離婚伝説、帝国喫茶、鉄風東京

漢字4文字バンドなぜ急増!?離婚伝説、帝国喫茶、鉄風東京…2024年注目の3バンド

2024.03.29 12:03
提供:ENTAME next

バンド名と言えば、かつては、「THE〇〇」や「〇〇ズ」といった名前が主流だったのではないだろうか。その後、Mr.Children=ミスチル、エレファントカシマシ=エレカシ、ASIAN KUNG-FU GENERATION=アジカン…といった具合に、名前を略して定着するパターンやL’Arc〜en〜Ciel=ラルク、BUMP OF CHICKEN=BUMP、RADWIMPS=RADといった具合に、バンド名の頭の部分で呼ばれるパターン。さらには、もっとシンプルに、スピッツやウルフルズ、GLAY、B’zといった短いバンド名がそのまま親しまれているパターンが主流だったと思われる。

そんな流れを変えたのが、2000年代後半から2010年代前半に登場した、神聖かまってちゃん、ゲスの極み乙女、ヤバイTシャツ屋さんといったインパクト大なバンド名。そこから、さらに流れは加速し、2010年代後半になると、おいしくるメロンパン、リュックと添い寝ごはん、超能力戦士ドリアン…と、一聴してもバンドを想像出来ないような名前が登場して来た。

そして、2020年代に入り、バンド名にまたまた新たな動きが出てきている。ここ数年、漢字を用いたバンド名が増えているのだ。もちろん、氣志團や打首獄門同好会といったバンドが既に存在はしていたが、最近のトレンドは漢字4文字。しかも、四字熟語という訳でもない。例えば、GWに開催されるロックフェス「VIVA LA ROCK 2024」のラインナップを見てみると、離婚伝説、帝国喫茶、鉄風東京といった漢字4文字バンドが出演予定だ。

中でも、離婚伝説は、テレビ朝日の「関ジャム」(4月からは「EIGHT-JAM」にタイトル変更)の年始恒例企画「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」で、川谷絵音がオススメのバンドとして紹介したことでも話題となった2人組。

インパクトのあるバンド名に引っ張られがちだが、音楽性の高さや中毒性のある歌詞とメロディが高く評価されており、たびたび、各所で2024年最注目アーティストとして紹介されているので、その名前を目にした、耳にした方も多いのではないだろうか。今年は、フェスやイベントなどでも観るチャンスが一気に増えそうだ。離婚伝説、今から是非チェックしておいて欲しいバンドである。

続いて、帝国喫茶は、わりと名前から想起しやすい音楽を奏でているバンドである。2020年に関西大学の軽音楽部で結成された4人組バンドで、ノスタルジー漂うイラストのジャケットも特徴のひとつ。曲のタイトルも「春風往来」、「貴方日和」、「心の窓辺」、「泥だらけの純粋」といった感じで日本語タイトルがほとんどで、懐かしさを感じられるような曲調も魅力だ。

また、メンバー4人のうち3人が作詞・作曲を手掛けているという点でも注目されている。つまり、ソングライターがバンド内に3人いるという、なかなか珍しい才能溢れるバンドでもある。それこそ、喫茶店でコーヒーでも飲みながら聴くのもオススメだ。

そして、鉄風東京。こちらは、仙台を拠点に活動する4人組バンド。疾走感のあるギターサウンドが魅力で、等身大の歌詞がバンド好き、フェス好きの若者からの支持を集めている。4月からは全国ツアーがスタートし、その勢いのまま、「ARABAKI ROCK FEST.」や「VIVA LA ROCK」といった大型フェスにも出演するので、離婚伝説、帝国喫茶と同様に、この春から一気に注目を集めそうなバンドである。

さらには、滋賀県出身の5人組バンド・不眠旅行(ねむらずトリップと読む)、2人組のオルタナティヴ・ロックユニット文藝天国、同志社大学の先輩・後輩5人で結成された浪漫革命、昨年結成されたばかりの5人組バンド・名誉伝説といった漢字4文字バンドにも注目だ。

改めて振り返ってみると、日本の音楽シーンには、安全地帯、横浜銀蝿、非常階段、頭脳警察、人間椅子、仙台貨物、東京事変…と、漢字4文字バンドはこれまでにも多数存在していた。音楽性という面でも、キャラクターという面でも、わりとクセが強いバンドが多かったような気もするが、地上波の音楽番組に出演したり(中には、NHK紅白歌合戦に出場したバンドも)、誰もが知る国民的バンドとなったりしたケースもあるので、今回ピックアップした漢字4文字バンドも、今後どうなるかは分からない。

もしかしたら、今年ブレイクして、King Gnu、Official髭男dism、マカロニえんぴつ、Mrs. GREEN APPLEといったバンドに続く、次世代を引っ張る国民的人気バンドへと成長してゆく可能性だって大いにある。サブスク全盛の便利なこの時代、まずは、各バンドの音に触れて、お気に入りを見つけたら、次は是非ライブハウスやフェスで、その魅力を生で体感してみて欲しい。

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