「No No Girls」発・HANA(ハナ)JISOO、憧れの事務所辞め「心の調子が悪くて辛い時期がありました」乗り越えたきっかけは渡米【インタビュー連載Vol.5】
2025.02.22 18:15
SKY-HIがCEOを務めるBMSGがプロデューサーにちゃんみなを迎えたガールズグループオーディション「No No Girls」(通称:ノノガ)より誕生した7人組ガールズグループ・HANA(ハナ)。モデルプレスでは、1人ひとりのパーソナルな一面に迫るソロインタビューと、和気あいあいとした雰囲気の中行われた7人全員へのインタビューを連載形式で届ける。Vol.5は、JISOO(ジス)のソロインタビュー。
「ノノガ」から誕生したHANAって?
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同オーディションの最終審査「No No Girls THE FINAL」は1月11日、約2万人を収容するKアリーナ横浜にて満員の観客の前で開催。12日にBMSG Official YouTube Channelから1回限り配信された際には、最大同時接続者数が56万人を超えた。その最終審査のグループ課題曲にもなっていた「Drop」で1月31日にプレデビューを果たし、今春にはソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビューする。
JISOOは韓国出身メンバー。韓国で音楽活動に挑戦してきたが、年齢のリミットを理由に「No」を突きつけられてしまった経験を持つ。「No No Girls」では、唯一無二の歌声を絶賛されながら、何度も何度も自分の納得の行くまでレコーディングのテイクを重ねるなど完璧主義な性格で「1度も楽しんで歌えたことがなかった」と苦悩を打ち明ける場面も。しかし最終審査では全身で音楽を楽しむ姿で2万人の観客を魅了し、念願のデビューという夢を掴んだ。そんなJISOOに、韓国で活動していた時期に自信をなくしてしまった過去や、辛い時期を乗り越えられた理由を聞いた。
JISOO、精神的に辛かった2023年
― JISOOさんは韓国で練習生を2年間されてきて、そこからオーディションもたくさん受けてきたとお伺いしました。その時期デビューを目指す中で1番悲しみや怒り、辛さを感じた出来事はありましたか?JISOO:練習生を始めてからというより、音楽を始めてからどんどん自分自身に自信がなくなっていたんです。すごく憧れていた事務所に入っていたんですけど、2年ぐらい練習して自分がどんどんなくなっている気がして「辞めたいです」と話して事務所を辞めました。その後もオーディションを受けて、受かったこともあったんですけど、それでも自分自身のことをよく知らない気がして。完璧になる前まではどこかでデビューすることはできないと思ったし、自分自身でまだ足りないとずっと思っていたので、そういう状況がずっと続いて、2023年頃にすごく心の調子が悪くて辛い時期がありました。そこからは周りの人に色々相談したりしながら乗り越えて、2024年、このオーディションのことを知ることになって「他の国に行ったらちょっと新しい自分になるかも!」と新しい自分を見つけたいという思いで、ここまで来ることになりました。
― 音楽を始めた中で自信をなくしてしまったのには何か理由があったのでしょうか?
JISOO:誰かから心無い言葉を言われたとかでは全然ないんですけど、本当に音楽が好きなので「もっとうまくやりたい、もっとうまくやりたい」と思いつつ、音楽を本気で楽しめていなかった気がします。
JISOO、辛い時期乗り越えられたきっかけ・諦めない原動力とは
― 自分自身で追い詰めてしまっていたんですね。精神的にあまり良くない状態が続いてしまった2023年を経て、それを乗り越えられたのには何かきっかけがございましたか?JISOO:自分はすごく周りのことを気にしすぎて、考えすぎることが問題だと思っていたんですけど、アメリカのニューヨークで働いている友達に会いに1人で旅行に行ってきた時に、誰も私のことを気にしていないことに気づきました。歌いながら歩いても本当に誰も気にしていなくて「あ!そうなんだ!他の人ってあまり私のことを気にしていないんだ。自分自身がやりたいもの全部やってもいいんだ!」という気持ちになって、結構元気になりました。
― 落ち込んでしまっていた過去があっても、韓国から足を伸ばしてニューヨークに行ってみたり、日本でオーディションを受けることを決意されたり、その行動力がとても素敵だなと思ったのですが、諦めずに挑戦し続けられた原動力は何でしょうか?
