【オフィシャルレポート】DOBERMAN INFINITYが10周年記念のリバイバルツアーをついに完走!!
DOBERMAN INFINITYが10周年を記念し、今までの数々の名曲をたどるツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE 2024 ThanX THE REVIVAL』が8月16日に大阪国際会議場グランキューブ大阪メインホールにてツアーファイナルを迎えた。6月の埼玉を皮切りに神奈川、京都、愛知、東京と巡り、彼らにとって初ワンマンライブを行った縁の深い場所・大阪で行われたツアーファイナルの様子をレポートする。
それぞれ思い思いの衣装やグッズを身に纏った老若男女が埋め尽くしたホールの客席。定刻になると「1st SONG」からライブがスタート。各メンバーの10周年の歩みとこれからへの決意を赤裸々に綴られたリリックに、満員の観客も黄色、もしくは白色に光るペンライトを振って応える。サウンドには派手さこそないが、ゆえに彼らが地道に努力を重ねて1歩ずつ1歩ずつ着実に歩んできて今日があることが伝わる。そんな彼らのスタンスが詰まった楽曲が終わると、会場から早速大歓声が巻き起こった。
そして1曲目を歌ったステージ後方の高いステージから、前方のお立ち台前まで移動すると5人は円陣を組み「THE REVIVAL!大阪ファイナルいくぞー!5,6,7,8!」とKUBO-Cの掛け声から、観客も含め「DORBERMAN INFINITY!」と叫び、「5IVE」「2020」「OFF ROAD」「MON5TERS」「Updating Life」と約20分ノンストップでバイブスを最高潮にする楽曲を繰り出し続ける。楽曲の力だけでなく「揺らせ!」「Everybody say!」と5人は会場を終始煽りまくる。コールアンドレスポンスやシンガロングはもちろん「OFF ROAD」では息の合った5人のステップがあったり、「Updating Life」ではタオルを回したりと、10年で積み上げてきた数多のライブでしか見れない会場の掌握力を見せつける。「10周年、あの時から俺たちは1人じゃなかった。大阪お前らもそうだぜ。1人にはさせねぇよ。今日はファイナル。今日からまた未来を一緒に力合わせて乗り越えていこうぜ、大阪!」という言葉通り、前方も後方も1階も2階も関係なく巻き込んでいく様は圧巻だった。
続くMCでSWAYは「ついにファイナルです!寂しいです!いやいやいやいや結構経っちゃったな…」と感慨深げに話す。「10年支えられたおかげで、今もステージで爆音でラップできています!ありがとうございます!」と話すと5人は深々と礼をする。そしてメンバーも変わらず元気に音楽をやれていること、同日の関東の台風の影響もありつつ無事今日を開催できたことにも触れ、「今日来れなかった人やツアーを回れなかった地域の人にも届くくらいのバイブスでぶつかっていくので、皆も真っ向勝負でよろしくお願いします!」そして「10年間応援している人もいれば、昨日から応援している人もいるかもしれないけど、関係なく今日は皆も1人1人がプレイヤーとしてしっかりと最後まで1つになって、また明日から頑張れるパワーを皆に送るんで、しっかりキャッチしてもらってもいいですか?思い切り騒いでいくぜ、よろしく!」と伝えると観客もしっかり声あげて反応する。そして「皆も今日はいつものライブよりも限界を超えた自分を見せましょう。そんな一体感のあるファイナルにするためにも、リーダーKUBOさん、一発お願いしてもいいですか?」と振ると、KUBO-Cは「OK!皆円陣組むぞー!」と叫ぶ。「俺たちはここにいる全員のことを仲間やと思ってる!お前らどうなんや︎そう思うやつ、手を出してくれ!」というとメンバー5人と会場の全員が手を前方に差し出し「5,6,7,8!」とKUBO-Cが叫ぶと、観客は「DOBERMAN INFINITY!」とレスポンスを繰り返し一体感が高まる。そしてその後、「6-Six-」「Citylight」「DESTINY -S.O.L- feat.SWAY,KAZUKI」といったバラードやメロウなナンバーを立て続けに披露。バラードでより引きたつKAZUKIの甘くも透明感ある歌声に酔いしれるだけでなく、「6-Six-」は自然と客席からも合唱が起こるなど、色気と優しさに溢れた空間に変えて、前半戦が終了した。
