「第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリは13歳・山崎玲奈さん
2020.12.12 15:37
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「第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が12日、都内にて開催。グランプリには愛媛県出身の中学2年生・山崎玲奈さん(やまさき・れな/13※崎は正式にはたつさき)が選ばれた。
ホリプロTSC、今年はミュージカルスター発掘
「ホリプロタレントスカウトキャラバン(通称TSC)」は深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した伝統のオーディション。今年のテーマは『ミュージカル次世代スター』で、コンテストを見守るスペシャルアンバサダーには市村正親が就任した。男女の原石の逸材を求め、今までのタレントスカウトキャラバンにはなかった“世界に羽ばたける次世代ミュージカルスター”発掘のオーディションとなった今回。同日は市村のほか、第37回のTSCで審査員特別賞を受賞したミュージカル女優・唯月ふうかもMCとして登壇した。
決選大会ではダンス審査、演技審査、歌唱審査を実施。ダンス審査は『The Greatest Showman』より“ザ・グレーテスト・ショー”の一部、演技審査は辻仁成作「ピアニシモ」の一部、歌唱審査は『ヘアスプレー』より“ユーキャントストップザビート”の一部が課題となり、審査員も驚くほどのレベルの高いステージが繰り広げられた。
大会実行委員長によると山崎さんは芯の強さと笑顔、さらに圧倒的な歌唱力を評価されて受賞。審査員の演出家・宮本亜門は「はっきり言って天才。世界に羽ばたける」と絶賛した。
山崎さんは受賞の喜びを誰に伝えたいかを聞かれ、「一生懸命支えてくださった家族に今お礼を言いたいです」とコメント。さらに「ミュージカルだけでなく、ドラマとか映画にも出られるような女優さんになりたいです」と抱負を語った。
市村は最後に花束を贈呈し「(山崎さんと)誕生日同じなんです。おめでとう。僕は色々なミュージカルでお父さんやお母さんをやっていて、娘が必要な役が多いんです。なので近々舞台で共演できる日を楽しみにしています。早く一緒に舞台に立ちましょう」と激励した。
山崎玲奈さん、小学4年生からミュージカルを経験
大会後の記者会見で山崎さんは、「全ての審査において、思い切り楽しんでグランプリを取れたので本当に嬉しいです」と喜びを語り、この日のステージの点数を聞かれると「今回は悔いなしということで、全て100点ということにしています」と胸を張った。最も緊張した瞬間を聞かれると「歌・ダンス・演技をしているときはあまり緊張しない」と頼もしいコメント。「これから始まるという、舞台袖での場面が一番緊張した」と明かした。
また、今回ホリプロTSCで初めてミュージカルスターに対象が絞られた事に関し「“ラッキー”という思いはすごくあった。ミュージカルが演じるのも見るのも大好きなので、今回の募集を見て絶対に受けたいと思いました」と明かした山崎さん。
「小学4年生くらいのときからミュージカルスクールに通い始め、市民ミュージカルのオーディションを勧められ、市民ミュージカルで稽古をしているうちに『これを職業にしたい』なと思うようになって、東京にもオーディションを受けに行くようになった」とミュージカルとの出会いも振り返った。
さらにミュージカルの魅力を聞かれると「演技だけでなく歌もダンスも加わり、自分がやっていても楽しいし、見ている方も楽しくなるのがミュージカルの魅力ではないかと思います。観客が目の前にいて、目の前の人たちに歌で気持ちを伝えるというのはミュージカルにしかできないと思うのでそこが魅力だと思います」とアピールした。
グランプリにはホリプロとの専属契約権と賞金100万円が贈られ、賞金の使いみちを聞かれると「ディズニーが大好きなので、まずはディズニーの年間パスポートを買いたいです!残りは貯めておこうかなと思います(笑)」とはにかんだ。
なお「17Live賞」には、京都府出身の高校3年生・佐竹桃華さん(さたけ・ももか/17)が選出された。(modelpress編集部)
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