清原果耶、来春朝ドラヒロインに決定<おかえりモネ>
2020.05.27 15:15
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NHKは、2021年度前期連続テレビ小説のヒロインを女優の清原果耶が務めることを発表。タイトルが『おかえりモネ』に決定したことも発表した。
“朝ドラ”第104作は、今を生きるすべての人に捧げたい「現代ドラマ」。「海の町」宮城県・気仙沼で生まれ育ち、「森の町」同・登米(とめ)で青春を送るヒロイン永浦百音(ながうらももね)が、“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けてゆく、希望の物語。
『透明なゆりかご』『サギデカ』などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏によるオリジナル作品となる。
清原は「気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを観て下さる皆様それぞれに芽生える朝が来ますよう今一度、作品創りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ・キャストの皆々様と誠心誠意お届けして参ります」と意気込み、「『おかえりモネ』宜しくお願い致します」と呼びかけた。
今や気象予報士は天気予報にとどまらず、あらゆるジャンルに情報提供と助言を行っている。人々の生活や仕事にガッツリ関わり、笑顔にしてゆく仕事。そして時には、生死の命運を握る。“何でも自分の目で直接確かめないと理解できない”という不器用な性格ゆえ、遠回りばかりして来たヒロインだが、その欠点を武器へと変え、気象予報士として羽ばたいていく。
その根っこにあるのは、故郷・気仙沼と、家族への思い。ヒロインのふるさとは、気仙沼湾沖に浮かぶ緑豊かな島。嵐の夜、産気づいた母を皆が命がけで船で運び、なんとか生まれたヒロインは、島が大好きだった。しかし「3.11」の時、気仙沼は大きな被害を受けた。その日、ある理由で島を離れていた彼女は「自分は何も出来なかった」と後ろめたさを抱き、やがて内陸の登米(とめ)へと移り住む。以来、ずっと誰かの役に立ちたいと思っていた彼女は、生き方を模索する中で、天気予報の可能性と出会った。
懸命に努力して、気象予報士の資格を獲得したヒロイン。東京の気象予報会社に飛び込み、「空の未来を予測して、人々を笑顔にすること」の魅力を知りながら、経験を積んでいく。時を経て、一人前の気象予報士となった彼女は「気仙沼にかつての活気を取り戻したい」との目標を胸に、故郷の島へ。予報士ならではのアイデアで、家族や幼なじみたちと力を合わせ、ふるさとに貢献する道を探す。
クランクインは2020年秋ごろを予定し、宮城県気仙沼市・宮城県登米市・東京都などで撮影。放送は2021年春スタートを予定している。(modelpress編集部)
「私、10分先の未来を予測したいです!」百音ちゃんのその言葉に、私は励まされました。あの時 ああすれば良かった?なんて考えてしまうことも少なく無いような世の中で、力強く生きる彼女だからこそひらける空があるのではないかと思っています。
気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを観て下さる皆様それぞれに芽生える朝が来ますよう今一度、作品創りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ・キャストの皆々様と誠心誠意お届けして参ります。「おかえりモネ」宜しくお願い致します。
気象予報はこの『自然』という完全掌握が不可能なものと向き合う仕事です。コツコツと観測を続けデータを蓄積し、考え、最後は自分の身体でも感じることで、不確実な自然との共存の道を探ります。
誰かの痛みもそういうものではないかと考えました。わからないことは怖い、けれど「あなたをわかりたい」と思い、努力し続けてさえいれば、わたしたちは笑顔を交わし共に生きていけるのではないか。
若い主人公と、その存在に芯の強さとしなやかさを感じる清原果耶さんに、願いを託します。
そんな百音に、ある日転機が訪れる。東京から、お天気キャスターとして人気の気象予報士がやって来たのだ。彼と一緒に山を歩く中で、「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、深く感銘を受ける百音。「自分も未来を知ることができたら」。そして一念発起、気象予報士の資格を取ろうと猛勉強をはじめるが、試験の合格率は5%。勉強が苦手な彼女はなかなか合格できず、くじけそうになるが、登米で地域医療に携わる若手医師や地元の人たちに支えられ、ついに難関を突破する。
