客席に降りてひたすら水遊び……いや、水での攻撃に終始した荒井優希

プリンセス王座惜敗も…荒井優希がアイドルフェスで“規格外”の大乱闘「ひたすら楽しすぎました!」

2025.08.01 19:38
提供:ENTAME next

東京女子プロレス7.21大田区決戦のメインイベントで団体最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦した荒井優希。この日から『プロレス一本』としたためられたTシャツが発売されるなど、二刀流からの次なる一歩が期待されていた。とはいえ初挑戦で奪取できるほど、甘いベルトではない。結果、充実した防衛ロードを邁進している瑞希の牙城は崩せず、チャンピオンの座には届かなかった。そんな荒井優希の再起戦となったのは、いろんな意味で意外すぎるシチュエーションでの、意外すぎる試合形式だった。

 7月26日に上野恩賜公園水上音楽堂で開催されたイベント『ガラフェスDASH〜上野キテキテ大作戦〜』。15組以上のアイドルが集結するフェスなのだが、その中に東京女子プロレスもラインナップされていて荒井優希、らく、鈴木志乃vs渡辺未詩、風城ハル、高見汐珠というカードが組まれていた。

フェスの中で1試合だけ組まれているプロレス。そのためだけにリングを組むわけにはいかないので、試合はステージ上に敷かれたマットの上でおこなわれる。いわゆるマットプロレス。ロープもなければ、コーナーポストもないので、通常の試合と比べると、攻撃の幅がかなり制限されるし、なにげにプロレスの技術が問われる試合形式でもあるのだが、春にアイドルを卒業したばかりの荒井優希がプロレスラーとしてアイドルフェスに降臨し、マットの上で試合をするというシチュエーションはなかなか刺激的というか、面白いではないか。

アイドルフェスなので、普段、プロレスを見ないお客さんもたくさんいる。大田区で王座奪取に成功していれば、そんな人たちの前でベルト姿をお披露目できたし、さらに強烈なインパクトを残せたのだが……これはもう、負けてしまったのだから仕方がない。

東京女子プロレスの前の出番はアップアップガールズ(プロレス)。そう、渡辺未詩たち4人は自分たちのライブステージをこなし、一旦、袖に下がっているあいだにマットを敷いてもらい、すぐさま試合に突入する、という流れ。大変そうに見えるが、こういう形式に彼女たちは慣れている。ある意味、このフェスはアプガ(プロレス)にとってはホームであり、初参加の荒井優希にはアウェーな場だった。

しかし、今回ばかりはちょっと事情が違った、なんといっても酷暑!正直、外に出るのも嫌になるレベルの暑さだったが、それでもお客さんがたくさん集まっていたことにちょっとびっくり。これは都市型フェスの強みというか、上野駅や御徒町駅から徒歩数分というアクセスの良さが大きい。どんなに暑くても、すぐに山手線に飛び乗れるし、なんなら途中にアメ横があるから、食事をして涼んで帰れる。常連のお客さんはこのあたりを心得ているようだし、上野の街への集客や活性化に間違いなくひと役買っている。

とにもかくにもステージ上はめちゃくちゃ暑い。それだけでもスタミナを奪われるのに、客席に涼を与えるため水を撒く演出があったため、ステージがすべりやすい。アイドルの衣装であれば、さほど問題ないのだが、すぐに試合があるため彼女たちはリングシューズでパフォーマンスする。これがなにげにすべりやすいというのだ。

パフォーマンスを終えて、バックステージに戻ってきた4人はもうヘロヘロ状態。ホームのはずが、思わぬ大ピンチに見舞われた。これは荒井優希が圧倒的に有利だ!と思ったのも束の間、だった。有利もへったくれもなかった。選手たちはゴングと同時に客席に雪崩れこみ、ひたすら水を使っての攻撃に終始。解説席に座った高木三四郎が再三『マットを敷いた意味は……』と困惑するほど、延々と場外乱闘が続く。もちろん観客は大喜び&大盛りあがり。そして、なによりも選手たちがめちゃくちゃ楽しんでいる。プロレスでしか醸し出せない真夏の一体感がそこにあった。

最後はマットの上で荒井優希がしっかりとサソリ固めを決めて勝利。締めのマイクも担当したのだが、その煽り方や語り口がアイドル時代のそれだったのには、ちょっとほっこりしてしまった。「あのマイクはやっぱりアイドルを意識してやりました。まさか卒業したばかりで、こうやってアイドルフェスに参加できるなんて思っていなかったし、とにかく今日はひたすら楽しすぎました!大田区で負けたのは悔しかったけど、今日の楽しさで完全に気持ちが一旦リセットできましたね」

現在、東京女子プロレスでは真夏のシングルトーナメント『東京プリンセスカップ』を開催中。荒井優希は8.2浜松で上福ゆきと1回戦を闘う。このトーナメントで優勝できれば、9.20大田区総合体育館でプリンセス王座に挑戦できる。超最短距離で再挑戦のチャンスを掴める好機が待ち構えているのだ。

2年連続でベスト4まで勝ち残っている荒井は「もちろん、今年は優勝を狙いますよ!」。なにからなにまでイレギュラーすぎた再起戦で、荒井優希の心に火がついた!

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