夏帆、小泉今日子・菅野美穂ら“豪華おばさん”に救われる姫に<監獄のお姫さま>
2017.10.11 16:40
女優の小泉今日子が主演を務め、10月17日より放送がスタートする新火曜ドラマ「監獄のお姫さま」(TBS系/毎週火曜よる10時※初回15分拡大)の記者会見が11日、都内にて開催され、小泉、満島ひかり、伊勢谷友介、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂、金子文紀プロデューサーが出席した。
「監獄のお姫さま」
昨今、「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」「あなたのことはそれほど」「カンナさーん!」と話題性抜群のドラマが続いている同枠。「監獄のお姫さま」は、宮藤官九郎氏が手掛ける“おばちゃん犯罪エンターテインメント”。ドラマは、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇。罪を犯してしまった、生きることに不器用な人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として描くとともに「人はなぜ生きるのか?」「幸せってなんだろう?」という真面目なテーマを、面白く、明るく、そして深く問いかける。物語は、馬場カヨ(小泉今日子)、若井ふたば(満島ひかり)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)の5人の女が、ある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)を誘拐するところから始まる。当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、すべてが謎に包まれたまま。しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯だった。社長誘拐計画は、その殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘・江戸川しのぶ(夏帆)の冤罪を晴らすためのもので…というストーリー。
夏帆が収監された“お姫様”に
夏帆演じるしのぶは、大手乳製品メーカー・江戸川乳業社長の令嬢。当時の副社長・板橋から交際を申し込まれ、婚前旅行をするまでの仲になっていたが、その旅行の最中、吾郎の恋人を殺した容疑で逮捕、懲役12年の刑に服している。カヨたちからは「姫」と呼ばれており、タイトル通り冤罪で収監された“お姫様”。司会者が「しのぶを救うために“豪華おばさん方”が立ち上がりましたが」と話を振ると、夏帆は「“豪華おばさん”ってすごいですね(笑)」とインパクトの強いワードに反応し、司会者は「台本通り読ませて頂いてます」と返答。
初回をみて「皆さんがわちゃわちゃしながら奮闘する姿にグッと来るものがありました」と“姫“ポジションを演じた感想を明かした。
囚人服で登壇
今回、囚人役の5人はグリーンの揃いの囚人服に囚人番号が書かれたバッチをつけ登壇。司会者から囚人役で苦労した点を聞かれた森下は「私のような年齢になりますと、ノーメイク風でアイメイクしないでこういう衣装を着ると、囚人になるんですよね、だから全然苦労する点はございません!」と自虐的に切り返し、会場の笑いをさらった。今回、菅野と伊勢谷は宮藤脚本に初参加。「ドライでの皆さんのツボというか、宮藤さんの演技プランを理解してやってるなと。撮れ高を私が下げてるんじゃないかと心配」と不安を口にした菅野だが、「自分の大好きな世界観なので役をまっとうするようにちゃんとやりたいです」と意気込んでいた。
伊勢谷は今作が民放連続ドラマ初出演。「本当に映画の撮影と比べるとペースが早くてその中でこのクオリティを作っているって日本のドラマ界すげーなー!って感じているところです」と素直な感想を興奮気味に話し、場を和ませていた。
小泉今日子、宮藤官九郎と「あまちゃん」以来のタッグ
小泉がTBSドラマで主演を務めるのは、2001年に放送された「恋を何年休んでますか」以来16年ぶり。また、小泉と宮藤氏のタッグは2013年上期に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」以来、TBSでは2003年10月クール放送の「マンハッタンラブストーリー」以来14年ぶりとなる。小泉は宮藤脚本の魅力を聞かれ、「台本頂いたときには笑いながら次の台本を読むのが楽しみで、すっごい面白い連載の漫画を待っているような気持ちなんですけど、いざ完成した作品をみるとすごく温かさとか悲しみとか浮き出てくるような、そういう魔法のような脚本だと思います」としみじみと語った。(modelpress編集部)
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