こじまつり、前夜祭からすでに神がかる＜6つのポイントを振り返る＞

{mokuji|}

卒業生サプライズ

AKBグループのコンサートでは、“グッとくるサプライズ”というのはファンにとって醍醐味のようなもの。今回小嶋は、卒業生の秋元才加を招き、秋元はオリジナルソング「虫のバラード」（チームK 5th Stage「逆上がり」公演）を披露。小嶋もリクエストアワードなどでカバーしたことがある名曲だが、突然のオリジナルメンバーの登場にファンからどよめきが起こっていた。

卒業生はほかにも、ピアノを得意とする松井咲子が登場。ピアノでショパンを披露したあと、2010年に同会場で行ったAKB48のコンサート「サプライズはありません」と全く同じ演出となる松井が「ポニーテールとシュシュ」を生演奏する粋な再演出があった。

良セトリ　君スキにゃんにゃんバージョンほか…

小嶋が考えたというこの日のセットリスト。各界の代表的な“こじま”を集めて披露した「ハート型ウイルス」（この日は2回披露された）を皮切りに、柏木由紀、渡辺麻友らチームBによる「君のことが好きだから」のにゃんにゃんバージョン「にゃんにゃんのことが好きだから」、チームKによる「回遊魚のキャパシティ」など主にファンからのコールが盛り上がる曲が続々と披露された。

また、2013年に行われた「第3回 AKB48紅白対抗歌合戦」で結成した小嶋と北川謙二（AKB48のスタッフ）によるユニットが再結成され「2人はデキテル」を披露したほか、小嶋と柏木が柏木のソロ曲「夜風の仕業」をゴンドラに乗ってデュエットする場面もあった。

乃木坂46と中継コラボ

さいたまスーパーアリーナでは同時間に、乃木坂46が「5th Year Birthday Live」を開催しており、中継を繋いで“乃木坂AKB”として「混ざり合うもの」を披露。空間を超えてコラボを成立させ、会場を盛り上げていた。

夢のハロプロコラボ

元モーニング娘。高橋愛がゲスト出演し、夢のハロプロコラボも。小嶋、ハロプロ大好き指原莉乃、かつてモーニング娘。のオーディションを受けたこともある柏木由紀と高橋の4人で、小嶋が「一番好き」というモーニング娘。さくら組のデビュー曲「晴れ　雨　のち　スキ」（2003年）を歌唱。

その後、山本彩、北原里英、峯岸みなみ、横山由依が加わりモーニング娘。のヒット曲「LOVEマシーン」（1999年）を完コピし、会場はハロプロムード一色になるという禁断コラボがあった。

たかみな大規模スルーからのノースリーブス復活

元メンバーの前田敦子卒業の際に東京ドームで披露された前田と高橋みなみによるバラード曲「思い出のほとんど」。友情などをテーマにした“通常”感動的な雰囲気に包まれる楽曲だが、“小嶋P”は笑いに変える演出を行った。

この日、「思い出のほとんど」のイントロが流れ始めると、満を持して高橋みなみがサプライズ登場し、小嶋と2人で歌い始めようとした瞬間、高橋ではなく渡辺麻友が歌い始めた。驚きを隠せない高橋だったが、小嶋と渡辺は2人の世界に入り込み、熱唱し続け高橋はそのままスルーされた。

途中小嶋と渡辺に対して「渡辺麻友のソロデビュー曲のタイトルは？」「小嶋陽菜の写真集のタイトルは？」などとクイズが始まると2人は尽く不正解。“思い出がなさすぎる”まま思い出ソングを歌うというシュールな展開のまま、高橋のソロ曲「お手上げララバイ」を歌唱するという“お手上げ”な流れにもっていきつつ、ノースリーブスが“復活”。スルーに物申した高橋に峯岸は「スルーも壮大なノースリーブスの前座だったということで」などとフォローしていた。

アンガールズ田中のエーデルワイス

観客として遊びにきていたアンガールズ田中は序盤「小嶋へのプレゼント」として、バイオリンで「エーデルワイス」を披露。

微妙な空気が漂った。

しかし、田中はトラブルでコンサートが中断してしまった時、場繋ぎとして再びエーデルワイスを披露するよう小嶋に命じられ、アンコールに応じて再披露し「助かった」と小嶋から感謝されていた。

小嶋陽菜が代々木第一体育館で卒業コンサート

11年前、原宿駅でAKB48メンバー募集の告知を見て、応募を決意した小嶋。そんな縁のある原宿界隈の代々木体育館で21日、22日と卒業コンサートを開催する。この日までに“小嶋陽菜色”に染めるべく、プロデュースしたグッズを販売するポップアップショップ、駅や街頭でのポスタージャック、自身がイメージキャラクターを務めるファッションブランドのビルジャック…など、様々な試みで“こじまつり”のスタンバイを行ってきた。

卒業コンサートは「こじはるにしめっぽい雰囲気は似合いません。前夜祭も卒業コンサートも皆様のお力添えのもと、お祭りムードで大いに盛り上げる、こじはる最後で最大規模の卒業祭り」としており、ピンクの空間をテーマに盛大に開催。22日にはいよいよ「こじまつり」本編が行われ、小嶋を盛大に送り出す。（modelpress編集部）