「ENDRECHERI FUNK LIVE 2022」より(提供写真)

ENDRECHERI(堂本剛)、バースデーライブ開催 初のデジタルシングルリリース&「サマソニ」出演も発表

2022.04.11 04:00

堂本剛のソロプロジェクト・ENDRECHERIが10日、千葉県・舞浜アンフィシアターにて「ENDRECHERI FUNK LIVE 2022」を開催。同日43歳の誕生日を迎えた堂本にとって、記念すべき公演となった。<※ネタバレあり>


堂本剛、バースデーライブ開催

8日からスタートした同ツアーは、彼の故郷でもある奈良県・なら100年会館大ホール2デイズ3公演を含む、全8ヵ所17公演。堂本の誕生日当日となったこの日の公演は、名前「つよし」にちなんで午後2時44分開演となった。

また、今回のツアーは「Purple P△rty(パープルパーティー)」と題され、紫のドレスコードがオフィシャル上で提案されている。会場へ入る人たちの多くが、皆、どこかに紫を取り入れ、会場も紫の光でライティング。そこには、こんな時代の日常から離れ、もっと自由に、心を開放して楽しもうというメッセージがあった。

堂本剛、サングラス姿で登場 会場で誕生日も祝福

「ENDRECHERI FUNK LIVE 2022」より(提供写真)
「ENDRECHERI FUNK LIVE 2022」より(提供写真)
「自分を終わらせて、自分へと生まれ戻ろう」オープニングの映像から放たれたメッセージに続き、堂本は紫に染められたステージの下から2人のダンサーと共にゆっくりとせり上がって登場。サングラスに輝く衣装。光を乱反射するトライアングルのオブジェに腰掛けて唄う姿は、まさにファンクマスター。

強い存在感を見せつけ「ENDRECHERI POWER」「GO TO FUNK」など7曲をノンストップで披露。ファンク、ヒップホップ、サイケ、ポップ。様々なジャンルを縦横無尽に行き交うENDRECHERIサウンド。披露した曲の、背景の映像もポップで、時にユーモアも交えて進行する。

2人のダンサーの存在が大きく、剛自身も踊るなどFUNK SHOW色が強かった。バンドメンバーも、派手で奇抜なものを纏い、独特なメイクを施している。野球のキャッチャーマスクや白い羽根、どこにでもありそうなバルーンやスパンコールをアレンジ。なんとも言い表せないものもある。それぞれが自分らしいキャラクターを作り出し、この場を楽しんでいる。

最初のMCでは「43歳を迎えました」と話すと、「プライベート含め、あまり誕生日を祝っていただくということに慣れていない」「ファンの皆様が(堂本の誕生日を)祝いたいといろんなところで言ってくださっているので、今年は20周年の年でもあるので、せっかくなら誕生日LIVEを開催しよう」ということになったと報告。その報告も早々に「早速ケーキの登場です」と自ら誕生日ケーキを呼び込み、ケーキのデキをイジりながら自ら祝いイジるという、なんとも堂本らしい43歳のバースデーMCとなった。

客席との距離を意識的に縮める演出も

さらに、今回のLIVEでは客席との距離を意識的に縮めるための演出も。開演前、Purple P△rtyのドレスコードで自分らしい服をチョイスしてきたファンをスタッフが写真に収め、MC中にスクリーンに映す。その姿を剛がチェックし、客席にもカメラを向けながら印象を語るというものだ。

コロナ禍のため、会場で声が出せない分こういった形で気持ちを通わせようとしている部分もあるが、音楽を通じて堂本自身が解放され、ここにいる人たちと心から繋がろうとしている気持ちでもあるのだろう。

その後、中盤のブロックではアルバム『GO TO FUNK』にも参加している12歳のドラマーのCHITAAが途中でゲスト登場。中盤の曲の中でCHITAAと「ヌルッテたい」など2曲をセッションする場面もあった。

堂本剛、ENDRECHERIとして「FUNK」を体現

「ENDRECHERI FUNK LIVE 2022」より(提供写真)
「ENDRECHERI FUNK LIVE 2022」より(提供写真)
また、2022年でアーティスト活動の20年を迎える堂本。LIVE終盤では、20年前のシンガーソングライターデビュー曲「街」を含むバラードを披露。

ヴォーカリストとしての存在感と、20年を意識感させつつも、その後、ベースを手に「Believe in intuition...」を演奏。この楽曲ではキーボードも演奏しており、儚げな雰囲気から一点、続く楽曲ではギターを手に「勃」など3曲を披露し、才能の幅を見せつけた。

本編ラストの楽曲は、アーティストとしての20年の凄みを改めて感じさせつつ、更なる進化を約束するかのように「これだけの日を跨いできたのだから」を歌い上げステージを後にする。
 
アンコールとして再びステージに上がった堂本は、会場全体との時間を心から共有し楽しむかのようにギターをかき鳴らし、歌い上げ、この誕生日という特別なLIVEを終えた。この日披露された楽曲は全20曲。堂本がENDRECHERIとして体現しているFUNK…彼の現在地がそこにはあった。

堂本剛、初のデジタルシングルリリース&「サマソニ」出演決定

中盤のMCでは、シンガーソングライターデビューからちょうど20年となる5月29日に、自身初となるデジタルシングル「LOVE VS. LOVE」を配信リリースすることを発表。

また、日程やステージなど詳細は後日発表となるが、3年ぶりにSUMMER SONICに出演することも発表され、ファンにとっても特別な日となった。(modelpress編集部)
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