(左から)水卜麻美アナウンサー、羽鳥慎一アナウンサー、岸優太、重岡大毅、井ノ原快彦、増田貴久、北山宏光、徳光和夫(C)日本テレビ

<「24時間テレビ」会見全文/前編>井ノ原快彦「それぞれのリアルな気持ちでぶつかっていけたら」メインパーソナリティー5人が意気込み語る

2020.07.06 16:52

日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」(8月22日~23日放送)の制作発表会見が6日、同局にて行われ、メインパーソナリティーを務めるV6井ノ原快彦NEWS増田貴久Kis-My-Ft2北山宏光、ジャニーズWESTの重岡大毅King & Prince岸優太らが出席した。以下、会見全文(前編)。

  

「24時間テレビ」開催決意の理由

― 制作発表会に先立ちまして、執行役員・情報政策局長山田克也より日本テレビ「愛は地球を救う 43」の番組の主旨についてお話させていただきます。

山田克也氏:今年の「24時間テレビ」はスタッフがずっと昨年から準備を続けて参ったのですが、4月の緊急事態制限を受け、内容を大きく変更せざる負えなくなりました。その上で本当に「24時間テレビ」をやるべきなのか、この数ヶ月間スタッフはとても悩んで参りました。

その中で「24時間テレビ」というチャリティー番組の主旨に立ち返ろうということになりました。コロナの中では多くの方がお困りになっていると思いますが、中でも障害のある方や社会的弱者の方々は今後間違いなくしわ寄せが来ると思います。さらに最前線で戦う医療従事者の方々への支援も引き続き必要だと考えております。

「24時間テレビ」という番組の意義は、番組からの呼びかけを通し、募金をしていただき、少しでも世の中の困っている方々のお役に立つということでございます。その主旨に立ち返ろうということになりました。

今までと同じ「24時間テレビ」はできません。だからこそ出演者、スタッフの安心安全を第一に考えながら、今年にしかできない「24時間テレビ」を作ることに致します。

今年のメインパーソナリティーは年明けにオファーをさせていただきました。打ち合わせがスタートして間もなくコロナ禍となり、特にキャプテンの井ノ原さんとは緊急事態宣言中もリモート会議などで意見の交換を重ねて参りました。

42年間続けてきたチャリティー活動を今だからこそ絶やさない。そういう思いで今年の「24時間テレビ」の制作に臨みたいと思っております。皆様に起きましてはぜひご理解をいただきたく思っております。


井ノ原快彦らメインパーソナリティーの意気込み

― メインパーソナリティーを務める皆様から意気込みをお願いします。

井ノ原:この度キャプテンを務めさせていただくことになりました。この5人で仕事をするということがあまりなかったことですから、「24時間テレビ」っぽくなるのかどうかちょっと不安だったんですけど、先程徳光さん、羽鳥さん、水卜さんにお会いして、このお三方のお力をお借りしてなんとか、「24時間テレビ」っぽくなりました。ありがとうございます。

増田、北山、重岡、岸:ありがとうございます!

井ノ原:今年で43回目ということで、そのうちの僕は3回出させていただくことになるんですけど、僕は今年44歳になります。ですから物心ついたころから「24時間テレビ」は当たり前のようにやっておりまして、面白いのが年代ごとに見方が変わってくるというか、10代、20代のときは自分に自信がなくて、なんだ俺全然頑張れてねぇなって思って見てるときはすごくキラキラして見えて、そのキラキラが辛いときもあったりとか、あぁ俺あんなに頑張れてないよって見てたときもあるし、かといえば30代になったときに何かできるんじゃないか、募金始めて見ようかなとか。そして40代になるとただただ頑張ってる人見ると泣けてくるっていう、なんか応援したいっていう今そういう心境です。

今回20代、30代、40代ってまぁ僕らのね、グループの垣根を超えて集まったわけですけど、それぞれのリアルな気持ちでぶつかっていけたらなと思いますのでほんとに綺麗事なしでなんか喋ってくれそうなメンバーなので…。あの、岸くんの「宜しくお願いします」はなんであんな短いの?(笑)

岸:そうですね。ちょっと緊張のあまり心拍数が口に出てしまいました…。

井ノ原:あんな短く言える?(笑)

岸:そうですね。自分でもびっくりしました。早いなと思って(笑)。

井ノ原:最速でしたけどね(笑)。楽しんでいきたいなと思います。宜しくお願いします。

増田:僕も井ノ原くんと同じく3回目のメインパーソナリティーとなります。今回いつもと違った形になると思うんですけど、本当に皆さんと一緒に何ができるのか、「どんなふうに動けるんだろう」「どんなふうに動いたら明るい未来になるんだろう」とこれからどんどん探していけたらいいなと思っております。

