BOYS AND MEN(上段左から:水野勝、勇翔、本田剛文/中段左から:平松賢人、辻本達規、吉原雅斗/下段左から:田村侑久、小林豊)

BOYS AND MENが語る、人気アニメ「シンカリオン」主題歌担当での変化「園児みんなに崇拝される」

2021.07.28 07:15
BOYS AND MEN(上段左から:水野勝、勇翔、本田剛文/中段左から:平松賢人、辻本達規、吉原雅斗/下段左から:田村侑久、小林豊)

デビュー10周年イヤーを迎え、6月には地元・名古屋センチュリーホールでの10周年記念ライブを成功させたBOYS AND MEN(以下、ボイメン)。彼らが、人気アニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン Z」(テレビ東京系)主題歌としてオンエア中の「ニューチャレンジャー」を本日7月28日にニューシングルとしてリリースする。これまでリスナーの背中を押してくれるような数々の応援歌を歌ってきたボイメンが今作に込めた思いについてはもちろん、名古屋の“町おこしお兄さん”から全国区で知られるようになった現在まで変わらないグループのモットーについても語ってもらった。

「前作に負けないくらい良い曲が出来たという自信がある」

――前作「新幹線変形ロボ シンカリオン」の主題歌「進化理論」(2018年)もパワフルな楽曲でしたが、「ニューチャレンジャー」はさらにテンションMAXな仕上がりですね。“シンカリオンといえばボイメン”というイメージも定着したのではないかと思います。

辻本達規:「進化理論」で1年半の間、作品に関わらせてもらったんですけど、今回は前作に負けないくらい良い曲が出来上がったなっていう自信があります。

田村侑久:アニメで2期続けて主題歌をやらせていただけるっていうのはなかなかないから、うれしいですね。

「真っ直ぐにメッセージを伝えるということを心掛けている」

――“VIEWンと行くぜ”など、歌詞への電車ネタの盛り込み方が絶妙ですよね。

水野勝:アニメ作品とのタイアップで今まで僕らがリリースしてきた曲には、前向きな目線のものが多いんですよ。もちろん「ニューチャレンジャー」にも、前向きさと勢いがあるんですけど、“出発進行”とか“発車のベル”みたいな言葉で自然に「シンカリオン」の世界にも引き込まれるというか。

小林豊:“誰かのレールなんて走りたく無いよ”っていうのも、かっこいいよね。

辻本:選ぶポイントが我が道を行くゆーちゃむ(小林)らしいな。

勇翔:(平松)賢人のパートなんですけど、“トビラが開く”のところが好きです。オープニングの映像とすごくマッチしていて。

――あと前作の「進化理論」冒頭の“ガンガンズダンダン!”を引き継いで“ガーン!ガーン!ガーン!”と始まるのも、“らしい”ですよね。

本田:最初は“バーン!バーン!バーン!”になる予定だったんですけど、こっちのほうがより“らしい”んじゃないか? というメンバーの意見を取り入れてもらいました。

――なるほど。ファミリー層の視聴者が多いアニメの主題歌を歌うにあたって、心掛けたことはありますか?

本田剛文:“ワックワクが幕開けて”とか歌詞の世界観もあるので、僕ら自身が楽しく歌っているんだっていうのが伝わるように歌いたいというのはありましたね。

平松賢人:ビブラートを掛けたりテクニックを見せるというよりも、真っ直ぐにメッセージを伝えるということを心掛けてます。

吉原雅斗:レコーディングではいつも歌い回しに凝り過ぎちゃうんですけど、「アニメを見ている子供たちのことを考えて歌ってみて」とディレクターさんに言われて。この気持ちの持ち方一つで歌の届き方も変わってくるので、そういうところに気をつけながら歌っていました。

「ファン層に新しい扉が開けた」

――歌ももちろんですが、ポージングが独特なダンスもすごく印象に残ります。

平松:公園とかに遊びに行くのも気を遣うような自由がきかないご時勢なので、おうちでも楽しめて、子供たちに一緒に踊りたいなって思ってもらえるダンスにしたいということで、ラッキィ池田さんに振りを付けてもらいました。僕らは「Zダンス」って呼んでるんですけど、世の中がもっとこの曲やダンスで明るく元気になったらいいなという思いを込めて、僕らも元気いっぱいに踊ってます。「Zダンス踊ろうZリレー」みたいな企画もスタートさせて、メンバーだけじゃなく「 #Zダンス 」とか「 #ニューチャレンジャー 」のハッシュタグを付けてくださったファンの方のダンス動画を僕らでも検索してワイワイしてますね。

