乃木坂46大園桃子「もう私はこの世界では生きていけない」…休業前感じていた本音・葛藤告白<モデルプレスインタビュー後編>
2021.01.25 18:00
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乃木坂46の3期生として加入後、すぐに18枚目シングル「逃げ水」で与田祐希とともにWセンターに抜擢され、華々しい活躍を見せていた大園桃子(21)だが、2019年に活動を休止。葛藤を乗り越え、最新シングル「僕は僕を好きになる」(1月27日発売)では福神メンバーとして再び輝く。
「私が生きていける世界はもっとあるということに気づけたから、今もこうして乃木坂46の大園桃子として生きていられる」───<モデルプレスインタビュー後編>
「もう私はこの世界では生きていけない」…休業前の葛藤
― 今回のシングルでは選抜メンバーとして選ばれていますが、24枚目シングルでは体調不良で休養したり、ライブに出られなかったりした時期もありましたね。大園:活動をお休みするまでは、「頑張らなくちゃ」というプレッシャーが常にあったのですが、その気持ちとは裏腹に活動が上手くできないことや、周りから優しさをもらっているのに自分が何もできないことに心がついて行かなくて、「先輩たちもこんなに落ち込んでいる人が近くにいるのは絶対に嫌だろうな」とか、「今自分の思っていることを伝えたり、落ち込んでいる姿を見せたりしたら絶対に嫌われる」と、どんどんマイナスな考えになってしまって…。ただの被害妄想でしかないのですが、「ここで頑張れないなら、もう私はこの世界では生きていけないんだ」と思ってしまうくらい、自分で自分を追い詰めてしまって、活動自体をお休みすることになってしまったんです。
でもお休みから帰ってきたら、みんながちゃんと受け止めてくれて、これまでの考えはただの被害妄想だったんだと理解することができました。みんなからもらった優しさに対して、「嬉しいな、ありがとう」と心から感謝ができるようになったので、今では休業して良かったなと思っています。
― 乃木坂46に加入してからずっと頑張り続けていた心を、その期間で少し休めることができたのですね。
大園:はい。ずっと「こんな自分は嫌だ」と思ってしまって辛かったのですが、「自分はこういう人間なんだ」と良い意味で切り替えることを知ってからは、楽になりました。
大園桃子「もう少し頑張ろう」と思えたきっかけは?
― 考え自体を変えることができたきっかけがあったのですか?大園:休業中に実家の鹿児島に帰って、高校の時の友だちと会ったり、電話をしたりしたことがきっかけになりました。高校生の時に乃木坂46になってから、こうしてゆっくり過ごす時間がなかったので、どんどん早く時間が過ぎていく感覚だったんです。なので「自分には時間がない」と思い込んでしまっていたのですが、これから明るい未来に向かって進んでいく友だちと話す中で、その子たちが思っている時間の感覚を聞いたり、「乃木坂46を辞めても、やりたいことが見つかるまで、みんなで桃子を支えるよ」と言ってくれたりして、「私がまだ生きられる場所があるんだ。もう少し頑張ろう」と思えました。
― 気づかないうちに自分の世界を作ってしまっていたけど、視野が広がったのですね。
大園:“芸能界”という別な世界にいるような感覚で、周りが見えなくなっていたんだと思います。私が生きていける世界はもっとあるということに気づけたから、今もこうして乃木坂46の大園桃子として生きていられるので、お休みしていた期間はとても大事な時間になりました。
― 葛藤を乗り越えた大園さんが今思う、夢を叶える秘訣はなんですか?
大園:自分を認めることです。できない自分が嫌になってしまう気持ちはよくわかりますが「自分はこうなんだ」ということをちゃんと自分がわかってあげられれば、周りもその自分を認めてくれるし、完璧じゃなくても良いんです。そしたら自分の気持ちも楽でいられるし、生きやすい世界ができて、夢が叶うということに繋がっていくかもしれないと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
大園桃子(おおぞの・ももこ)プロフィール
1999年9月13日生まれ/血液型:O型/星座:おとめ座/身長:156cm
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