上京し、民間の気象予報会社で働きはじめた百音は、この仕事が実に多岐に渡ることを知る。日々の天気や防災はもちろん、漁業、農業、小売業、インフラ、スポーツ、さまざまな事情を抱えた個人…天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感した彼女は、個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。
……数年後の2019年。予報士として一人前となった百音は、大型台風が全国の町を直撃するのを目の当たりにする。これまでに得た知識と技術をいかし、何とか故郷の役に立てないかと思った彼女は、家族や友人が待つ気仙沼へと向かう決意をする。
※タイトルにある「モネ」は、百音(ももね)の愛称
『透明なゆりかご』『サギデカ』などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏によるオリジナル作品となる。
清原果耶、朝ドラ3作品目で初のヒロイン
ヒロイン永浦百音を演じる清原は、2015年後期「あさが来た」、2019年前期「なつぞら」に続く3作品目の朝ドラで初のヒロインを務める。清原は「気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを観て下さる皆様それぞれに芽生える朝が来ますよう今一度、作品創りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ・キャストの皆々様と誠心誠意お届けして参ります」と意気込み、「『おかえりモネ』宜しくお願い致します」と呼びかけた。
清原果耶演じるヒロイン・永浦百音とは
いま私たちは先行きの見えない不安を抱えながら、日々窮屈に生きているのではないか。そんな現代で、今作のヒロインは気象予報士として、まっすぐに駆け抜けていく。今や気象予報士は天気予報にとどまらず、あらゆるジャンルに情報提供と助言を行っている。人々の生活や仕事にガッツリ関わり、笑顔にしてゆく仕事。そして時には、生死の命運を握る。“何でも自分の目で直接確かめないと理解できない”という不器用な性格ゆえ、遠回りばかりして来たヒロインだが、その欠点を武器へと変え、気象予報士として羽ばたいていく。
その根っこにあるのは、故郷・気仙沼と、家族への思い。ヒロインのふるさとは、気仙沼湾沖に浮かぶ緑豊かな島。嵐の夜、産気づいた母を皆が命がけで船で運び、なんとか生まれたヒロインは、島が大好きだった。しかし「3.11」の時、気仙沼は大きな被害を受けた。その日、ある理由で島を離れていた彼女は「自分は何も出来なかった」と後ろめたさを抱き、やがて内陸の登米(とめ)へと移り住む。以来、ずっと誰かの役に立ちたいと思っていた彼女は、生き方を模索する中で、天気予報の可能性と出会った。
懸命に努力して、気象予報士の資格を獲得したヒロイン。東京の気象予報会社に飛び込み、「空の未来を予測して、人々を笑顔にすること」の魅力を知りながら、経験を積んでいく。時を経て、一人前の気象予報士となった彼女は「気仙沼にかつての活気を取り戻したい」との目標を胸に、故郷の島へ。予報士ならではのアイデアで、家族や幼なじみたちと力を合わせ、ふるさとに貢献する道を探す。
クランクインは2020年秋ごろを予定し、宮城県気仙沼市・宮城県登米市・東京都などで撮影。放送は2021年春スタートを予定している。(modelpress編集部)
清原果耶コメント全文
この度、2021年度前期連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロイン永浦百音役を演じさせて頂くことになりました。「私、10分先の未来を予測したいです!」百音ちゃんのその言葉に、私は励まされました。あの時 ああすれば良かった?なんて考えてしまうことも少なく無いような世の中で、力強く生きる彼女だからこそひらける空があるのではないかと思っています。
気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを観て下さる皆様それぞれに芽生える朝が来ますよう今一度、作品創りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ・キャストの皆々様と誠心誠意お届けして参ります。「おかえりモネ」宜しくお願い致します。
安達奈緒子氏コメント