辻本:簡単だけど、頑張ろうと思ったらどこまでもしんどくなれる振付なので、エクササイズと言えるくらいのカロリー消費量じゃないかと。

吉原:腰の回転が多いから、“夏に向けてZダンスでシェイプアップ”みたいなチャレンジの仕方もいいかもしれないよね。

――「シンカリオン」シリーズとのお付き合いももう3年目になって、全国的な知名度がグッと上がったと思うんですが、キッズたちのリアクションはどうですか? 

辻本:東海エリア限定ですけど、各地の幼稚園や保育園にお邪魔する「みんなでおどろう!! ボイメン体操」(CBC)という番組をもう7年くらい続けているんですよ。そこで、ボイメン体操のお兄さんは知らなくても「『シンカリオン』の歌を歌ってるお兄さんだよ」って言うと、園児みんなに崇拝されるくらい効果があるんですよね。作品のパワーの凄さを肌で感じてます。

本田:今はお客さんに来ていただけるイベント自体は少ないんですけど、「シンカリオン」の楽曲を歌い始めてからは客席にちびっこや鉄道ファンの方とかも増えて、ファン層に新しい扉が開けた感はやっぱりありますね。

勇翔:僕は鉄オタというわけじゃないんですけど、大の「シンカリオン」ファンなので

……。「シンカリオン」から「シンカリオン Z」に変わって在来線も出てくるようになったんですけど、今回はいろんな地域の在来線が盛り込まれた話になっているので、全国各地の方々に馴染みのある風景が出てくるなど、より多くの方に楽しんでもらえるようなものになっているんじゃないかと思います。この勢いに乗って、僕らの曲もたくさんの人に聞いてもらえたら嬉しいです。

「見てくれる人をいかに楽しませるかという部分へのこだわりが強い」

――小林さんは「仮面ライダー鎧武/ガイム」」(2013年テレビ朝日系)に出演したこともあって、ファミリー層の知名度が高いイメージがありますが、その時とは違う感触があるのでしょうか?

小林:「仮面ライダー」からは7年以上経っているので、今「仮面ライダー」の話をしてくれるのが、10代になった男の子とかなんですよね。今は新たな世代の子たちが応援してくれているんですけど、その子たちからすればもう生涯「シンカリオン」といえばこの曲だから、僕らも新たなヒーローになれたらいいなって思っています。

――話は変わりますが、10周年イヤーを迎えたということで、ボイメンというグループについても改めて教えてください。キャッチフレーズが“名古屋の町おこしお兄さん”ですが、一言でいうとどんなグループですか?

小林:いかにレモン(ザテレビジョン)が似合うグループになれるかはずっと意識しています。

辻本:ここ大事なところやから、いったん落ち着こうか?(笑)

水野:一言でいえば、(名古屋発祥の)台湾まぜそばみたいなグループですかね。食べたらめっちゃ味濃くて、もういいわってなるくらい重いんですよね。でも久しぶりに食べたいなって思えるような、クセになるグループです。

田村:できれば毎日食べたいって思われるようになりたいけれども(笑)。

本田:地元が名古屋なんで、そういう意味でも名古屋メシ感溢れるグループであれたらいいですよね。

――古い話になりますが、2017年に「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)に出演した時の芸人さん顔負けの輝き方が強烈に印象に残っていて。お客さんを楽しませよう、元気づけようというエンタメ精神は結成当時から変わらないポリシーみたいなものなのでしょうか?

辻本:みんな自分がどう見られるかよりも、とにかく目の前の人を楽しませたいと思ってそこに全力を尽くす、みたいなところがありますね。その結果が「めちゃイケ」みたいにいい方向に進むこともあれば、たまには失敗もするみたいな(苦笑)。

水野:僕らは結成当初の2~3年はお客さんがほぼ0という状況の中で活動してきたので、誰かに見てもらえることのありがたさを身に染みてわかっていて、その中で見てくれる人をいかに楽しませるかという部分へのこだわりが強いんです。そこはずっと変わらないところだなと思いますね。

取材・文=古知屋ジュン

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