ツアーを支えてきたDJ HALのDJコーナーが終えると、衣装を変えたメンバーが登場し「Put Your Kicks Up」から後半戦をスタート。メンバー1人ひとりがセンターのピンスポットで歌い、スキルの高さと個性を見せつけ、最後はまた5人がお立ち台からフルスロットルで煽る。そして「スパボ選手権開催しまーす!」という言葉と共に「SUPER BALL」をスタート。この曲はメンバーがヤバいと思う盛り上がり方をしたお客さん5人に、直接メンバーがタスキをかけにいくというもの。プレイヤーとなった観客もより「見せたことない自分」をメンバーに出していく。そして「大阪すごいな!」「タスキが5本じゃ足りないよ!」という言葉と共に客席に降りていくメンバー。観客とハイタッチしながら9歳の子を含む幅広い層のファン5人を選んでタスキをかけに行く。そしてそのまま観客席の目の前で歌うメンバーの姿に最高の盛り上がりを見せる。ステージに戻っても、勢いそのままにタオルを振り回したり、左右に揺らす「Lookin' for」「FLAMMABLE」というブチ上げナンバーを続け、ボルテージは下がらない。MCに入ると「さすがファイナル!さすが大阪!ファイナルは大阪でよかった!ヤバイものを見せてもらいました。皆からパワーもらってるわ」と言わしめた。GSも「今日が一番弾けてるわ。自分じゃない自分がいる。多分泣くかな、今日は。」とのことだった。そして一旦落ち着いた後、スマホライトを促し「さぁここからはゆっくり座って聴いてください」と「夏化粧」「ずっと」を披露。感動的なドラマチックな楽曲をさらに温かい光に包まれて、感動的な景色が生まれる。ただそんな感傷的な気持ちも束の間、この日の2日前に配信された夏の新曲「OH YEAH!!」の映像が流れると、会場はすぐ立ち上がり、もう既に定番アンセムかのような息の合った盛り上がりを見せる。
そして本編最後のMC。SWAYは2018年からの出来事を振り返る。ベストアルバム発売、武道館ライブ、アリーナツアーという思い出もあれば、47都道府県ツアーがコロナで開催できなかったこともあった。ただその壁をファンの皆と一緒に乗り越えて今日を迎えられたことに感謝を伝える。そして「ここで止まりません!20年目もいってやろうじゃないですか!」と力強く宣言する。「アリーナもまた立ちたいし、まだまだ夢・目標がたくさんあります。お互い体に気をつけて、また元気な姿で会った時には騒ぎましょうよ!大阪いいですか!」という言葉に観客席からも約束のレスポンスが届く。そして最後に人生というドラマを生きる全ての主人公に向けた「Konomama」を披露。〈まだクライマックスなんかじゃない〉という歌詞は、これからも続くDOBERMAN INFINITYと自分達の人生に重なる。そして「明日もまた頑張っていこう」という言葉を残し、本編は終了した。
名残惜しさの残る観客席からはすぐにアンコールが巻き起こる。それに応えて登場した彼らは感謝した後「タオルの準備、分かってるよな?」と「踊れピエロ」を投下。本編と全く変わらぬ激しい煽りにも、まだまだフルパワーで応える観客席。そして最後のMCに入ってメンバー1人ずつ挨拶の時間へ。P-CHOがKAZUKIに関するネタを仕込んでいたり、5人の観客席も見ながらの軽快なトークで終始笑いが止まらない時間になるも、P-CHOは「10年前のエナジーを思い出した」、GSは「こんなに沢山の仲間がいることが分かった」、KAZUKIは「一瞬一瞬を大切にしていきたい」、KUBO-Cは「最近増えてきたから、いつか男ファン限定ライブをしたい」、SWAYは名古屋での交通ハプニングも振り返りながらも「6公演じゃ足りない。もう1回やりたい。15周年でもできるよう頑張る」とそれぞれ万感の思いや目標を語る。そして「最後に今日1番の歌声を聴かせてもらってもいいでしょうか︎」と「We are the one」をスタート。壮大なバラードに乗せて、しっかり今日一番大きい合唱が巻き起こる。だがこれで終わらないのが彼ら。本当のラストはパーティナンバーの「マンマミーア!」。〈まだ終わっちゃいねえぜ サボちゃだめ〉と今日1のクラップが必要なこの曲に5人もフロアも全身全霊でぶつかり合う。そして〈終わりよけりゃあ全てがいいじゃん!?〉という景色を見事に作り上げた彼ら。「THE REVIVAL、大阪、ファイナル!この場所がファイナルの場所に相応しい場所でした。ありがとう!」とお客さん、裏方のスタッフ、DJ HALに感謝し、「俺らがDOBERMAN INFINITYでした!」と伝え、ツアーは幕を閉じた。
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