モデルプレスが選ぶ“今年の顔”を発表【2017年末特集】

【ブルゾンちえみ】芸人の枠に収まらない多才ぶりで急ブレイク

芸歴2年目ながら、元日に放送された「ぐるナイ！SP」（日本テレビ系）での優勝を機にブレイクを果たしたブルゾンちえみ。 “with B（ブリリアン）”とのキャリアウーマンネタで提唱する“媚びない”生き方や恋愛アドバイスの数々は、笑いだけでなく女性の共感をも呼び、ネタやメイクを真似る女子が急増するほどのムーブメントを起こした。「24時間テレビ40」（日本テレビ系）のチャリティーマラソンランナーの抜擢は、“国民に愛される”存在になった証。90キロ汗だくで走っても落ちなかった“耐久メイク”も大きな注目を集め、モデルプレス内のニュースでもアクセスが爆発した。多数のCM、バラエティ番組への出演、女優デビュー、さらには新ユニット「Royal Flush」を結成して海外アーティストを完コピしたMVを披露するなど、芸人の枠にとどまらない活躍を見せた1年となった。

【吉岡里帆】確かな演技力、男女受け抜群の愛くるしさ…ブレイク女優へまっしぐら

これまで朝ドラ「あさが来た」（NHK／2015）、「ゼクシィ」9代目CMガールなどで話題を集めてきた吉岡里帆。今年、1月期ドラマ「カルテット」（TBS系）では、“魔性の女”と化した怪演で話題を呼び、7月期ドラマ「ごめん、愛してる」（TBS系）では献身的なヒロインを演じて演技の幅の広さを見せつけた。色気と愛くるしさを併せもち、女性誌の表紙に度々抜擢。CMにも多数起用され、特にキツネに扮する「どんぎつね」シリーズでは“あざと可愛い”魅力を存分に発揮し、視聴者を翻弄させた。来年1月からは「きみが心に棲みついた」（TBS系）でドラマ初主演を務め、ロングヘアから20センチカットしたイメチェン姿も注目を集めている。爆発的ブレイクで人気女優へと上りつめた吉岡の快進撃はまだまだ止まらない。

【佐々木希】結婚で“希ロス”発生　公私共に輝いた1年

佐々木希は今年4月、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建との結婚を発表。「行列のできる法律相談所」（日本テレビ系／毎週日曜よる9時）で渡部が結婚を報告した際の幸せ全開で素直なやり取りや、お互いのInstagramに投稿した“白シャツ2ショット”も大きな話題に。ネット上では、“希ロス”を叫ぶ声が相次いだ。女優としても飛躍を遂げ、ドラマ「雨が降ると君は優しい」（Hulu）で“セックス依存症の妻”に挑み、「伊藤くん A to E」（TBS／MBS）では“ぞんざいに扱われる女”を演じて新境地を開拓。プライベートも充実している佐々木は、美しさにもさらに磨きがかかって、輝きを放っていた。

【有村架純】2度目の朝ドラ出演で“国民的女優”に

ブレイクのきっかけとなったNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」（2013年度上半期）に続き、今年「ひよっこ」で2度目の朝ドラ出演を果たし、ヒロインを演じた有村架純。愛されるキャラクターで、老若男女問わず多くの視聴者に親しまれた。テレビだけでなく、映画「3月のライオン」「関ヶ原」「ナラタージュ」と難しい役柄に挑んだ話題作が立て続けに公開。「ナラタージュ」では、極限まで自身を追い込み、体を張ったラブシーンが大きな話題を呼んだ。勢いそのままに、年末の「NHK紅白歌合戦」では2年連続となる紅組司会に抜てき。“国民的女優”として、華々しい活躍を見せた。

【白石麻衣】全女子憧れのアイコンに　写真集は今世紀最大ヒット

乃木坂46の白石麻衣は、初ランジェリー姿に挑戦した2ndソロ写真集「パスポート」（講談社／2月発売）が、累計発行部数25万部を突破し（11月29日現在）、“今世紀最大”のヒットを記録。清楚でおしゃれな魅力で、男性はもちろん女性からの支持もさらに急増。「東京ガールズコレクション」「Girls Award」などのファッションショーに多数出演し、「マキアージュ」の新ミューズとして長谷川潤、水原希子に続く抜てきを受けるなど、いまや“全女子が憧れる”アイコンとなった。グループとしても、東京ドームで初のコンサートを行うなど活躍が目まぐるしい。白石が先陣を切って“まいやんフィーバー”“乃木坂現象”を各業界に巻き起こした。