本当に外出自粛で家にいるときに自分が何ができるんだろう、どんなことをすれば誰かが喜んでくれるんだろうっていうことを常に考えて生活していて、改めて動き出す勇気というか、きっかけになる番組を作って行けたらいいなと思います。一生懸命頑張ります。宜しくお願いします。

北山:僕は今回初めてなんですけれども、まずこのような舞台に選ばれたということで本当に嬉しく思っております。今回テーマが「動く」ということで、本当に一人だけだと動けないものだと思っておりますので、この皆で一緒に動く、蠢いていくというか、そのピースの1つになれればと思っています。

また、この自粛中とかに僕も色々考えていて、エンターテインメントで何かできないかと考えて、まぁ「Smile Up! Project」をやったりとか色々とあるんですけどもその中でエンターテインメントの力を信じてテレビとかでも発信できることを嬉しく思っていますし、社長が言っていた「Show must go on」をこういう形でもできるなっていうことに喜びを物凄く深く感じております。自分なりに今できることを考えて安全に取り組んでいきたいと思いますので、宜しくお願いします。

重岡:僕もメインパーソナリティーに初めて選んでいただいて、今もめちゃくちゃ緊張していますし、5人というのも本当になかなかない5人といいますか、ジャニーズファミリーのチーム感、絆というのを強く感じていますので、井ノ原くんがたぶんこのチームをうまくまとめてくれるんだろうなというか、そこに僕も何か重岡大毅として力になれたらいいなと。テーマが「動く」ですけど、僕も色々と工夫して、動き出したいなっていう気持ちです。

あと、ずっと僕はテレビで「24時間テレビ」を見させてもらってすごく温かい番組だなと感じていたんですよ。自分は初めてですけど、自分なりに温かさを感じて、チーム全員で何か出せていけたら絶対いいなと思っています。宜しくお願いします。

岸:King & Prince岸優太ですっ宜しくお願いします!

一同:(笑)

井ノ原:早くない?早送り?

重岡:早送りやん!

井ノ原:早くない?(笑)

岸:早いですか?僕さっき早かったからめちゃくちゃ意識したんですけど、まだ早かったですか?

井ノ原:「岸優太」がすごい早かったよ。

岸:じゃあちょっとスローリーな感じでいってみてもよろしいですか。

北山:うん、ゆっくりで。

岸:そうですね、本当に今回僕自身、先輩方とこうして出られるというのは勉強させていただくという思いでいます。そして何よりKing & Princeから選抜できていますので、自分なりに胸を張って物事を伝えたり、この「24時間テレビ」でいろんなことを学んで人生を通しても成長していきたいと心の底から思っております。

井ノ原:メンバーの皆はなんて?

岸:いや、もう拍手喝采でして。自分のことのように喜んでくれましたね。本当にグループ愛を感じました。

井ノ原:重岡くんはなんだっけ?

重岡:あ、「よく食い込んだな」と言われました。

井ノ原:ハングリーだから。ハングリーさが出ちゃってる(笑)。

重岡:そうですね。フレッシュな気持ちを忘れずに「24時間テレビ」でも出していけたらなと思っております!

徳光和夫:まずは本当に私だけ時代の異物みたいな感じになって、出てくるわけでありますけど、今年79歳、43回すべて関わらせていただいているわけでございますが、なんといいましてもですね、今年はオリンピックも開催されなかったし、私の中で「24時間テレビ」はGOサインが出ないのではないか、と思っていたんですけど日本テレビさんがGOサインを出してくれました。本当にありがとうございます。

今、それぞれ鎖国状態となっておりますので、そういった時に1つになるにはやはり電波だと思いますし、「24時間テレビ」のテーマは「愛は地球を救う」でありますので、今こそテレビの力で、世界に向けまして愛ということが1つのテーマになりまして、これが世界を結んでいくんじゃないかと改めて今回意識させてもらおうかなと思っております。

先程ございましたように新しい第一歩なのではないのか、時代が改めて「24時間テレビ」に目を覚ましてくれたといっても過言ではない、そういった「24時間テレビ」にしていきたいと思います。

本当にGOサインを出してくれた日本テレビという局の1つの勇断、英断、これに深く頭を下げたいと思っております。今年は特に動くということがテーマでございますけども、実は、うちのチーム、あ、うちのチームって言っちゃいけないですね、ジャイアンツも「和と動」でございまして、動が1つのテーマになっているのでそういった接点もあるのではないかなと思っております。

