【白石麻衣が残した功績4つ】“乃木坂46らしさ”守り抜いた9年間…メンバーの言葉から考察
2020.10.28 07:00
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28日をもって乃木坂46から卒業する白石麻衣。白石が残した功績4つを、これまでモデルプレスが行った乃木坂46メンバーへのインタビューから考察していく。
目次
【白石麻衣が残した功績1】坂道グループ“専属モデル”の道を切り拓く
1期生として乃木坂の礎となる部分を作り上げてきた白石は、アイドルとしてトップを走りつつ、モデルとしても華々しく活躍してきた。2013年に乃木坂46メンバーとして初の“雑誌専属モデル”に起用され、2018年までの5年間、雑誌『Ray』で紙面を飾った白石。その後は齋藤飛鳥が『sweet』レギュラーモデル、松村沙友理が『CanCam』専属モデルに起用されるなど、今となっては坂道グループからの専属モデルは多く誕生。白石はその先駆けとも言える存在だろう。
そして、白石が発売した2nd写真集『パスポート』は累計発行部数が50万部を超える大ヒットを記録。
3期生の梅澤美波は、自身の1st写真集「夢の近く」発売時のインタビューで「乃木坂46を好きになって、白石さんの写真集とかを見て『服を見せるんじゃなくて、その人自身がこんなに見られる素敵な本があるんだ!』と知って、すごく魅力的に感じていました」と語っており、後輩である2期生・3期生・4期生からも憧れの的であることがうかがえる。
【白石麻衣が残した功績2】絶対的エースとして君臨
白石が参加した最後のシングル曲「しあわせの保護色」(2020年)までの25枚のシングル表題曲で、Wセンターを含め4度のセンターを経験した白石。白石が初のセンターを務めた6枚目シングル「ガールズルール」(2013年)は、乃木坂46を代表する曲として今でもファンに親しまれている。また、25枚すべてのシングルで中心となって活動する「福神メンバー」に選出された。4期生の早川聖来は白石卒業発表後のインタビューで「グループ全体で活動していても、白石さんが中心になることが多いですし、いつもお仕事を見ていると、すごくしっかりされているなと思います。白石さんが乃木坂46にすごく貢献されていた分、卒業が決まって、グループ自体が踏ん張り時だなと思う部分も大きいかもしれません」と語っている。
乃木坂46を代表してグループの外でも活躍することの多かった白石は「乃木坂46といえば白石麻衣」とも言われるほど“乃木坂の顔”として活躍し、グループにとって大きな力となっていた。未来の乃木坂46を担う若手メンバーも、白石の卒業でより一層グループ活動へ強い思いを抱いているようだ。
【白石麻衣が残した功績3】“姉御肌”な一面でメンバーを牽引
白石と同じ1期生メンバーの和田まあやはインタビューで「私にとってまいやんはお姉ちゃんみたいな存在。学生のころは宿題を手伝ってくれたり、お洋服をもらったり、いっぱい色んなことをしてくれました」と語り、1期生年少メンバーの星野みなみは、白石との思い出に『制服のマネキン』(2012年)のジャケット写真を2人で撮ったことを挙げ「第一印象はやっぱり綺麗な人、年上のお姉さんで憧れでした。まいやんから話しかけてくれたので、普通に話せて嬉しかったのを覚えています」と当時を振り返っている。年長メンバーの白石は、グループ結成当初から“お姉さん的存在”としてメンバーの心の拠り所になっていたようだ。
特に、2016年に加入した3期生メンバーの大園桃子と白石の親交の深さがファンの間では知られている。加入当初、慣れないアイドルとしての活動に涙を見せることの多かった大園を、愛たっぷりに支えた白石。白石の卒業発表後、大園は公式ブログで「乃木坂に入る前、私は乃木坂の綺麗な方ということしか知らなかったのに、出会って優しさと愛情をもらって、だいすきになってしまって、辛いです、寂しいです」と心境をつづっていた。
グループを最前線で牽引しただけでなく、様々な場面でメンバーを後ろから支え続けてきた白石を慕っているメンバーは多いのではないだろうか。
【白石麻衣が残した功績4】“乃木坂の色”を作った存在
乃木坂46キャプテンの秋元真夏は、グループの中での白石の存在を「仕事にすごく真面目なので、多分誰よりも『乃木坂ってこうだよね』という信念を強く持っていて『これは乃木坂っぽい・ぽくない』を自分の中で振り分けて、それをちゃんと守っていて後輩たちにも“乃木坂らしさ”をちゃんと伝えようとしている人」と捉えていると語った。2011年にAKB48のライバルとなるグループとして結成した乃木坂46。結成から9年が経った今、ファンやメンバーの間には衣装、楽曲、メンバーの空気感など様々な場面において、清楚でしとやかな“乃木坂らしさ”の概念が存在している。
真面目でストイックだと称される白石は、この“乃木坂らしさ”を守り抜き、後輩メンバーに継承していったことが秋元のインタビューからもうかがえる。
堀未央奈は、2期生メンバーとして白石はじめとする1期生メンバーを近くで見てきたうちの1人。以前のインタビューでは「先輩方を見ていると、パフォーマンスもすごく揃っているし、曲にかける想いがすごく伝わってくるんです」と語っており、白石はじめとする1期生が作り上げてきた乃木坂46の色が後輩に伝わり、受け継ごうとされていることが分かる。
1期生最年少の齋藤飛鳥も今やグループの中心メンバーの1人となり、白石卒業後のグループについて「西野や白石が残してくれたものをちゃんと見つけて、それを吸収して、卒業しても心配にならないようにというのは、私だけではなくみんな考えていると思います」と、頼もしい言葉を残している。(modelpress編集部)
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