SPEED、30周年で「復活」なるか 上原多香子の再出発で見えた実現の可能性
元SPEEDの上原多香子が、5月24日に更新されたミュージシャン・さくみのYouTubeチャンネルに出演し、明るい表情を見せた。上原はさくみと沖縄の街を巡り、思い出話に花を咲かせながら、自然体のトークを展開。さらにSPEEDのデビュー曲『Body&Soul』のダンスを披露する場面もあり、ファンの間では「SPEED復活」への期待も高まっている。
かねてから親交のあった2人は、上原がプロデュースしているという辛口の沖縄そば「島辛そば」が食べられる店などを訪問。沖縄の夜を楽しみながら、リラックスした様子でトークを繰り広げた。とりわけ話題を集めたのは、SPEEDが今年でデビュー30周年を迎えるという流れから、『Body&Soul』のカラオケに合わせてダンスを披露した場面だった。
上原はほろ酔い状態ながらも振り付けをしっかり覚えており、周囲からはどよめきも起こった。その一方で、歌うよう促されると「あたし歌えないから。みんな知ってるじゃん。あたし『あ』も言ってないから」と、ダンス担当だったことを自らネタにする一幕もあった。
さらに上原は、今後の目標として「ダンススクールやろうと思って。沖縄の子どもたちにダンスを教える場所を作りたい」と告白。具体的なことはまだ何も決まっていないとしながらも、「子どもたちが夢を持って、そこでできたらいいなって」と話し、地域に根差した活動を見据えていることをうかがわせた。
上原は1996年にデビューしたSPEEDのメンバーとして活躍し、ソロとしても女優やタレントとして活動。しかし近年は、スキャンダル報道の影響などにより、長らく表舞台から距離を置く時期が続いていた。2020年には庭園デザイナーに弟子入りしたことを報告し、その後は沖縄で美容関連の仕事に関わったとも伝えられるなど、芸能の道にこだわらずに自分なりの道を模索してきた。
今回のような地域密着型の活動は、上原にとって現実的な再出発の形に見える。いきなり華やかな世界を目指すのではなく、地元の人々とのつながりを大事にしながら、ダンスやSPEED時代の経験を次世代に伝えていく。その流れであれば、過去のイメージだけで語られることなく、再起に現実味が生まれてくる。そうなれば「SPEED復活」を期待する声も出てきそうだが、話はそう単純ではない。2013年に新垣仁絵が所属事務所を離れて以降、SPEEDとしての正式なグループ活動は行われていない。今井絵理子は参議院議員として政治の道を歩み、上原は本格的な芸能活動からしばらく距離を置いている。現在も歌手活動を続けているのは島袋寛子だけだ。
それでも、完全に可能性が閉ざされているわけではない。2022年に沖縄で開催された「沖縄アクターズスクール大復活祭」では、島袋のステージに今井と上原がサプライズ登場し、3人で『Body&Soul』を披露している。新垣を含めた4人での再結成はハードルが高いとしても、3人による期間限定の「SPEED復活」なら可能性は残されている。
グループの30周年というタイミングもある。島袋は8月より、東京と大阪で自身のデビュー30周年を記念したライブ「HIROKO SHIMABUKURO 30th Anniversary Live 2026 -SPEED WAY-」を開催する。全編SPEEDの楽曲で構成される特別なライブになるといい、すでに追加公演も決定している。ここに今井や上原がサプライズで登場するようなことがあれば、「SPEED復活」は大きく前進しそうだ。
ただし、今井には政治家としての立場があり、さらに上原の活動再開に賛否が起こりやすいことも無視できない課題となる。それでも、SPEEDの楽曲やダンスが今なお多くの人の記憶に残っていることは間違いなく、復活を待ち望むファンの声は絶えない。
SPEEDが期間限定や一日限りの復活を果たすためには、メンバーそれぞれの状況や世間のムードも大きく影響してくる。ただ、上原が沖縄で新たな一歩を踏み出そうとしていることは、復活への期待をつなぐ明るい材料といえるだろう。ファンが待ち望む「SPEED復活」のカギを握るのは、やはり上原のこれからの歩みなのかもしれない。
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