松尾×せいや×菊田、プライベートの交流は？
― まず、他の番組でも共演が多いと思うんですが、それぞれプライベートでの交流はありますか？
松尾：僕は粗品や岡部（大）くんと飲みに行ったことはあるんですけど、2人はマジ無いですね。
せいや：マジでないですね。僕も岡部とはよく飲みに行ったりしていたんですけど、ほんまに“無い”3人が集まりましたね。
松尾：連絡先は知っている？
菊田：知っています。
松尾：俺、全然知らないです。
菊田：僕の知っていますよ。
松尾：あ、そっかそっか。忘れてた（笑）。
せいや：こんなんで対談できるかな。
松尾：ぎくしゃくしてきた（笑）。
松尾、せいやとのコントは息ぴったり
― この番組で沢山のコントを一緒に撮影されていると思いますが、お互い印象が変わった部分はありますか？
せいや：松尾さんとはかなり一緒なんですよ。2人でモノマネ、漫才、コント…色々やっているんですけど、やっぱりめちゃめちゃ引っ張って下さるので頼もしいです。最初は松尾さんのベビーフェイスというか赤ちゃんみたいなところが好きだったんですけど、今はほんまにおっちゃんに見えるんですよね。松尾さんは赤ちゃんみたいな愛され要素と、ちゃんとおじさんみたいな力強いリーダーシップの2つの要素を持ってくれていて、松尾さんとやるのは楽しいですね。
松尾：
せいやとはそこまで練習しなくても気が合うというか。昨日も2、3回やってすぐできたもんね。本当に帰りに「息合うな」と思っていました。
せいや：そうですね。楽しかったです。
― 菊田さんはいかがですか？
菊田：やっぱりチョコプラさんはすごいですよね。もちろん面白いのは知っていたんですけど、「こんな底力があるんだ」と恐ろしくなりました。
松尾：なんか褒められているのかもしれないけど、ものすごく失礼な感じが…（笑）。
せいや：“底力”ちゃうやろ（笑）。
菊田：いやいや、本当にパワーがすごいですよね。だって忙しいわけじゃないですか？
松尾：忙しいのは皆一緒じゃん。
菊田：そうですけど…まあそうですね。
― どういうときに“底力”を感じるんですか？
菊田：アドリブ部分があるコントがあるんですけど、そこはチョコプラさんが仕切るというか、「お前はちょっとこれやろうか」と割り振ってくれたり。
松尾：そんなことやってる？それは菊田がセリフまごまごしているから、「これで終わらすからちゃんと言ってよ」ってただの段取りだよ。
菊田：助かっています。底力はそれです。
「菊田の味がめっちゃ効いている」コントとは？「あの粗品もツッコめない」
松尾：皆メンバーがちゃんとしているしすごいんだなと思います。菊田もポンコツ扱いでおちゃらけていますけどやっぱり
ハナコというトリオにいるからなのか、「ちゃんとできるんだ」と思うことがあります。そう考えたら誰と誰を組み合わせても上手く行くメンツなのかな。
せいや：確かに、菊田の味めっちゃ効いていますよね。
松尾：そうだね。もし菊田のところがバリバリの点取れる人だったらまた違うかもしれないし、これくらいの抜けた人がいても良いんだなと思います。
菊田：これは嬉しい！
― これまで放送された中で具体的に「ここは菊田さんがすごく効いていたな」というネタは？
せいや：「ツッコミの達人」という“皆がボケて粗品がどうツッコむか”というコーナーがあるんですけど、菊田だけはあの粗品もツッコめていないんですよ。それがめっちゃ面白いです。
菊田：確かに全然ツッコんでくれないときある。
せいや：それが癖になります。
せいや、チョコレートプラネットに憧れる部分は「ほんまに仲良い」
― お互いのコンビやトリオで「ここが羨ましいな」というところはありますか？
せいや：
ハナコは同期なので昔から知っていたんですよね。チョコプラさんはこんなにガッツリ共演させて頂くのはこの現場が初めてなんですけど、ほんまに（2人が）仲良い。年齢も僕の12個上とかなんですよ。
松尾：うわ！そんな上なの？
