

吉沢亮『国宝』が絶賛の嵐で俳優人生の第二章へ…トラブル乗り越えて再評価の波
俳優の吉沢亮が改めて評価を大きく上昇させている。6月6日公開予定の主演映画『国宝』が公開前から業界の内外で絶賛され、新たな代表作になると騒がれているのだ。さらに、今秋スタートのNHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』への出演がさらなる飛躍につながるとの指摘もある。
一時は「泥酔スキャンダル」で大きな批判を浴びたが、真摯に謝罪したうえで、仕事でしっかりと結果を見せたことで、俳優人生の輝かしい「第2章」が始まりそうな気配だ。
『国宝』は、芥川賞作家の吉田修一氏の最高傑作との呼び声も高い同名小説の実写化。任侠の一門に生まれながら幼くして天涯孤独となった主人公・喜久雄(吉沢)が、歌舞伎役者の家に引き取られ、女形として芸の道に人生を捧げる物語だ。上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に天賦の才を見出された喜久雄は、半二郎の跡取り息子・俊介(横浜流星)と兄弟のように育てられるが、その才能が彼らの運命を狂わせていく。
同作はカンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選出され、現地時間5月18日に公式上映が行なわれると、上映後に800人以上の観客から約6分間にわたるスタンディングオベーションが発生。吉沢らは割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、歌舞伎の大向こうさながらの「KIKUO!」との声も上がった。
その高評価の最大のポイントは、吉沢や横浜が約1年半かけて歌舞伎の稽古に励み、吹き替えなしで完璧に女形を演じ切ったことだ。劇中では「二人藤娘」「二人道成寺」「曽根崎心中」などの演目に挑戦しているが、そのクオリティは非常に高く、歌舞伎指導を担当した歌舞伎俳優の中村鴈治郎が「ラッシュ版で吉沢さんらの歌舞伎のシーンを見た時、とても感動した」とべた褒めしたほど。
業界内でも「マスコミ向けの試写を見た人たちがそろって絶賛している」「女形を完璧に演じた吉沢亮の演技力とビジュアルが圧巻」「日本アカデミー賞最有力となるのは確実」といった声が上がっている状況だ。
吉沢といえば、2017年の映画『銀魂』で沖田総悟役に抜擢されたことで注目され、同じコミック原作の『斉木楠雄のΨ難』『リバーズ・エッジ』『ママレード・ボーイ』などの話題の映画に立て続けに出演したことでブレイク。さらに、2019年のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』で広瀬すず演じるヒロインの相手役を務めたことで幅広い世代から認知されるようになった。
大ヒット映画シリーズ『キングダム』では秦王・嬴政と漂の一人二役の演技が評価され、2021年には渋沢栄一を演じたNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務めた。順調にトップ俳優の道を歩んでいた吉沢だが、まさかのトラブルが発生する。
昨年12月、吉沢は泥酔した状態で自宅マンションの隣室に無断で入り込んだとして、書類送検される騒ぎを起こした。当時CM出演していたアサヒビールが契約を解除し、主演映画の公開が延期になるなどの影響があり、好青年イメージに似つかわしくない騒動で世間からも大きな批判が寄せられた。
俳優としての今後を危ぶむ声すらあったが、吉沢の所属事務所は「隣室の方には大変ご迷惑をおかけしてしまったため、すでに当社および本人からお詫びをさせていただいております」「なお、すでに吉沢はマンションを退去しております」と相手方への謝罪と対応を報告。後日にも「ご迷惑をおかけした隣室の方との間で、このたび示談が成立し、ご宥恕いただいたことを報告させていただきます」と細かに経緯を発表した。この時に下手に「だんまり」などの対応をしていれば、世間からの批判が長引いた恐れがあるが、真摯に謝罪して包み隠さずに経緯を報告したことで騒動は沈静化。相手方と示談したという事実も大きく、最終的に不起訴処分となったこともあり、当初予想されていたほどのダメージはなかった。
それでも順風満帆な俳優人生だった吉沢にとって大きな痛手になったはずだが、渾身の演技で打ち込んだ『国宝』が絶賛の嵐となれば、一気に再評価が進むことになるだろう。さらに延期となっていた主演映画『ババンババンバンバンパイア』が7月に公開予定となっており、こちらは一転してコメディ全開の作品。「端正なルックスとのギャップ」を生かしたコメディ演技も一流なのが吉沢の大きな強みであり、これも再評価につながりそうだ。
そして今秋からは、NHK朝ドラ『ばけばけ』がスタートする。同作は松江の没落士族の娘・小泉セツと夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにした、松野トキ(髙石あかり)とレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)を中心に、「怪談」やそこに宿る人々の思いに光を当てていく物語だ。
吉沢が演じるのは、松江随一の秀才で「大磐石(だいばんじゃく)」の異名を持つ英語教師・錦織友一。錦織は異国からやってきたヘブンを公私にわたって支え、やがてトキとも奇妙な縁で結ばれていくという、物語のキーマンとなる人物だ。
吉沢は英語があまり得意ではなかったそうだが、今作では英語教師という役柄上、本格的な英語のセリフに挑戦する。役作りを徹底する吉沢であれば、英語力をかなりのレベルまで仕上げてくるだろう。本作で英語のセリフをある程度マスターすれば、『国宝』が海外でも絶賛されていることなどを合わせて考えると、将来的な「ハリウッド進出」という夢が見えてくる。
これから大きな転機を迎えそうな吉沢。美しいルックスと演技力の高さ、あくなき向上心を持ち合わせた稀代の俳優は、海外進出も見据えた「俳優人生の第2章」へ突き進んでいきそうだ。
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