堂本光一 (C)モデルプレス

KinKi Kids堂本光一「Endless SHOCK」1800回達成の思い「まだセリフが怖いときがある」

2021.02.13 05:00

KinKi Kids堂本光一が12日、東京・帝国劇場で行われた「Endless SHOCK −Eternal−」上演1800回達成記念会見に、共演の上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、石川直、前田美波里とともに出席した。

  

堂本光一、1800回達成も「本当に忘れていて」

2000年11月の初演『Millennium SHOCK』(作・構成・演出ジャニー喜多川)以来、堂本光一が代役なしで全公演に出演し続けて20年3ヶ月。2月12日17:30の部にて、ミュージカルとしては前人未到の上演1800回を達成した。

この日を迎えた感想を聞かれた堂本は「(上演1800回を達成したことを)本当に忘れていて(笑)」と笑い、「取材陣の皆さんも(2月に入って『SHOCK』関連の取材が)今回3回目じゃないですか。毎回、申し訳ないなという気持ちが勝っちゃって…」と恐縮。

「こうして皆さんが祝ってくださるからこそ、ちゃんとしないといけないなって、改めて気が引き締まる思いですね」と言葉に力を込め、上田は「僕は去年の20周年のときに、お祝いできるかなと思っていた矢先、(新型コロナの影響で)中止になってしまったんですけど、こうして1800回をお祝いすることができて嬉しいです」と祝福した。

上田竜也 (C)モデルプレス
また、本来なら昨年の3月31日に上演1800回を達成する予定だったが、堂本は「『SHOCK』としては、この“Eternal”は回数に数えないほうがいいのかなと僕は思っていたんですけど、たくさんの方から『紛れもなくSHOCKだからカウントしたほうがいい』というご意見をいただいたので、1800回を迎えることができました」と話し、「“そのときに1800回を迎えるはずだった”という感覚ももちろんあるんですが、“だから今がある”というか、この幸せなことを今、このメンバーと噛み締めることができるということは、とても嬉しいことです」とにっこり。

「それはたくさんの方の協力、スタッフの皆さんもそうですし、こうして一緒にステージに立っているみんなの力があったからこそと感じております。そこに感謝しないといけないなと思っています」と吐露した。

堂本光一、ジャニー喜多川氏に感謝

さらに、21歳のときに、帝劇に最年少座長としてステージに立った堂本は、当時の自分から見て、今の自分は想像できたか聞かれると「それなりに成長してきたかなと思うんですけど、逆に、当時21歳のただの若造だった僕を、この歴史ある帝劇という場所に立たせてくださった、それはもちろんジャニーさんがいて、東宝の関係者の方がいて、皆さんがそれを後押ししてくださったことがすごいことだなって、僕は思いますね」と感謝し、「今の僕だったら当時の僕に、帝劇の真ん中に立たせるなんて『ふざけんじゃねえよ』って(笑)。だけど、それを周りがサポートしてくださった、そこに感謝しかないですね。『光一じゃダメだ』とか、いろんなことがあったとしても、きっとそこはジャニーさんがフォローしてくれたんだと思います」と想像し感謝した。

堂本光一、帝劇周辺の変化にもしんみり

そんなジャニーさんが今、堂本にどんな言葉をかけると思うか質問されると、堂本は「『Youにカレーうどんを食べさせようと思ったけど、(帝劇にあったそば居酒屋の)しなの路なくなっちゃったよ』って」とモノマネして共演者らを笑わせ、「帝劇のビルの中にある飲食店の皆さんにもお世話になったし、コロナ禍の影響かわからないですけどなくなったり、そういったものを見ているんですよね。あと洋食屋さんの香味屋でしたっけ…」と肩を落とした。

前田美波里 (C)モデルプレス
前田から「蘭もなくなったんですよ」と声をかけられると、「そうなの!?」と驚きつつ、「作品には関係ないかもしれないですけど、お世話になった方々とつながりがあって、そういうところも見てきているんですよね。そういった意味でも歴史を感じるというか、新しい店舗ができて…ってなんの話をしているんだ?」と我に返って会場の笑いを誘った。

堂本光一「まだセリフが怖いときがある」

「Endless SHOCK −Eternal−」 (C)モデルプレス
この20年で肉体的にも精神的にも何が1番大変だったか聞かれた堂本は、「ステージに立っているときに“なんで自分はこんなに怖い仕事を選んだんだろう”」と思うことがあることを明かし、「長い公演の中でも、体が順応してきたけど、まだセリフが怖いってときがあるんですね。その怖さがなくなったときが1番よからぬときかなって思いますし、そういった意味では自分を戒める瞬間なのかなって思っていて、それと隣り合わせでやってきた感覚があります」と苦しみを打ち明け、「“舞台には魔物が棲んでいる”って言い尽くされた言葉ですけど、その通りで、この幸せな感覚というのは、申し訳ないですけど言葉では言い表せないし、皆さんにはわからない感覚、わからない幸せというものがあるんです。それは皆さんがくださるもので、本当に幸せなんですよ。だから乗り越えられるんですよね。そこに感謝しないといけないですね」と語った。

なお、この日の公演後に180本のバラの花束でお祝いされたそうで「すごく重みを感じました。バラって1本だと軽いものだけど、180本揃うとこんなに重みがあるんだ。1800回の重みってどんな重みなんだろうって、さっき楽屋に戻ったときに考えちゃいました」としみじみ。報道陣から「今日はバラ風呂に入られますか?」と声をかけられると、「入ろうかな!じゃあインスタにあげますね。まさにこれから入りますよ、帝劇に楽屋で」と約束し、「幕内の方、ちょっと帰りが遅くなります」と謝罪した。(modelpress編集部)
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