JISOO:私もそれが自分の好きなところなんですけど、多分私は何回倒れてもまた立ち上がる力を持っていると思います。すごくポジティブな方だし、昔から周りの皆にいい言葉を聞いた瞬間もそれをずっと思い浮かべつつ頑張ろうとしていました。自分自身でネガティブな言葉を言ってしまう時は時々あるんですけど、結構ポジティブな方なので、その原動力を昔から持っていました。
JISOO、最終審査前「部屋でめっちゃ泣いた」
― 「音楽を始めてからあまり楽しめていなかった」「1度も楽しんで歌えたことがなかった」と話していたJISOOさんが、最終審査のソロステージでは「歌うことが本当に幸せ」という感情やエネルギーに溢れていたことがとても印象的です。5次審査を終えてから最終審査まで長い練習期間があったと思いますが、その間にどのような心境の変化があったのでしょうか?JISOO:最終審査の前は3ヶ月ぐらい日本で1人暮らしをしていたんですけど、その間に色々なレッスンを受けながら、すごく自分と向き合いました。1人暮らしだったので、1人で部屋でめっちゃ泣いたり「よし元気出そう!」と自分を鼓舞したり、波がすごかったんですけど、そういう波に慣れて「なるほどね。私はただ、今私ができることに集中して、それをちゃんとやるしかないよね。そうするしかないんだ」と思ったら割と気が楽になって、そこからは「よし楽しもう!」という気持ちを持つことができるようになりました。
― そうやって切り替えられたタイミングはいつだったんですか?
JISOO:ソロ審査の曲のパフォーマンスを準備している時だったと思うんですけど、振付を担当してくださったASUPIさんからもポジティブなエナジーをすごくもらったし、ダンサーの方々にもいい言葉を聞いたし、皆とリハーサルする時間がすごく楽しくて、そこからどんどん全部楽しくなりました。
― ソロ課題曲となった「I’m Not OK」もJISOOさんと重なる部分が多かったと思うんですが、楽曲に救われた部分もありましたか?
JISOO:そうですよね。「I’m Not OK」の歌詞が、本当に私そのままだったので、その歌詞をずっと歌いながら練習しながら、本当に歌詞からも力をいっぱいもらいました。特にサビの「I’m Not OK」のところは、今まで私が不安定なのを認めたくなくて「私は大丈夫、大丈夫」と言ってしまうところがあったんですけど、それを「私はNot OKなんだ」と思えたのがとても自分自身の助けになりました。
JISOO、NAOKOと支え合った時間
― 韓国からいらっしゃって不安なことも多かったと思いますが、同じく単身で東京に来ていたNAOKOさんと一緒に料理を作ったり、たくさん話したりして支え合っている姿もありました。NAOKOさんに救われたと思った瞬間など心に残っているエピソードがあれば教えてください。JISOO:1人で部屋にいる時間が増えて1人で考えすぎる時間もどんどん長くなっていたのでそんな時にはいつもNAOKOと美味しいものを食べたり、海を見に行ったりしていました。その度にいつも2人で「1人じゃなくて本当によかった」と言い合って、本当に助けられました。3ヶ月くらいの間、いっぱい力をもらったし楽しめるようになったのはNAOKOのおかげでもあると思います。
JISOOの夢を叶える秘訣
― 辛い時期も自分と向き合って、仲間と支え合って乗り越えたJISOOさんは、デビューという1つの夢を掴みました。モデルプレスの読者にも夢を追いかけている人がたくさんいると思うのですが、そういった方々に向けて「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。JISOO:私がずっと言っているのは「できるまでやればできる」という言葉です。私も2023年には1度音楽をやめようとしていたけど、今はもう夢を目の前にしています。今でも「できるまでやれば本当にできるんだ」と信じているので、皆さんも自分自身を信じて頑張ってほしいです。
― 諦めずに努力を続けてきたJISOOさんがおっしゃると説得力を感じますね。JISOOさんはこれからどんな自分を見せていきたいか、目標はございますか?
JISOO:今よりももっともっと自信を持って、ちゃんとそれを皆に伝えられるアーティストになりたいし、たくさんの方々の心に長く残れる音楽を作って歌いたいと思います。
― これからのご活躍を楽しみにしています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
INTERVIEW PHOTO:加藤千雅
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