【土屋太鳳】実写作品ヒロイン役に引っ張りだこ

透明感溢れる美貌と爽やかな演技から、漫画原作作品の実写に引っ張りだこの土屋太鳳は、「PとJK」（3月25日公開）、「兄に愛されすぎて困ってます」（6月30日公開）、「トリガール！」（9月1日公開）、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」（12月16日公開）と出演作が途切れない1年だった。抜群の運動神経や特技のダンス、日々のSNSでつづる言葉からもうかがえる演技への真っ直ぐな姿勢…そんなヒロイン像にリンクする土屋の人柄も、邦画界で引っ張りだことなった要因の一つだろう。来年は初舞台「プルートゥ」でダンス、音楽、芝居に挑戦。多才ぶりを大いに発揮してくれそうだ。

【橋本環奈】体当たり演技でコメディエンヌとして開花

「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した橋本環奈は、3月に所属していたアイドルグループ・Rev.from DVL（レヴ・フロム・ディーブイエル）が解散、さらに高校を卒業し、女優業を本格的にスタートさせた。Sexy Zoneの佐藤勝利とW主演を務めた「ハルチカ」で王道といえる青春純愛ストーリーに挑戦すると、今度は福田雄一監督による人気漫画の実写版映画「銀魂」と「斉木楠雄のΨ難」に出演。鼻をほじったり変顔をしたりと、“千年に一度の美少女”イメージを覆す振り切ったコメディ演技で女優として見事に脱皮を果たした。女性誌で見せたセクシーな姿にも注目が集まるなど、その人気はジャンルレス。2018年1月スタートのドラマ「FINAL CUT」（カンテレ・フジテレビ系）では、KAT-TUN亀梨和也と三角関係に陥る美人姉妹を栗山千明と演じる。

【武井咲】イメージ覆す悪女演技で新境地

月9ドラマ「貴族探偵」（フジテレビ系）ヒロイン、「黒革の手帖」（テレビ朝日系）、「今からあなたを脅迫します」（日本テレビ系）と3クール連続で連ドラに出演し、年間を通してテレビで活躍していたのが武井咲。特に初の悪女役に挑戦した「黒革の手帖」は、これまでのイメージを覆す演技が想像以上にハマっており、「新境地」「代表作になる」と絶賛の声が殺到。事務所の先輩・米倉涼子が2005年に演じたバージョンのイメージも強いが、それとはまた違う魅力が生まれ、女優としての評価をまた1つ上げる作品となった。プライベートでもドラマ放送中の9月にEXILE TAKAHIROとの結婚と第1子妊娠を発表。妻＆ママとなった武井の今後の活躍も楽しみだ。

【新垣結衣】ガッキーの勢いはまだまだ続く！「コード・ブルー」「ミックス。」出演作がヒット連発

2016年、社会現象を起こしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」（TBS系）で支持が再燃した新垣結衣は、2017年も話題が絶えず。7年ぶりの復活で人気を博したドラマ「コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命～THE THIRD SEASON」（フジテレビ系）、卓球女子を演じた映画「ミックス。」と出演作が軒並みヒット。バラエティ番組で見せる飾らない素顔も幅広い世代の男女から好感度が高く、「テレビタレントイメージ調査」の調査結果（2017年8月度）では、「女性タレント人気度」にて初の首位を獲得。日本を代表する人気若手女優の地位を不動のものにした。

【川栄李奈】過激ラブシーンにも挑戦　実力派女優に

2016年、朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」（NHK）、映画「デスノート Light up the NEW world」の出演で2015年のAKB48卒業後の目覚ましい活躍が脚光を浴びた川栄李奈は、万人受けする素朴なルックスや、どんな作品にも馴染むクセのない自然な演技が武器となり、2017年も順調な活躍が継続。巨乳の“エロかわ系”女子を演じたドラマ「僕たちがやりました」（関西テレビ・フジテレビ系）では過激なラブシーンに挑み、視聴者に強烈なインパクトを植え付けた。人気CM「三太郎」シリーズでの新キャラクター織姫役にも起用されるなど、その勢いは留まるところを知らず。2019年のNHK大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」への出演も決定し、もはや元AKB48という肩書きを必要としない実力派に成長した。2018年も「嘘を愛する女」（1月20日公開）、映画「プリンシパル～恋する私はヒロインですか？～」（3月3日公開）と公開待機作多数。

