(前列)南沙良、高橋海人、阿部寛、長澤まさみ、及川光博(後列)細田佳央太、鈴鹿央士、平手友梨奈、加藤清史郎、志田彩良(C)TBS

阿部寛&長澤まさみ「前作を超えるものを」 16年ぶり「ドラゴン桜」へ意気込み

2021.04.15 04:00

4月25日からスタートする阿部寛主演の日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系毎週日曜よる9時~※初回25分拡大)の制作発表が14日に行われ、主演の阿部のほか、長澤まさみ、King & Prince高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、及川光博が出席。阿部と長澤が16年ぶりに続投する役柄について語った。

  

阿部寛、16年ぶりの「ドラゴン桜」への想い

本作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から人気連載中の三田紀房による「ドラゴン桜2」が原作。2005年に放送された前作ドラマの原作である「ドラゴン桜」(2003年~2007年連載/講談社)の15年後を描く続編だが、今作は今の時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを取り入れたドラマオリジナルの展開が予定されている。

阿部寛(C)TBS
TBS連続ドラマ主演は約3年ぶりとなり、低偏差値で落ちこぼれの生徒たちをたった半年で東大に合格させた伝説の弁護士・桜木建二を演じる阿部はまず16年ぶりの復活、そして続投に「日曜劇場でやれることを本当に光栄に思っています。自分が16年前にやった役を蘇らせることができたことを感謝していますし、前作を超えるものを作りたいと思って日々葛藤して頑張っています。きっと良いものにさせます」と熱い想いを込めて意気込み。

3月下旬にクランクインし、撮影は真っ只中。演じる桜木は元暴走族のリーダーという過去を持つが、序盤はアクションシーンもあるそうで、「体力勝負というかこの年齢で体痛めたりしながらやってきた」と苦労を明かし、「いよいよここから長澤さんも来て下さって授業とか始まっていくのでワクワクしているし頑張っていかなきゃと思います」とコメント。

勉強方法も16年前とは色々と変わり、変わらない王道の方法から最前線の方法まで取り入れていくそうで、「色んなものを駆使して原作を超えるものにしたいなと思います」と宣言した。

阿部寛、俳優人生で心に刺さっている言葉

阿部寛(C)TBS
司会を務めた同局の東大出身・篠原梨菜アナウンサーが前作に影響を受けたと打ち明けると、阿部は前作の放送後に周りの人からドラマに影響を受け数々の名門に合格した人の話を聞いたと話し、「それが何よりも嬉しい」と笑顔に。

桜木自身のキャラクターで変わった部分があるか聞かれると「変わってないですよね。クールで自分の利益を考えている中でも、どこが一番人生の最先端のコースを選んでいくのかと子どもたちに説いていくし、大人の方が見ても参考になることが沢山あるからそこの部分は何も変えないでやっていきたいと思います」と回答。

桜木のセリフも印象的なことから「これまでの俳優人生で共演者やスタッフからかけられた迷いがふっきれた強烈な言葉は?」という質問を受けると、デビューしたての頃、映画のクランクアップ時にベテランカメラマンから「自分の身は自分で守れよ」と声をかけられたと回顧。その作品では右も左も分からずスタッフの言われた通りに動いていたが、自分の芝居や衣装まで自分で責任を持つことの大切さに気付いたといい、「その言葉がやけにずっと刺さっている」と語った。

長澤まさみ、成長した水野直美役「桜木先生に対しての恩返し」

長澤まさみ(C)TBS
そして、桜木がかつて受け持った”東大クラス”の教え子で成長して桜木とコンビを組む水野直美を演じる長澤は「同じ役を演じることは数多くないので、16年ぶりに演じるということでどんなキャラクターだったかなと思い出しながら手探りな感じで現場にいます」と16年ぶりの続投にコメント。

水野が今回桜木とともに生徒たちを導く側になることについて長澤は「桜木先生に対しての恩返し」と表現し、「これからを担う若い人たちの頑張りを見届ける側になるということで責任は重大なのかなと思います」と責任を実感。

「やっぱり台本を読んでいると桜木先生の言葉に自分も鼓舞されていて、桜木先生っていう大きな存在は今でも大きく感じる。唯一無二の人なんだなと感じてます」と長澤自身も桜木の言葉に奮い立たせられるといい、桜木と水野の師弟関係を見て欲しいとアピールした。

及川光博、“福澤組”先輩として生徒役キャストにアドバイス

スマートにウインクを決める及川光博(C)TBS
及川が演じる高原浩之は桜木と水野が今作で再建に挑むことになる学園の教頭で桜木たちに学校再建の依頼をした張本人。篠原アナにキャラクターについて聞かれると、「どんな人物かって?それは日曜9時スタート!」とカメラに向かってウインクして場を和ませた及川は「真面目な人間なんです。真面目すぎるからこそ空回りする一面もあったりします」と高原の人柄を説明。専門は数学という設定だが「なるべく授業するシーンはないことを願っています。数学は苦手だからね」と明かした。

また、今作は『半沢直樹』シリーズで知られる福澤克雄監督がメガホンをとることから“福澤組の先輩”として生徒たちへ「1シーン撮るのに5、6テイクで済むと思うなよ、と言いたい。20テイク30テイクするつもりでいれば気持ちが楽になる。早くシーンが終わったときにすごく喜びを感じると思う」とアドバイス。高橋が「カット数の多さに驚愕していたので今の言葉を肝に銘じておきます」と頷くと、及川は「ここから羽ばたいていく皆さんですので私も何かしら恩を売っておきたいと思っております」と笑いを誘った。(modelpress編集部)

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