもらいたいと言っています。

生意気ながら、僕もたまに脚本を書いたりしますが、希望する俳優の方に引き受けてもらえると、この上なく嬉しいですし、逆に断られたりすると、絶望のふちに立たされる気分になります(苦笑)。役者冥利に尽きる言葉を頂いたからには、期待以上のお返しができるよう、全力を尽くすつもりです。

市川実日子 コメント

市川実日子(提供写真)
ベリー…錠一郎にほれている女子大生。どうやら良家の令嬢らしい。ジョーとるいの関係に気もそぞろ。るいに対して、敵対心むき出しで迫ってくる。

脚本のまっすぐでかわいらしい登場人物のやりとりに、胸がぽかぽかしています。ラジオに英語にジャズ。たくさんの良い音が聴こえてきそうなお話。人の生み出す音が、聴いた人の心や人生に作用していくところが印象的でした。昭和30年代、その時代のお洒落をしているグルーピーの役。個人的に憧れている時代でもあるので、その空気感の中に入れることがとても楽しみです。るいさんや時代と共に、どう変化していくのか、心柔らかく撮影に参加できたらと思っています。

早乙女太一 コメント

早乙女太一(提供写真)
トミー…木暮洋輔の営むジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャン。追っかけのグルーピーもいてアイドル的な人気がある。クリーニング集配に訪れるるいにちょっかいをかけてくるかなり調子のいい男。

この作品に出演させていただくことになり、とてもうれしく思います。ミュージシャンの役どころなので、既に楽器の稽古に苦戦しておりますが、なんとか頑張りたいと思っています。激動の時代を必死に生きるミュージシャンを、誠心誠意務めたいと思います。

村田雄浩 コメント

村田雄浩(提供写真)
竹村平助…大阪・道頓堀に店を構える「竹村クリーニング店」の店主。仕事は丁寧でアイロンの腕前に自信がある。人情に厚いが、どこかわきが甘く、和子の尻に敷かれている。ひょんなことから、るいを店に迎えることになる。

かなり久しぶりの「朝の連続テレビ小説」です。いろんな意味でドキドキしてます。キャストの皆様はとても刺激的で…特に私の奥さんの濱田マリさんは、個性が爆発していらっしゃるので!置いていかれないように頑張ってついて行きます!濱田さんと夫婦をやるのは、2回目なのですが、今回はいったいどんな夫婦になるのか…見当もつきませんが、楽しみです。

物語は!戦後から高度成長、バブルを経て、デジタル、バーチャルと、時代が激しく変わっていくので、きっと主人公は相当“波乱に満ちた人生”を送るのだと思います。そんな中で、我々夫婦が…物語のオアシスの様な存在になれたらいいなと思っております…今は世の中大変ですけど、少しでも前を向けるような作品になるように頑張ります!

濱田マリ コメント

濱田マリ(提供写真)
竹村和子…夫・平助とともに「竹村クリーニング店」を営む。平助とのやりとりはまるで、夫婦漫才のよう。住み込みで働くるいのことを娘のようにかわいがり、その成長をあたたかく見守っている。

竹村クリーニング店の竹村和子役を演じます。クリーニング屋さんです!実は私は俳優になる前、実家の父が営むクリーニング店で働いていました。お店では朝から晩までずーっとラジオが流れていて、番組パーソナリティーの声は、いつも私たちの仕事のリズムを作ってくれていました。父からは働くことの楽しさ、商売人として大切なことをたくさんたくさん教わりました。今、撮影台本のセリフの一つ一つに、クリーニング屋さんあるあるを見つけてニヤニヤワクワクしています。故郷を離れ、大阪で新しい人生を始めるるいちゃんを温かく見守る竹村夫妻を、大好きな村田雄浩さんとともに明るく楽しく演じたいと思います。

近藤芳正 コメント

近藤芳正(提供写真)
木暮洋輔…錠一郎の出自や、どうやら過去をしっているらしい。るいのクリーニング店の得意先となる。

朝ドラは『なつぞら』以来でお世話になります。大阪の朝ドラは『純と愛』以来かと。自分の顔が朝にふさわしい顔なのかどうかは置いといて(笑)オファーがあることが素直にうれしいです!今回の役柄がジャズ喫茶店のマスターだとか。『なつぞら』では老舗カリー(カレーではなく)屋のギャルソン。役柄が似てますね。こだわりが強い、癖のある役でした。『純と愛』は困らせ客だった気が。こちらは本当に癖しか無い役でした。よく朝ドラに出られました!

さてさて今回!いただいている台本ですと、そんなに癖はないんです!でしゃばることなく控えめにジャズ喫茶のマスターを演じられれば出ているかどうかわからないような、存在になれれば最高です。

笑福亭笑瓶 コメント

笑福亭笑瓶(提供写真)
西山太…竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主で町内会長。戦後日本の最大の娯楽は映画だった。そして、平助とともに時代劇談義に花を咲かせる西山だが、東京オリンピックが近づく中で、テレビがますます普及。映画館の客入りが減り、西山の小言も増えてくる。

連続テレビ小説に呼んでいただいてありがとうございます。短いセリフでもかむかも。かんだらごめん。久々のドラマなので、迷惑をかけないようにしたいと思います。

制作統括・堀之内礼二郎コメント/出演者発表にあたって

ラジオ英語講座と共に歩んだ家族の100年の物語。今回は、深津絵里さん演じる二代目ヒロイン・るいの青春に深くかかわる出演者のみなさんを発表させて頂きました。1960年代の日本は高度経済成長期の真っただ中。熱気あふれる時代です。「明日は今日よりもっと良くなる」多くの日本人がそう信じて、当時の「今」を懸命に生きていました。そんな時代の熱を帯びた登場人物たちを、魅力的に、色鮮やかに演じていただける個性豊かな出演者の皆さんがそろいました。連続テレビドラマのご出演は久しぶりの深津絵里さんとの掛け算で、どんな物語が繰り広げられていくのか、本当に楽しみです。この秋始まるこのすてきな世界にぜひ、カムカムエヴリバディ!

物語

1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日に岡山の和菓子屋「たちばな」に生まれた安子(上白石)。家族や周囲の人々に愛され育ち、やがてラジオ英語講座に出会う。そして恋に落ち、結婚。さまざまな試練が安子に降りかかるなか、いつも安子を支えたのはラジオ英語講座と「たちばな」のあんこだった。

そして安子の娘、二代目ヒロイン・るい(深津)の物語は、昭和30年代の大阪から始まる。とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出したるい。自分のことを誰も知らない新天地・大阪で新たな人生を歩んでいく。ひょんなことから道頓堀の小さなクリーニング店で、住み込みで働くことになる。大阪での新しい景色や出会いが、るいの日常を鮮やかに彩り、人生を切り開いていくのだった。

るいの娘で三代目ヒロインひなた(川栄)の物語は、昭和40年代の京都から始まる。昭和から平成、そして令和へ。三世代ヒロインは、その時代時代の試練にぶちあたり、ときに、世間や流行から取り残されながらも、恋に、仕事に、結婚に、自分らしい生き方を、不器用ながらも、それぞれが違うあり方で、見出していく。そして、3人の傍らには、ラジオ英語講座があった。
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