M!LK/撮影:笹森健一(提供画像)

M!LK、新体制初ワンマンでみせた“覚悟” 新曲連投で重大発表も<ライブレポ&セットリスト>

2018.11.24 17:20

8月に新メンバー3人が加入して、7人組となったボーカル&ダンスユニット・M!LKが23日、新体制となって初のワンマン『M!LK THE LIVE 2018~わちゃ2&cool これがM!LKっ~』を豊洲PITで開催した。24日に結成4周年を迎えるということもあり、3000枚のチケットはソールドアウト。新旧の楽曲を織り交ぜつつ未発表の新曲も多数加えた全19曲を披露した。


新生M!LK、初のワンマン

東京・大阪を回るツアーの初日となったこの日、神秘的なオーバーチュアからM!LKの新ロゴが白く浮かび上がり、噴き出したスモークがステージを満たすと、その向こうから檀上に颯爽と7人が登場。歓声とカラフルなペンライトの光を浴びて、全員ボーカルで始まる『ハロー!』で快活に7人のM!LKとして挨拶を交わし、「皆さん大きな声出せるよね!?」という塩崎太智(※「崎」は正式には「たつさき」)の叫びから、エキセントリックなデジタルチューン『めちゃモル』へと雪崩れ込んだ。

自己紹介を兼ねたナンバーで7人7様の個性を届けるや、少年らしい若さ弾けるナンバーを元気いっぱいに次々と畳みかけ、デビューシングルの『コーヒーが飲めません』では琉弥がソロを歌う後ろで佐野勇斗がハンドスプリングする場面も。ジャングルをモチーフにした野性味あふれる新曲『ジャングリズム』では、琉弥が猿耳のカチューシャと尻尾で変身して、バナナ型マイクで熱唱した。

塩崎太智/撮影:笹森健一(提供画像)
塩崎太智/撮影:笹森健一(提供画像)
琉弥/撮影:笹森健一(提供画像)
琉弥/撮影:笹森健一(提供画像)

佐野勇斗「てっぺん目指して突き進んでいきます」

ビートの利いたクール&セクシーなダンスチューン『サラブレッド御曹司CITY BOY』に、7人全員がスタンドマイクでパフォーマンスする『Goin’Down』と、ライブタイトルに相応しい多角的な魅せ方でみ!るきーず(M!LKファンの呼称)を魅了していくM!LK。エモーショナルな激しさの中に切なさを香らせる『May』を挟み、バラード『交差点、信号、君と僕』を真っ直ぐな想いの籠もったユニゾンを聞かせた。

ここで、1度メンバーが退場し、場内には佐野と琉弥からボイスメッセージ。4年前のデビュー日の思い出や、み!るきーずへの感謝を伝えて「僕ら7人、てっぺん目指して突き進んでいきます。紅白歌合戦の司会もドームツアーもやっちゃうからな!」と言い切る佐野に続き、琉弥は「琉弥が入って良かったって思ってもらえるように、皆さんにはパフォーマンスで返していくんで、これからもよろしくお願いします」と改めて力を込めた。

佐野勇斗/撮影:笹森健一(提供画像)
佐野勇斗/撮影:笹森健一(提供画像)

M!LK7人の覚悟

すると、大きな風雨と稲妻の音が嵐の到来を告げ、ラフなスタイルからゴージャスな正装に着替えた7人が現れ、最新シングル『Over The Storm』を披露。メリハリのある躍動的なフォーメーションダンス、センターで“ついてこい”と歌い上げる板垣瑞生の力強い声音、クールかつ頼もしい空気感で観る者の心を奪ってゆく。

続く新曲『上昇思考クライマー』では、激しく飛び交うレーザー光線の下で塩崎がバク転したり、リーダーの吉田仁人が“頂点を目指して 僕らは戦ってく”と堂々歌い上げたり、厚みの増したパフォーマンスは止まらない。『Feel Alive』では地に足の着いたリズムと息の合ったダンス&ボーカルで“譲れない想い”をアピール。7人組となって3ヶ月、ファーストワンマンで最も強く伝わってくるのは“7人のM!LK”に対する彼らの覚悟だった。

曽野舜太/撮影:笹森健一(提供画像)
曽野舜太/撮影:笹森健一(提供画像)
板垣瑞生/撮影:笹森健一(提供画像)
板垣瑞生/撮影:笹森健一(提供画像)
山中柔太朗/撮影:笹森健一(提供画像)
山中柔太朗/撮影:笹森健一(提供画像)

み!るきーずがM!LKに見せた最高の景色

もちろん、そこにはみ!るきーずの声援も欠かせず、ライブ終盤には「み!るきーずのクラップとコーラスを録音して、一緒にCDを創り上げていきたい」と、事前告知していた企画も実施。曽野舜太が天然キャラらしく、自分が声を出してしまうドジをかましながらも、無事にレコーディングを済ませ、新曲の『Around The World』をお披露目。

MCでは、新メンバーのリーダー格・山中柔太朗が「4人に支えられて、3人で支え合った日々でした。この7人であることの意味を感じてもらえれば」と語り、吉田が「この4年の中でも稀に見る濃さの3ヶ月でした。メチャクチャたくさん曲を覚えて、本当に頑張ってくれた3人に“ありがとう”と言いたい」と返す一幕も。最後に「この曲で、すごい景色を見せてください!」(佐野)と『Brave Saga』が投下されれば、み!るきーずは歌うメンバーのイメージカラーに合わせて瞬時に色を変えながらペンライトを振り、眩い光とともに7人を支えた。

(左から)曽野舜太、佐野勇斗、山中柔太朗/撮影:笹森健一(提供画像)
(左から)曽野舜太、佐野勇斗、山中柔太朗/撮影:笹森健一(提供画像)
M!LK/撮影:笹森健一(提供画像)
M!LK/撮影:笹森健一(提供画像)

M!LKから重大発表

アンコールでもラブソング『It’s only LOVE』を初披露。これまでのM!LKには無かったほろ苦い表情を垣間見せると、最後は『ボクノアカシ』を力いっぱいユニゾン。“

そして、最後に吉田が「重大発表がございます!」と、2019年2月6日に2ndアルバム『Time Capsule』をリリースすることを発表した。(modelpress編集部)

M!LK/撮影:笹森健一(提供画像)/撮影:笹森健一(提供画像)
M!LK/撮影:笹森健一(提供画像)/撮影:笹森健一(提供画像)

『M!LK THE LIVE 2018~わちゃ2&cool これがM!LKっ~』セットリスト

M1:ハロー!
M2:めちゃモル
M3:ボクらなりレボリューション
M4:ハナキン!
M5:コーヒーが飲めません
M6:ジャングリズム(新曲)
M7:サラブレット御曹司CITY BOY(新曲)
M8:Goin’Down(新曲)
M9:May
M10:交差点、信号、君と僕(新曲)
M11:Over The Storm
M12:上昇思考クライマー(新曲)
M13:疾走ペンデュラム
M14:テルネロファイター
M15:Feel Alive
M16:Around The World(新曲)
M17:Brave Saga

EN1:It's only LOVE(新曲)
EN2:ボクノアカシ
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