彗星の如く現れた次世代・美女コスプレイヤー月海つくねが明かす、謎に包まれた素顔と私生活

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

今は東京と福岡、半々の生活を送っているんですが、以前は福岡の服屋さんに務めていました。コスプレの仕事が増えてきても、しばらくは並行して続けていたんですが、お店にファンの方が来てくださることもありました。「一緒に服を選んでください」と言われることもあり、とても楽しかったですね。反対に、お店のお客さんからファンになっていただいた方もいました。

ただ、コスプレの仕事が増え、シフトに入れないことが多くなってしまって。お店に迷惑をかけてしまうのが申し訳なくて、今年の1月に卒業したんです。​

いまは東京にもお部屋を借りていて、二拠点生活ですね。ただ、東京は人が多すぎて、なかなか心休まる場所がなくて……（笑）。​お仕事の隙間を見つけては福岡に帰省して家族や友達と過ごしています。

プライベートについては、「謎」と言われることもあるんですが、暇なときはカフェに行ったり、服やコスメを見に行くのが好きです。東京はコラボカフェがいっぱいやっているのがいいですよね。福岡だと大きな作品のコラボカフェしか来ないので（苦笑）。

ありがたいことに、東京にいるときは予定のない日がほとんどなく。だからこそ、「せっかくだから外に出よう」と原宿に行ったりしています。買った服を着ないともったいないですしね。​

ただ、遊んでいるときも無意識なんですけど、服を見ながら「これ配信で着たいな」とか、コスメを見て「これは〇〇のキャラに使えそう」と思ってしまいます。​

SNSでは、毎日何かしら投稿するのが習慣になっています。最近の投稿で反響が大きかったのは、4月に投稿した振り向きポーズの写真。コスプレではなく私服で、自分では「可愛い服買ったよ！！」くらいの気持ちだったんですが、予想外の反響で、すごく嬉しかったです。

また自分でお気に入りの写真は、福岡の「acosta!」で撮っていただいたスマホゲーム『勝利の女神：NIKKE』のシンデレラ。イベントの駐車場で撮っていただいたんですが、王冠から差し込んでいる光といい、構図といい完璧で、カメラマンさんの腕に感動しちゃいました。

（左が）福岡の「acosta!」で撮影した『勝利の女神：NIKKE』のシンデレラ、（右）がスマホゲーム『鳴潮』のイベントでの漂流者コスプレ／ともに月海つくねX（@XaiabP）より

コスプレのお仕事は、始めるまで、具体的にどんなことをしているのか全然知りませんでした。実際には、企業さんから依頼をいただいてコスプレをした写真をSNS投稿をしたり、公式イベントに出演させていただいたり。

なので、キャラクターの研究も大事なお仕事の一つ。案件をいただいたキャラは特に勉強して、どんな性格で、どんな動きをするのかを探っています。

イベントに遊びに行く為にコスプレ衣装を購入した場合でも、自分に合うように手直しをしてサイズを調整しています。公式イベントではフィッティングに行って、現場で調整していただくことも多いですね。​ウィッグは自分で作ることもあります。そういう「作る楽しさ」も、コスプレの魅力のひとつだと思っています。​

最近いただいたお仕事で印象に残っているのは、今年の3月に大阪で開催されたスマホゲーム『鳴潮』のイベントです。主人公・漂泊者のコスプレをして、屋形船に乗って道頓堀川を下ったんですが、めちゃくちゃ寒くて（笑）。

漂泊者の衣装って布が本当に少なくて、背中が大きく開いているんです。しかも風も強くて雨も降っていました。川岸の方が手を振ってくださってとっても楽しかったんですが、足がガタガタ震えて止まらなくなっちゃいました。

「顔に出したらキャラが崩壊しちゃう」と思って必死に耐えたんですが、SNSに投稿されている写真を拡大すると鳥肌が見えるものもあって、ちょっと恥ずかしかったですね（笑）。​

これからもお仕事が盛りだくさんで、「EXPO 2025 大阪・関西万博」（4月30日～5月2日）への出演が決まってるんです。そのあとは、初めての徳島でのイベントに、台湾で開催される「acosta!」。

5月18日は大阪で開催されるイベント「日本橋ストリートフェスタ」にも参加します。24・25日はファッションブランド「Malymoon」さんと、伊織もえさんのコラボ撮影会「#きゅるんParty」への出演も決まっていて、大好きな伊織もえさんにも会えるしとっても楽しみ！　忙しいけど、本当に充実しています。5月もコスプレにプライベートに全力で楽しんでいきたいです！