せいや：そうですよ。長田さん、40歳でしょ？
菊田：うわ、一回り違うんだ。
松尾：次42歳になる。
せいや：じゃあ13歳違うんですよ。だから僕らの13年後にチョコプラさんくらい仲良い関係やったら最高やと思いますね。年取って仲良いコンビって珍しいと思うんですよ。
菊田：確かに。
松尾：年取ってって。そんな年いってない…（笑）。そうは言っても霜降りも
ハナコも皆仲良いですよ。皆でコント前に溜まっているときとかも誰かが孤立することがない。派閥みたいなものがなくてお互い良いと思っています。
実は漫才好きの菊田「新しいカギ」メンバーで漫才をするとしたら？
菊田：僕が羨ましいところは…僕は漫才をやりたかったので、霜降りは「漫才だから良いな」と思います。
せいや：根本的に（笑）。
菊田：M-1を見て育ったので。
せいや：全然ネタで喋れてないやん！漫才やりたかったんや。もっとしゃべくりで行きたいんや？それは知らなかった。誰みたいになりたいとかあったの？
菊田：フットボールアワーさんとかアンタッチャブルさんを見て育ったので。
松尾：全然今と違うじゃん！
菊田：理想と現実は違うので。
松尾：いやいや現実も良い現実なんだから良いじゃん！
菊田：あとは2組ともちゃんと4人ともお笑いができるんですよ。それが普通に素直に羨ましいです。
せいや：いやいや、さっき言ったやん。菊田は菊田の違う戦い方があるって。
― 菊田さんが、もしこの中の誰かと漫才をするとしたら誰が良いですか？
菊田：えー！やっぱり粗品ですかね。
せいや：お前ボケなの？ボケなんや自分。
菊田：ボケ…まあ“菊田“かな。
せいや：思い浮かべたんですけど、粗品と菊田のコンビやばそうですね。ビジュアルが…なんかきつい。
菊田：確かに。
せいや：売れなさそう。
菊田：怖すぎるからね。
せいや：菊田がボケで粗品がツッコミって怖いですよね。
松尾：僕もあるんですけど、2組ともチャンピオンなんですよ。僕らは（芸歴は）一番上ですけど、そこは獲ってないのでちょっと後ろめたさみたいなものはあります。
せいや：もうチョコプラさんなんて獲っているイメージですよね。
松尾：一応NHKでは獲っているんですけど（2015年、NHK新人お笑い大賞）、吉本の人間も獲ったことを知らないくらい。
菊田：マジですか？NHKのすごいのに！
松尾：考えてみたら、粗品のR-1の優勝も
ハナコのキングオブコントの優勝も目の前で見ているんですよね（R-1ぐらんぷり2019に松尾単独で決勝進出、キングオブコント2018決勝進出）。
せいや：一緒に決勝にいましたもんね。
コント中心の総合お笑いバラエティー番組「新しいカギ」
チョコレートプラネット（長田庄平、
松尾駿）、
霜降り明星（
せいや、粗品）、
ハナコ（
菊田竜大、秋山寛貴、岡部大）がメーンキャストを務める、コント中心の総合お笑いバラエティー番組。
“今”を取り入れた旬な設定ネタコント、強烈キャラコントなど「新しいカギ」というタイトル通り、全く新しいお笑いバラエティー企画まで、地上波テレビならではの幅広いジャンルで笑いを届ける。（modelpress編集部）
チョコレートプラネット プロフィール
東京NSC11期生で2006年1月に結成。「キングオブコント」2008、2014、2018ファイナリスト。略称は「チョコプラ」。松尾は1982年8月18日生まれ、神奈川県出身。
霜降り明星 プロフィール
2011年一般33期扱い。2013年1月に結成。2018年に「M-1グランプリ」で優勝する。
せいやは1992年9月13日生まれ、大阪府出身。
ハナコ プロフィール
ワタナベコメディスクール12期生。秋山と菊田のコンビ・ウエストミンスターに岡部が加入する形で2014年にトリオ結成。2018年に「キングオブコント」で優勝する。菊田は1987年6月12日生まれ、千葉県出身。
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