‟過去最強布陣”侍ジャパンを見られない子供が可哀想…WBCのNetflix独占配信に改めて賛否噴出
野球世界一決定戦「WBC」(ワールド・ベースボール・クラシック)に参加する侍ジャパンのメンバーがほぼ出そろい、3月の本番に向けてファンの期待が高まってきた。その一方、大会中継が大手動画配信サービス・Netflix(ネットフリックス)による国内独占ライブ配信になることに対し、SNS上では「子どもがかわいそう」「アメリカでは普通」などと賛否が巻き起こっている。
3月5日の開幕が迫ってきたWBC。前大会の優勝で日本中を熱狂させた侍ジャパンは、大谷翔平をはじめ、山本由伸、菊池雄星、松井裕樹、鈴木誠也、村上宗隆、岡本和真らメジャーリーガーを多数招集。伊藤大海、大勢、髙橋宏斗、牧秀悟、源田壮亮、佐藤輝明ら国内組も実力派がそろい、過去最強の布陣を整えている。
前大会の決勝の相手で、日本の最大のライバルと目されるアメリカは、昨季53本塁打のアーロン・ジャッジがキャプテンを務め、60本塁打のカル・ローリー、56本塁打のカイル・シュワーバーらも参戦するなど、打線の破壊力は文句なしの世界一。投手陣もタリク・スクバル、ポール・スキーンズと、前年のア・ナ両リーグのサイ・ヤング賞投手がそろい踏みし、前大会の雪辱を果たすべく最強ドリームチームを結成した。
ドミニカ共和国、キューバ、プエルトリコ、メキシコ、ベネズエラなどの他の有力国もスター選手をそろえ、前大会以上の盛り上がりとなるのは必至だ。
日本中が再びWBCに熱狂することになりそうだが、今大会は前回と異なり地上波での中継がなく、日本における全試合の中継およびオンデマンド配信はNetflix独占となる。Netflixは地上波での録画放送についても「予定はない」としており、テレビでは情報番組などで報道目的の短いハイライト映像のみ使用が認められる見込みだ。
日本テレビはNetflixのWBC配信の中継制作を受託し、プロモーションパートナーとして、地上波でWBC開幕特番などを放送する予定だと発表したが、現時点で他局はそれすらできない状況となっている。
これに対し、1月27日放送のテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』では、コメンテーターの玉川徹氏が「映像、何分使えるんだろう」「映像が全然ない中でWBCの話をする番組になるかもしれない」と危惧。さらに「オリンピックだったら、とにかく多くの人に見てほしいという思いがあって、いろいろな映像が使える。だけどNetflixはビジネスしか考えていない」などと、複雑な思いを吐露した。
ネット上でも改めて議論が巻き起こっており、SNSでは「見られない子どもが出てくるとかわいそう」「もともと野球ファンの人しか観なくなる」「ネトフリに登録できない高齢者を切り捨てている」「地上波放送でにわかファンが増えないと盛り上がらないのでは」などと、Netflixの独占配信に疑問を持つ人が散見される。その一方で「アメリカとかでは有料配信なのが普通」「CMが入らないからネトフリのほうが観戦に集中できそう」「野球に興味ない人もいるから、テレビの情報番組がWBC一色にならないのはうれしい」「アメリカやドミニカなどの日本以外の試合も全部見られるのはありがたい」といった好意的な声もあり、賛否が巻き起こっている状況だ。
アメリカでは以前からスポーツのPPVが定着し、近年は定額のサブスクサービスでの配信が拡大している。MLB.TV、NBAリーグパス、ESPN、Amazon Prime、Apple TV、YouTube.TVなどプラットフォームが乱立しており、年間に数万円から数十万円をサブスクに費やしているスポーツファンも珍しくない。
日本でも最近は、ボクシングや総合格闘技などのビッグイベントが「配信のみ」となることが多くなった。そうした流れがWBCにも波及したといえるが、国民的イベントとなっただけに「地上波で誰でも気軽に観られるようにしてほしい」と希望する人が多いのも理解できる。
こうした風潮が加速していけば、テレビ中継が激減した国内プロ野球の放映権がNetflixなどに買われて配信のみとなり、「野球が地上波から消える」という未来が訪れる可能性もある。現在もDAZNで広島東洋カープを除く国内11球団の主催試合を配信で観戦することができるが、他の配信サービスが参戦すればプロ野球は本格的なサブスク時代に突入するだろう。
サッカーは、6月に開幕するFIFAワールドカップについてはNHK、日本テレビ、フジテレビがそれぞれ地上波で中継することが決まったが、以降の大会はどうなるかわからない。一部報道によると、前回カタール大会の放映権料が200億円強だったのに対し、今大会は300億~350億円に高騰したといい、もし今後テレビ局が手を出せないほど高くなれば、サブスクに移行する可能性もある。
WBCのNetflix独占配信はどのような影響を及ぼすのか。いずれにしても、日本におけるスポーツ中継に大きな変革期が訪れているのは間違いないだろう。
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