あと是非1つこれを。僕は初めての方もいらっしゃって、重岡さんとかも初めてなんですが、ジャニーズのオプショナルグループと致しまして、イノッチを中心にこれを景気に“V5”というのを作っていただきたいと思っております。

井ノ原:ややこしくないですか?“V5”って(笑)。

徳光:以上です。ありがとうございます。


7年目総合司会・羽鳥慎一&水卜麻美アナ

― お2人での総合司会も7年目となります。羽鳥さん、水卜さんからもお願いします。

羽鳥慎一:はい。今年やることに関していろいろなきっと意見があると思いますけど、私は今年だからこそやるべきなんじゃないかと思いました。いつもと形は違いますけど、こんなに優しそうで人の良さそうなジャニーズのメンバーと、若干様子おかしいですけどきっと良い人なんだろうなっていう方々と(笑)。いつもと違う形ですけど、いつも以上に思いを込めて番組を作っていけたらいいなという風に思っています。よろしくお願いします。

水卜麻美アナウンサー:同じく総合司会を務めます。改めてよろしくお願いします。日本テレビとして、そしてそのいちアナウンサーとしてできることを今年も精一杯やっていこうと思います。去年チャリティーマラソンランナーを務めさせていただきまして、今年からまた新たな気持ちで自分としてもやっていこうと思っていた矢先にこういうことになりまして、本当にガラッと番組としても新たな一歩、新しい気持ちで、違った形でということになりますけど、だからこそできることがあるとこの期間にも感じてきましたので、精一杯率先して動いていきたいと思います。改めてよろしくお願いします!

チャリティーTシャツに込めた思い

― そして今みなさまが着用されていますチャリティーTシャツに関しても本日発表となりました。このデザインにどんな思いが込められているのか、水卜アナウンサーより説明します。

水卜アナ:今年のチャリティーTシャツのデザイナーは、現代アーティスト・小松美羽さんです。国の内外で個展を開き、イギリスの大英博物館にも作品が所蔵されている、世界が注目する日本人芸術家です。小松さんが今年チャリティーTシャツに込めた思いは、「希望と祈り」。守護の象徴である狛犬と、その上に描かれた鳩は、平和と祈りの象徴。誰もが想像しなかった状況の中、「希望と祈り」のメッセージが込められたチャリティーTシャツを、お手にとっていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

― みなさまも今日初めて袖を通されたと思いますが、今回のデザインについていかがですか?

重岡:やっぱりデザインにすごく意味が込められていて良いなと思いますし、この24時間テレビならではのカラーバリエーションといいますか。これも明るくてすごく良いなと思いましたね。本当に着れて嬉しいです。

― 岸さんはいかがでしょうか?

岸:そうですね。僕は、好きなポイントがありまして…このシャープ、ハッシュタグで「#祈り」と世界の言語で示されているんですけど、これを着てるとその世界の方とも通じれそうですし、このTシャツを機に、袖を通して、Tシャツを通して、Tシャツを通して世界の方とも繋がりたいです。はい。

重岡:いまTシャツ2枚着てたけど(笑)。

岸:あ、2回着ちゃいました?そうですね…これはちょっと、ちょっとあとで!袖通し過ぎちゃいましたね!

北山:これたったいま(岸の)良さが出てます(笑)。

井ノ原:これ世界中の言葉で「祈り」って書いてあるんですよね?

岸:はい!ここが大好きです!はい!ありがとうございます!

― 徳光さんは今年のチャリティーTシャツについていかがですか?

徳光:小松さんでしょ?以前阿久悠さんのアルバムの時に作品を拝見させてもらったんですけど、よりシャープになっていまして、今回の「祈りと希望」、平和の鳩が描かれていますけど、以前の画風とまた違って、より気迫がこもっているという、今年だからこその気迫がこもっていると思いましたね。決してわざとらしいコメントじゃなくてですね、本当にそう思いました。

― ご紹介しましたチャリティーTシャツは、7月10日金曜日よりお求めいただけます。みなさんのご協力をお願いします。

井ノ原は5年ぶり、増田は4年ぶりのそれぞれ3回目、北山、重岡、岸は初のメインパーソナリティ―就任。普段は異なるグループでそれぞれ活動する5人による垣根を超えた挑戦となる。

「24時間テレビ」無観客開催へ

今年のテーマは「動く」。新型コロナウイルスの影響を大きく受けている今、医療従事者への支援をはじめ、今年こそ放送するべきとの判断から、43回目という形ではなく、“新しい日常での1回目”として新たな形で放送されるという。

また、感染防止のため無観客で開催。毎年恒例となっている公道を使ってのチャリティーマラソンについては、密集する可能性を鑑みて行わないとした。しかし、他の形での実施を模索している最中とのこと。(modelpress編集部)
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