『ABEMA Prime』にはコメンテーターとして出演して話題に。岸谷蘭丸Instagram(ranmaru_kishitani)より

両親は超有名タレント・岸谷蘭丸が地上波デビューで「次世代の論客」として期待される理由

2025.05.05 16:03
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俳優の岸谷五朗とミュージシャンの岸谷香の長男で、実業家、YouTuber、TikTokerなどとして活躍する岸谷蘭丸が、歯に衣着せぬ物言いで賛否を呼びながら注目度を高めている。業界内では「次世代の論客」として期待を集めているが、その理由をひも解いてみたい。

岸谷は4月3日、夕方のTBS系ニュース番組『Nスタ』に日替わりコメンテーターとして初出演。「地上波初登場」だったが、メジャーリーグの大谷翔平の話題で「(野球は)あんまり分かんないんで」「毎日ホームラン打たれちゃうとしゃべることもない。すごいとしか言えない」と臆することなく素直に話すなど、ふつうのコメンテーターとは一線を画したスタンスで話題になった。

また、ABEMAの報道番組『ABEMA Prime』のコメンテーターにも起用されており、そこでも落ち着いた口調ながら大胆な発言を連発。いわゆる「親ガチャ」の話題では、「100%確実にある」と断言したうえで、自分について「(家庭に)恵まれて苦労したことがないでおなじみの僕」「(親ガチャが)当たってよかったーってめちゃめちゃ思う」と言い切った。これも通常のコメンテーターなら、なかなか言えないだろう。

その一方、経済的に恵まれている家庭の子どもが幸せかどうかについては、「結構そんなことないと思っている。僕は幸せだけど、周りを見ると、卒園式に全身バーバリーで来るような子どもがいても、結構不幸せそうな子が多い」と冷静に指摘。

さらに「年収の高い家庭だと、仕事が忙しくて一緒に過ごせないから、子どもは何らかの愛着障害的なものというか、すごく寂しがり屋になってしまい、充実してない感じになる」「別に年収が高くなくても、しっかり一緒に時間を過ごして、愛情を与えて、思い出をつくるっていう子育てが、幸せに感じるんじゃないかと思う」と理路整然と語った。

従来のコメンテーターのようなありきたりのことはあまり言わず、かといって単にぶっ飛んでいるわけではなく、しっかり話の筋は通っている。近年の報道番組などが求めている「理想の若手コメンテーター像」にぴたりと当てはまるタイプで、業界内で「次世代の論客」の有望株と期待する声が上がっているのだ。

岸谷といえば、2021年にYouTubeやTikTokにて「柚木蘭丸」名義で動画投稿を開始。当初は有名タレント夫婦の子どもであることを明かしていなかった。しかし、大胆な言動や人の目を引くビジュアル、政治経済から国際問題、教育問題、LGBTQまで幅広く語れる知性で人気を集め、ほどなく「ネット有名人」になっていった。

現在23歳にして波乱の人生を送ってきた経緯があり、幼少期は小児リウマチを発症し、重い障害を患いながら過ごした。小学校受験で早稲田実業学校などを受験するも不合格となり、別の私立小に入ったが、6年後の中学受験で都内屈指の難関として知られる早稲田実業学校の中等部をリベンジ受験し、念願の合格を果たした。

だが「リベンジを達成した」ことで燃え尽き症候群になり、目的を見失ってしまうことに。友だちには恵まれていたというが、中学の「質実剛健」の校風にもなじめず、授業中に寝ていたり、昼から登校したりといったことを繰り返した末、学校へ行かなくなったという。そして中学3年生になったころに付属高校への進学を辞退することを決め、米ニューヨークの全寮制の高校に入学。セレブの子息が集まる学校だったそうで、岸谷は出演したYouTube動画で「ヒュー・ジャックマンの子どもがいた」「普通にプライベートジェットとかで学校に来る人がいる」「ウチぐらいが(家庭の裕福度で)最低レベルだったと思う」などと述懐している。

みんな裕福な家庭で育って余裕があるからか、生徒たちは温和で差別もなかったといい、伸び伸びと学校生活を送った岸谷は優秀な成績を収めて“飛び級”で卒業。現在はイタリアの名門ボッコーニ大学に現役学生として在籍する傍ら、自身の経験を生かした海外留学支援サービス「MMBH留学」や海外大学・留学の情報プラットフォーム「留パス」を立ち上げて実業家としても活躍している。

岸谷は昨年12月に本名の「岸谷蘭丸」に改名することや、有名人夫婦の「2世」であることを本格的に公表。当初は「芸能2世として見られたくなかった。1人の人間として見てほしかった」という理由で本名や親の素性を隠していたが、「ネットで2~3年やってきてバズったのもあったし、ある程度(親の力を借りずに)自分の力で結果を出せたなというのがある。柚木蘭丸としてやり切った」という思いから公表に至ったと明かした。

海外留学関連の自身の事業について「恵まれた環境に生まれると、お金を追い求めるみたいなことは頑張れなくて」と彼らしい言葉で前置きしたうえで、「社会のため、人のためになるサービスだと思ってやっています」と胸を張り、それをもっと飛躍させていくための改名であることを示唆している。

岸谷はさまざまな意味でユニークかつ内面的な深みがあり、次世代の論客としての今後の活躍なども含め、目の離せない存在となりそうだ。

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