NMB48吉田朱里、涙の卒コン「10年間で培った全てを抱えて、次の夢を叶えにいこうと思います」<スピーチ全文>
2020.10.24 21:20
「NMB48吉田朱里卒業コンサート~さよならピンクさよならアイドル~」が24日、大阪城ホールにて開催された。
1期生の元メンバーも登場 感動の卒業ライブに
本コンサートはNMB48の1期生としてフロントメンバーで活躍を続けた吉田が、“アイドル吉田朱里”として出演する最後のライブ。冒頭から1期生の元メンバー山本彩、渡辺美優紀、山田菜々、上西恵、木下春奈、福本愛菜、川上礼奈、門脇佳奈子、沖田彩華がサプライズ登場。NMB48のデビューシングルとして2011年にリリースされた「絶滅黒髪少女」からライブをスタートさせた。
中盤には元メンバーの太田夢莉も登場。吉田、渋谷凪咲、村瀬紗英とともにNMB48内の“女子力ユニット”として人気を博す“Queentet“を復活させ、「僕だけの君でいて欲しい」を披露した。
また山本彩の卒業後、NMB48のキャプテンを務めることなった小嶋花梨へ、吉田からの感謝の手紙が公開される場面も。その後共に「友達」をデュエットすると、小嶋は大粒の涙を流していた。
また、吉田にとって思い入れのある曲「ジッパー」を、渡辺・上西とともにオリジナルメンバーでパフォーマンスする演出も。
アンコール前最後の曲となった全員歌唱曲「三日月の背中」では、メンバーに囲まれた吉田が思わず涙を見せていた。
吉田朱里、涙のスピーチ
アンコールにピンク色のウェディングでドレスを来て登場した吉田は、涙ながらに10年間の思い・ファンへの感謝を約7分間のスピーチで伝えた。ピーチ後は、「私にピッタリの曲です」と、「一番好きな花」をソロ歌唱。その後、卒業シングル「恋なんかNo thank you!」を現役メンバーと共に笑顔たっぷりに届けると、1期生のメンバーがステージに再集結し「卒業旅行」を歌唱した。
さらに、吉田が卒業することで“最後の1期生”となる白間美瑠から、感動の手紙が読み上げられる場面も。ラストは「夢に色がない理由」を歌い、“さよならピンクさよならアイドル”とした卒業コンサートを締めくくった。(modelpress編集部)
吉田朱里卒業スピーチ全文
今日見に来てくださったみなさん、配信をご覧になっているみなさん、10年間私を支えてくださった全てのみなさん、本当にありがとうございます。10年間を振り返ると、いろんなことがありました。最初のころのわたしは、アイドルというのものの正解が分からなくて、何をやってもうまく行かなくて、スタッフさんにはいっつも怒られるし、本当に世間をまだまだ何も知らない生意気な14歳で。ファンのみなさんにもたくさんご心配をおかけしたと思います。
プライドが高くて、負けず嫌いな性格なゆえに、自分の非を認めることができなくて、うまく行かない自分から、いつも目をそらして、ここまで来るのに、周りのメンバーより、ずっと遠回りしてきたと思います。
でも、そんな私をそばで支えてくださったファンのみなさんがいてくれたから、そしてなにより、NMB48のことが大好きだから、10年という時をここで過ごすことができました。
YouTubeを始めてからいろんな夢を叶ってきたけど、当初自分が思い描いていたアイドル像とは全然違っていて、これでいいのかなと自信をなくすことがありました。
でもそのたびに、アイドル吉田朱里がちゃんと認められるようにと、ファンのみなさんが応援してくださったおかげで自分の夢をいっぱい叶えながらも、NMB48の活動にも全力で取り組むことができました。
やっぱり私はNMBに入って、いろんなお仕事を経験させてもらったけど、こうやってステージに立って、メンバーのみんなと一緒に全力で皆さんの前でパフォーマンスをしている自分が一番好きでした。
そう思えたのも、いつも私に自信をくれたファンのみなさんのおかげです。たくさん感謝しています。
卒業発表をしてから何度も、「ずっとここにいれたらな」と思うことがありました。わがままをいっぱい許してくれたスタッフのみなさんも、毎日笑いあったメンバーとの何気ない時間も、毎週のように会いに来てくださったファンのみなさんも、10年間当たり前に通い続けた劇場も、全部全部、私にとって居心地がよすぎて、大好きすぎて、離れるのがすごく寂しいです。
でも、そんな甘えたままの私ではこれから先の夢は叶えられないので、10年間で培った全てのものを抱えて、次の夢を叶えにいこうと思います。10年間私を応援してくださった皆さん、そばにいてくださったみなさん、愛してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
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