(左から)竹野内豊、黒木華(C)フジテレビ

竹野内豊、黒木華らと「イチケイのカラス」クランクアップ「長くて過酷な撮影期間ではありました」

2021.06.14 12:00

フジテレビ系月9ドラマ「イチケイのカラス」(毎週月曜日よる9時~)に出演する竹野内豊黒木華らがクランクアップを迎えた。

  
本作は、14日にいよいよ最終回を迎える。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木)らイチケイメンバーの活躍を描く本作。これまで多くの被告人たちの人生と向き合い、判決を下してきたチームイチケイが、政治が絡む複雑な難事件に挑み、驚きの結末を迎える。

竹野内豊、黒木華、新田真剣佑らクランクアップ

今回、約5カ月に及ぶ撮影期間を経て全シーンが撮了となった。この日、桜井ユキ、水谷果穂、升毅の3人が一足先にクランクアップを迎え、座長の竹野内からねぎらいの大きな花束が贈られた。そして迎えた法廷でのラストシーンで、竹野内、黒木、新田、山崎育三郎、中村梅雀、小日向文世の6人がそろってクランクアップ。ラストカットのOKが出ると、一同はほっとした表情に。竹野内が法壇を降りてそれぞれに花束を手渡し、最後に黒木が竹野内へ花束を手渡すと、スタッフからねぎらいの大きな拍手が贈られた。

竹野内は「このコロナ禍で5カ月間、長くて過酷な撮影期間ではありましたけれども、皆さんと一緒に無事この日を迎えることができてほっとしています」とコメント。スタッフへ感謝を伝え、「“みんなが身を削る思いで努力し、苦労して作り上げた作品が、視聴者の皆さんの笑顔や喜びに変わるといいな”と思いながら撮影に臨んできました。この『イチケイのカラス』もきっと、そのような作品になっていると信じています」と力強く語った。さらに黒木は、「本当にイチケイのメンバーに支えられていたなと思います。撮影はもちろん大変でしたが、とても楽しい日々でした」と笑顔で撮影期間を振り返った。(modelpress編集部)

竹野内豊コメント

このコロナ禍で5カ月間、長くて過酷な撮影期間ではありましたけれども、皆さんと一緒に無事この日を迎えることができてほっとしています。どんなに大変な撮影スケジュールであっても、スタッフの皆さん一人一人が疲れた顔ひとつ見せず、常に笑いにあふれた明るい現場を作ってくれたことに、頭の下がる思いです。これだけ素晴らしい作品に参加できたことを本当に幸せだと思っています。

“みんなが身を削る思いで努力し、苦労して作り上げた作品が、視聴者の皆さんの笑顔や喜びに変わるといいな”と思いながら撮影に臨んできました。この「イチケイのカラス」もきっと、そのような作品になっていると信じています。皆さん本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

黒木華コメント

改めて考えると、5カ月間も撮影していたんですね。撮影はもちろん大変でしたが、とても楽しい日々でした。坂間を演じるにあたって、“雰囲気やしぐさはこれでいいのかな?”と迷うこともありましたが、本当にイチケイのメンバーに支えられていたなと思います。もうこの先しばらくは早口ではしゃべりたくないですね(笑)。皆さん本当にありがとうございました。

竹野内豊主演「イチケイのカラス」最終話あらすじ

裁判官であるみちお(竹野内豊)が、元同僚の弁護士・青山(板谷由夏)と癒着し、無罪判決を出しているという告発記事が週刊誌に掲載された。そんな折、みちおを呼び出した日高(草刈民代)は、「地裁の裁判官の任期は10年。任期満了後にはほとんどが再任される。問題のある裁判官以外は」と告げて…。

みちおの任期終了まであと3週間。再任を実質的に決定するのは、みちおと因縁のある香田健一郎(石丸謙二郎)が事務総長を務める最高裁判所事務総局だった。坂間(黒木華)や駒沢(小日向文世)は、ゴシップ記事の裏で何か大きな力が働いていると考え、みちおが捜査権を発動している重過失致傷事件を検証し直すことに。

事件の被告人は大学生の笹岡庸介(菅原健)。自転車競技の大会に向けて深夜に自主練習をしていた際に、左側通行を守らず、家族連れと衝突事故を起こす。その事故で、7歳の少女が意識不明の重体となっていた。笹岡は、角を曲がる際に工事用のガードフェンスがあったために右側を走るしかなかったと主張していた。だが、検察の調べによれば、深夜に工事を行っていた記録は一切ないという。坂間は、大きな力で真実をねじ曲げるなら司法はそれを許さない、と言ってみちおへの協力を申し出る。みちおは、そんな坂間に「この案件が最後になろうとも、僕はいつも通りやるよ」と返すが…。
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