朝ですし、やさしくて温かい物語を作りたいと思っています。けれど舞台となる土地は、やさしさだけではどうすることもできない痛みを抱えていて、訪問者であるわたしがそれを真に理解することはできません。他者の痛みは肉親でも友人でも恋人同士でも共有することはできない。そんな現実をつきつけられたとき、「わからないから怖い」という言葉を聞きました。自分の理解を超える現象、数秒後に変わってしまう未来、怖いです。ですが人間は不器用ながら「わからないもの」とずっと向き合ってきて、その最たるものが『自然』だろうと考えたとき、描くべき物語が見えたように思いました。気象予報はこの『自然』という完全掌握が不可能なものと向き合う仕事です。コツコツと観測を続けデータを蓄積し、考え、最後は自分の身体でも感じることで、不確実な自然との共存の道を探ります。
誰かの痛みもそういうものではないかと考えました。わからないことは怖い、けれど「あなたをわかりたい」と思い、努力し続けてさえいれば、わたしたちは笑顔を交わし共に生きていけるのではないか。
若い主人公と、その存在に芯の強さとしなやかさを感じる清原果耶さんに、願いを託します。
制作統括・吉永証氏コメント(制作にあたって)
天気は誰にでも関係があることがらですが、天気(予報)に携わる人がどんなことを日々しているかは、実はあまり知られていません。ひょっとして、そういう人たちの日常や仕事ぶりを追うことで、現代の人々の生活や生き方・考え方を鮮やかに描けるのでは、という思いから今回の企画はスタートしました。ヒロインを演じるのは、抜群の演技力を持ち、これからの可能性いっぱいの清原果耶さん。脚本は、人々の感情のひだを、丁寧に軽やかにすくい取って台本を書かれる安達奈緒子さん。舞台となる東北、宮城の方々のご協力をいただいて、毎朝、青空のような爽やかな気持ちになってもらえる“朝ドラ”を、精一杯制作していきたいと思います。制作統括・須崎岳氏コメント(制作にあたって)
新型コロナウイルスが世を席けんする前、脚本の安達さんと宮城のいろんな町へ赴き、たくさんの方のお話を聞きました。「あの日」を経て、いま、何を思いながら生きているか。どんな未来を見据えてらっしゃるのか。もちろんすべてをドラマ化できるわけではありませんが、その言葉や表情のひとつひとつに背中を押される思いで、いま物語の構想を進めています。コロナは、私たちにいろんなものを突きつけました。たとえば命について。あるいは希望について。ヒロインが目指す気象予報士は「命を守る仕事」であると同時に、「明るい未来を届ける仕事」です。清原果耶さんのまっすぐなまなざしとともに、ひとつの希望をお届けできれば幸いです。物語
宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で、両親・祖父・妹と暮らしていた永浦百音(ももね)。2014年春、高校卒業と同時に気仙沼を離れ、ひとり内陸の登米市へ移り住むことに。大学受験にことごとく失敗、祖父の知り合いで登米の山主である、名物おばあさんの元に身を寄せたのだ。将来を模索する百音は新天地で、林業や山林ガイドの見習いの仕事をはじめる。そんな百音に、ある日転機が訪れる。東京から、お天気キャスターとして人気の気象予報士がやって来たのだ。彼と一緒に山を歩く中で、「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、深く感銘を受ける百音。「自分も未来を知ることができたら」。そして一念発起、気象予報士の資格を取ろうと猛勉強をはじめるが、試験の合格率は5%。勉強が苦手な彼女はなかなか合格できず、くじけそうになるが、登米で地域医療に携わる若手医師や地元の人たちに支えられ、ついに難関を突破する。
上京し、民間の気象予報会社で働きはじめた百音は、この仕事が実に多岐に渡ることを知る。日々の天気や防災はもちろん、漁業、農業、小売業、インフラ、スポーツ、さまざまな事情を抱えた個人…天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感した彼女は、個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。
……数年後の2019年。予報士として一人前となった百音は、大型台風が全国の町を直撃するのを目の当たりにする。これまでに得た知識と技術をいかし、何とか故郷の役に立てないかと思った彼女は、家族や友人が待つ気仙沼へと向かう決意をする。
ヒロインの役柄:永浦百音(ながうら ももね)
1995年生まれ。気仙沼の島で育った。家族は、銀行員の父、元中学教師の母、二歳年下の妹、漁師の祖父。スポーツが得意で、音楽好き。ただ勉強はやや苦手。高校時代は、はっきりとした自分の将来像が持てなかったが、家族と離れて登米に行ったことがきっかけで、気象予報の仕事に目覚める。※タイトルにある「モネ」は、百音(ももね)の愛称
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