【仲里依紗】「光る演技」と「親しみやすい素顔」のギャップに支持

2017年は、「あなたのことはそれほど」（TBS系）、「黒革の手帖」（テレビ朝日系）と話題作での活躍が注目を集めた仲里依紗。前者では地味で真面目な女性、後者では気性が荒く感情的な悪女、と両極端とも言える役柄を見事に演じ分け、その演技力を改めて見せつけた。またプライベートが垣間見えるInstagramでは、個性的でおしゃれなファッションセンスを活かした写真や、美ボディを保つトーレーニング動画などでファンを楽しませた仲。ストーリーでは、夫で俳優の中尾明慶や息子とのやりとりや、日常の何気ない出来事へのボヤきなど、普段の女優の顔とはギャップのあるユニークな投稿が支持された。2018年はテレビ朝日系ナイトドラマ「ホリデイラブ」（よる11時15分）に主演。「あなたのことはそれほど」に続き、“不貞夫の妻”を演じる。

【叶姉妹】コミケ参戦にコスプレ披露…新たな一面で魅了

セレブリティの叶姉妹は、新たな一面が話題に。ブログではサブカルチャーへの興味をつづった投稿や、“すーぱーそに子”、「ワンピース」の“カリファ”、「NARUTO ― ナルト ―」の“綱手”など人気アニメのキャラクターに扮したコスプレも披露。コスプレでは圧巻の美ボディを活かし、2次元キャラクターを完全に再現した。そして夏、東京ビッグサイトにて開催された同人誌即売会「コミックマーケット」（コミケ）には、『ファビュラス叶組』として参加。Twitter上には遭遇したファンからの歓喜の声が溢れた。また、SNSに投稿する美しい文章も注目を集め、人生の格言や持論、ファンへのメッセージなどで多くの人の心を掴んでいる。

【滝沢カレン】独特な日本語がクセに　新特技も話題に

今年もバラエティ番組を中心に、独特な日本語で不思議キャラとして存在感を発揮した滝沢カレン。有田哲平がMCを務めるバラエティ番組「全力！脱力タイムズ」（フジテレビ／毎週金曜よる11時）などで、ユニークなナレーションやグルメレポートが話題となっていたが、今年は四字熟語であだ名をつけるという特技も登場。渡部建（アンジャッシュ）へ「芸風過多」、福士蒼汰へ「青春役者」、嵐の松本潤へ「俺松本潤」、綾瀬はるかへ「美白無敵」など的確な四字熟語センスを光らせた。また、専属モデルを務める雑誌「JJ」では表紙を飾るなど、持ち前のスタイルを武器に、雑誌の顔として同誌を牽引した。

【Niki】ルックスも恋愛も“史上最強”「テラハ」出身のシンデレラガール

モデルのNiki（丹羽仁希）は、人気リアリティーショー「TERRACE HOUSE ALOHA STATE（テラスハウスアロハステート）」にて、番組史上No.1美女として一躍脚光を浴びた。その整ったルックスと気さくな人柄から、これまでの全シーズンを通して“史上最強”の女子に認定された彼女は、プロサーファーの佐藤魁との甘酸っぱい恋愛が「史上最高の恋」と大きな話題に。専属モデルを務める雑誌「JELLY」では初表紙を飾ったほか、CM出演やドラマ挑戦、グラビア、写真集発売などメディア露出が急増。米国の映画情報サイト「TC Candler」が発表する「世界で最も美しい顔100人（2017年）」ランキングにもノミネートされた。

【TWICE】“TTポーズ”が話題に　今年日本デビューで紅白出場決定

K-POPシーンで爆発的人気を誇る9人組ガールズグループ・TWICEが今年6月、ベストアルバム「#TWICE」で満を持して日本デビュー。7月には日本で初となる単独公演を成功させた。ヒット曲『TT』の振り付けの中に登場する、顔文字の泣き顔「(T_T)」を表した“TTポーズ”は日本でもブームに。真似したくなるポーズやダンス、高い音楽性、レベルの高いパフォーマンス、抜群のビジュアルを兼ね備える彼女たちの勢いは、向かう所敵なしともいえるだろう。年末の「第68回NHK紅白歌合戦」への出場も決定しており、知名度がさらに上昇することは間違いない。2018年の活躍も大いに期待される。

（modelpress編集部）