湘南乃風「風伝説 TOUR 2020 四方戦風」の東京公演が開催

湘南乃風、“約3年ぶり”色あせぬ圧倒的パフォーマンス「ここから20周年に向けて!」【風伝説TOURライブレポート】

2021.10.27 14:47
湘南乃風「風伝説 TOUR 2020 四方戦風」の東京公演が開催

現在、全国ツアー「風伝説TOUR 2020 四方戦風 ~ぶっ飛べ クソアツい 粋な祭り 頂け一番~」中の湘南乃風。10月25日に東京ガーデンホールでライブが行われた。

新型コロナウィルスの影響で約3年間ツアーを行えていなかった湘南乃風だが、 徹底した感染対策を講じた上で3月から全国ツアー「風伝説TOUR 2020 四方戦風 ~ぶっ飛べ クソアツい 粋な祭り 頂け一番~」の振替公演ツアーをスタートさせた。

緊急事態宣言等の影響により、日程の度重なる延期や、開場時間の前倒し、歓声の禁止、彼らのライブの代名詞でもあるタオル回しにも会場によっては制限が生じるといった状況を伴いながら、進めてきた本ツアー。そんな紆余曲折あったツアーも残すは東京2公演、静岡公演、兵庫公演という4公演を残すのみとなった。

本公演では、メインステージの上にさらにステージが設置された2階建て仕様のセット。中央のヴィジョンに燃えさかるような太陽が映り、ステージ上に並ぶ4枚の障子のような幕が勇ましく破られ、HAN-KUN、若旦那、RED RICE、SHOCK EYEの4人が登場。

1曲目は「不死鳥」。「燃え上がれ fire burning yeah まさに火の鳥のように」と歌うと同時にビジョンには不死鳥の姿が映る。何度も歌われる「再生!」というメッセージに呼応するように、オーディエンスも勢いよくタオルを突き上げ、ジャンプする。まさに3年ぶりの復活ライブの狼煙を上げるにふさわしいオープニングだった。

HAN-KUNが「俺たちの声、聞こえてるか!?3年ぶり」と叫んで「Joker」に突入。「そんなもんじゃねえだろ?」と挑発するとオーディエンスが一斉にタオルを掲げた。着物を着たダンサー4人がステージ上段で踊るという華やかなパフォーマンスも。

「黄金魂」では、HAN-KUN、SHOCK EYE、RED RICEの3人が歌う歌に若旦那の「自分らしくいろ!」というアジテートが乗る。のっけから一切手を休めずアッパーな楽曲を連打し、若旦那の「次はタオルを持て!今までで1番早くタオルを回せ!」というかけ声とともに「Gold」へ。フロアの熱量によって、何度か曲を止め、限界を突破しようとした。

次に、ピアノの調べが聞こえ、国民的ヒット曲「純恋歌」へ。HAN-KUNが「ここにいるみんなで歌おうぜ。心ででっかい声で歌って。俺たち全部聞こえてるから。この景色から始まるぞ!来れなかった人たちの分も楽しんで歌おう」とコロナ禍で声が出せない客席に呼びかけるとたくさんのライトが左右に揺れる。

一部歌詞を変え、「有明ガーデンシアターで心から歌おうぜ」と歌われたり、SHOCK EYEと若旦那が向き合って極上のハーモニーを聴かせたり、若旦那が「ひとつになりたい!心の中で大合唱!」と叫んだりと、誕生から15年が経っても色あせない美しいメロディとメッセージが場内をセンチメンタルな気持ちで充満させた。

たくさんのウェディング写真がビジョンに映し出される中、演奏されたラブバラード「指」。HAN-KUNが「大好きな彼女がやがて大切なパートナーにかわり、かけがえのない母に変わる。すべての女性に俺たちから感謝と愛を込めてこの歌を」と曲紹介し、「母に贈るうた」へ。

続いて、「親友よ」では、オーディエンス同士が密着できないことを踏まえ、「肩組んだ振りしようぜ」とHAN-KUNから指示が飛び、隣のオーディエンスとエアーで肩を組み、左右に揺れるというコロナ禍ならではの光景が見られた。湘南乃風の表現の重要な軸である近しい人との関係性を歌った曲を続け、オーディエンスのエモーションを高めた。

アッパーな曲でどこまでも盛り上がった本編終盤。「Born to be WILD」では低音のビートと歌が轟く中、一旦オーディエンスをしゃがませてから勢いよくジャンプ。「バブル」では、メンバー4人もオーディエンスも横にジャンプし、派手な盛り上がりを見せた。RED RICEが「俺らは何度転んだって起き上がる。何度でも這い上がるぞ!」と叫び、「一番歌」で締めくくった。

アンコールでも一切テンションを落とさせない湘南乃風。そんな湘南乃風は、2023年にアニバーサリーイヤーを迎える。

HAN-KUNが「本気モード突入!ここから20周年に向けて!」と叫び、「人生1回きり。良いことばかりじゃない。でも今めちゃめちゃいいね」と、話すと「晴伝説」を披露。アウトロで若旦那が「20周年に向けて。頑張れば頑張るほどぶん殴られる世の中だけど俺たちは歌い続ける。だからお前らも生き続けろ!掲げろ!」と口にすると、客席で一斉にタオルが掲げられた。

RED RICEは「俺自身何度も逃げ出そうとしたし、逃げ出す言い訳を探していた気がします」と話したが、このツアーを回れたことで気持ちを改められたと語った。そして、「この前若旦那も言ってたけど、逆風が吹けば吹く程、湘南乃風らしく力を生み出せる。今の湘南乃風が1番かっこいい」と20周年に向けての決意を露にした。

ライブ当日に配信がスタートした、新曲「茶柱立つ」も披露。湘南乃風にとっての“蛍の光”である「睡蓮花」も歌われ、ビジョンには全国各地でタオルを回す人々の姿が映し出された。この日のライブでは、「この場所に来れなかった人の分も楽しもう」というメッセージが何度も繰り返されており、まさにその人々の思いもこの場所に集結したような「睡蓮花」となった。

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